就職活動をするにあたり、やたらと耳にする単語の一つに「ご縁」がある。「ご縁」で何でも解決できてしまうのだから無敵だ。今日はそんな「ご縁」を感じたお話。
M企業とご縁があったのか、第一志望群から内定をいただいた。私の中で第一志望群は全部で10社にも満たない。一度はこのまま就職活動をやめてもいいと考えたが、とりあえず受けておいて損はないと踏みとどまった。
そのM企業から4月1日、2日と拘束を受けた。ようは時間を空けておけとのこと。しかし、1日は第一志望群のT企業選考日。天秤にかけても志望度は同等。ここで死ぬほど悩んだ。T企業に行きたい気持ちはあるが、内定はもらっていないから確実性はない。将来の事も考えるとT企業は辞退し、M企業に絞るのが妥当であり、安全策であった。これからの人生を考えると、保守的行動にでてしまう。
T企業からは新幹線のチケットまでいただいていたので、本社に辞退の電話をすることにした。本社の方は丁重に対応してくれ辞退を快諾。結局、手元には新幹線の往復チケットだけが残った。
その日の夜、見知らぬ携帯電話から連絡が入る。電話主はT企業で少しお世話になった人事リーダーの方。正直、結果的に裏切る形になってしまったことを怒られると思ったがそんなことはなかった。僕も「将来が怖いこと、どうしても今は確実性に走ってしまうこと」を電話で正直に話した。チケットの件もあったし、もう一度お話してみませんか、と言われたのでチケットを握り締めて会いに行った。
指定された時間に行き、会議室に案内され二人で話す。これは選考ではないと言うことでお互いに腹を割って話すことにした。僕も他の選考状況や今の心境を本音で話した。人事の方も自分の就職活動のことや、同じように他社との比較で悩んだ話などをしてくれた。
ある程度会話が進んだところで、人事の方が「dokuくんが望むのならば、もう一度選考に参加してみる気はないかい?もしかしたらもう無理かもしれないけど、本社にゴリ押しで頼み込んでみようと思う。前回選考に参加できなかったのも含めて『縁』なのかもしれないが、まだ選考が始まっていないのに可能性を潰すのはもったいない。もちろん、結果的にご縁が無い形になるかもしれない。しかし、dokuくんもこのままの状態よりはスッキリするのではないかな。どうする?」と言ってくれた。迷う余地もなく、お願いしますと頭を下げた。
さらに、人事はこう続ける。「もし弊社から内定が出たとしたら、その時はまた考えればいい。結果的にM企業を選択したとしても、それはdokuくんの選択だからね。悔いの残らないようにだけ活動しなさい。」と。
ここまで良くしてくれると、激しく第一志望になる。もともとこの企業は人がいいなと感じていたが、あらためて痛感した。こういった就職活動での出会いが、今後の人生に大きく影響するのは納得ができる。
M企業とご縁があったのか、第一志望群から内定をいただいた。私の中で第一志望群は全部で10社にも満たない。一度はこのまま就職活動をやめてもいいと考えたが、とりあえず受けておいて損はないと踏みとどまった。
そのM企業から4月1日、2日と拘束を受けた。ようは時間を空けておけとのこと。しかし、1日は第一志望群のT企業選考日。天秤にかけても志望度は同等。ここで死ぬほど悩んだ。T企業に行きたい気持ちはあるが、内定はもらっていないから確実性はない。将来の事も考えるとT企業は辞退し、M企業に絞るのが妥当であり、安全策であった。これからの人生を考えると、保守的行動にでてしまう。
T企業からは新幹線のチケットまでいただいていたので、本社に辞退の電話をすることにした。本社の方は丁重に対応してくれ辞退を快諾。結局、手元には新幹線の往復チケットだけが残った。
その日の夜、見知らぬ携帯電話から連絡が入る。電話主はT企業で少しお世話になった人事リーダーの方。正直、結果的に裏切る形になってしまったことを怒られると思ったがそんなことはなかった。僕も「将来が怖いこと、どうしても今は確実性に走ってしまうこと」を電話で正直に話した。チケットの件もあったし、もう一度お話してみませんか、と言われたのでチケットを握り締めて会いに行った。
指定された時間に行き、会議室に案内され二人で話す。これは選考ではないと言うことでお互いに腹を割って話すことにした。僕も他の選考状況や今の心境を本音で話した。人事の方も自分の就職活動のことや、同じように他社との比較で悩んだ話などをしてくれた。
ある程度会話が進んだところで、人事の方が「dokuくんが望むのならば、もう一度選考に参加してみる気はないかい?もしかしたらもう無理かもしれないけど、本社にゴリ押しで頼み込んでみようと思う。前回選考に参加できなかったのも含めて『縁』なのかもしれないが、まだ選考が始まっていないのに可能性を潰すのはもったいない。もちろん、結果的にご縁が無い形になるかもしれない。しかし、dokuくんもこのままの状態よりはスッキリするのではないかな。どうする?」と言ってくれた。迷う余地もなく、お願いしますと頭を下げた。
さらに、人事はこう続ける。「もし弊社から内定が出たとしたら、その時はまた考えればいい。結果的にM企業を選択したとしても、それはdokuくんの選択だからね。悔いの残らないようにだけ活動しなさい。」と。
ここまで良くしてくれると、激しく第一志望になる。もともとこの企業は人がいいなと感じていたが、あらためて痛感した。こういった就職活動での出会いが、今後の人生に大きく影響するのは納得ができる。