十勝ピザ立国チーム

十勝をピザ王国に!
『日本一長~いピザ』を作った仲間たちの記録

「本別ミステリーサークルづくり」と「音更ヤマチュウ祭り」に行って来ました。

2012年06月25日 09時57分00秒 | お知らせ
23日の土曜日、
ちょっと天候が心配でしたが、
本別のミステリーサークルづくりと
音更のヤマチュウ祭りに行って来ました。


ミステリーサークルは、強力粉「ゆめちから」をPRしようと、
本別農業者、帯広畜産大学、農業大学校の有志で企画されたもの。
それに募集された参加者とが加わってサークル作りに挑戦しました。

完成形は「熱気球」に乗って確認。
見事なミステリーサークルが出来ていました♪


朝の点呼で作業内容などを確認しました。



熱気球に乗って上空から確認
怖くて脚がツリそうでした(笑)



帰りには、音更の雑穀卸問屋「ヤマチュウ」さんの祭りに行って来ました。
小麦尽くしの賑やかな祭りでした。


てんこ盛りな1日でした♪






長いピザ隊長の奮闘後記  『~「こどもらんど」のミッションを終えて~』(完全版)

2012年06月19日 11時20分40秒 | 日本一長いピザ
長いピザ隊長の奮闘後記  『~「こどもらんど」のミッションを終えて~』
※プロジェクトXふうに読んで下さい。

今回のミッションも壮大なプロジェクトだった。
何せ、40周年という歴史の節目に、我々は子供たちの笑顔と満足を獲得するという事、
そして後世に語り継がれる、記憶に残るような仕事(ミッション)を成し遂げなければ・・・。


ところがある日、新聞に目を疑う記事が掲載された。
『ぷれいおん40周年の節目に「39cmピザ」』という文字が・・・。

「センチ(×)・・・とメートル(○)・・・これはマズイ普通すぎる。隊員の士気が・・(^_^;)」
隊長は焦った。。。39センチの普通のピザを作っても意味が無い。
『我々は「39メートル」のピザを作るのだ!』と隊員メンバーに激をとばす。


そんな矢先、吉報が届いた。
「とかちマッシュ、15キロ出しますよ」
「チーズ、20キロ出しますよ」
「ベーコン7キロ出しますよ」
「小麦粉25キロ出しますよ」
「コーン缶、必要分出しますよ・・・」

山が動いた。(正確には企業協力を取り付けた)

「よし行ける。」隊長が確信した瞬間だった。
「19日にはコミセンでまかない食えるぞー!(仕込みができるぞー!)」隊員も沸いた。

コミセンにつくと、今村理事長、羽賀事務局長をはじめ、ぷれいおんの女性陣が先に仕込みに取り掛かっていてくれた。
河村さんもアスパラを届けに駆けつけた。

その心意気に突き動かされ、あるメンバーもまかない作りに精を出した。(この日はほとんどこれが目当て)

男性陣は、机や石窯など資材のトラックへの積み込み。
これにもぷれいおんの男性サポーターが支援に駆けつけた。

「助かった・・・3人じゃつらかった(泣)」

そして当日・・・「快晴だ。」
「時は来た。隊員たちよ集まるのだ。」
私の呼びかけにより、或る隊員は遠くは札幌、紋別から相乗りし、高速道路にカローラを走らせた。
そして、或る隊員は愛車の自転車に飛び乗りペダルを蹴った。

「そう。それぞれが、ただ子供たちの笑顔が見たいが為に・・・」

目線はただ一点を見据えていた。「何としてでも39メートルを達成するのだ。」

長いピザ作りが始まると、皆、自ずと体が動いた。
手元に集中しながら少しずつ網をずらして行く。
途方も無い長さのテーブルの列に次々とピザが連なる。
生地づくりも下焼きも慣れてきた。
手際がいい。トッピングは混乱するので少し制限した。

たった、一つ30センチのピザ生地が、参加者の一つになった気持を象徴し
10メートル・・・15メートルとつながれ、長くなっていく。

そう。これが、食料基地・十勝の食のスケールだ。
子供達は考える事無く、それを「感じて行く・・」そこにもはや、理屈など要らないのだ。

太陽の日差しが激しく照りつけても、もう誰も手を休める事は無かった。
やがて・・・「39メートルピザ 記録達成!」 アナウンスと同時に歓喜の声が会場に響き渡った。

2012年5月20日・・・、一生に一度のこの瞬間が訪れた。
「バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!!」

今村理事長の発声にみんなも心が弾けた。


終わった。長いミッションが終わった。
長かったけど辛いことなど一度も無かった。
むしろ、この日が来る事に心が躍っていた。

これだ。この快感が忘れられないが故に、我々は明日も石窯に火を入れるのだ。
そう確認できただけで幸せなのだ。
「ありがとう」と言われるけれど、「ありがとう」と言うべきなのは我々の方なのかも知れない。




このような機会を与えて下さり

“ ありがとうございました。”

       隊長 岩田博樹