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飛ばない鳥

夢から覚めた

ご縁

2006-04-03 22:30:12 | 就職活動日記
就職活動をするにあたり、やたらと耳にする単語の一つに「ご縁」がある。「ご縁」で何でも解決できてしまうのだから無敵だ。今日はそんな「ご縁」を感じたお話。

M企業とご縁があったのか、第一志望群から内定をいただいた。私の中で第一志望群は全部で10社にも満たない。一度はこのまま就職活動をやめてもいいと考えたが、とりあえず受けておいて損はないと踏みとどまった。

そのM企業から4月1日、2日と拘束を受けた。ようは時間を空けておけとのこと。しかし、1日は第一志望群のT企業選考日。天秤にかけても志望度は同等。ここで死ぬほど悩んだ。T企業に行きたい気持ちはあるが、内定はもらっていないから確実性はない。将来の事も考えるとT企業は辞退し、M企業に絞るのが妥当であり、安全策であった。これからの人生を考えると、保守的行動にでてしまう。

T企業からは新幹線のチケットまでいただいていたので、本社に辞退の電話をすることにした。本社の方は丁重に対応してくれ辞退を快諾。結局、手元には新幹線の往復チケットだけが残った。

その日の夜、見知らぬ携帯電話から連絡が入る。電話主はT企業で少しお世話になった人事リーダーの方。正直、結果的に裏切る形になってしまったことを怒られると思ったがそんなことはなかった。僕も「将来が怖いこと、どうしても今は確実性に走ってしまうこと」を電話で正直に話した。チケットの件もあったし、もう一度お話してみませんか、と言われたのでチケットを握り締めて会いに行った。

指定された時間に行き、会議室に案内され二人で話す。これは選考ではないと言うことでお互いに腹を割って話すことにした。僕も他の選考状況や今の心境を本音で話した。人事の方も自分の就職活動のことや、同じように他社との比較で悩んだ話などをしてくれた。

ある程度会話が進んだところで、人事の方が「dokuくんが望むのならば、もう一度選考に参加してみる気はないかい?もしかしたらもう無理かもしれないけど、本社にゴリ押しで頼み込んでみようと思う。前回選考に参加できなかったのも含めて『縁』なのかもしれないが、まだ選考が始まっていないのに可能性を潰すのはもったいない。もちろん、結果的にご縁が無い形になるかもしれない。しかし、dokuくんもこのままの状態よりはスッキリするのではないかな。どうする?」と言ってくれた。迷う余地もなく、お願いしますと頭を下げた。

さらに、人事はこう続ける。「もし弊社から内定が出たとしたら、その時はまた考えればいい。結果的にM企業を選択したとしても、それはdokuくんの選択だからね。悔いの残らないようにだけ活動しなさい。」と。

ここまで良くしてくれると、激しく第一志望になる。もともとこの企業は人がいいなと感じていたが、あらためて痛感した。こういった就職活動での出会いが、今後の人生に大きく影響するのは納得ができる。

学習

2006-03-31 10:26:26 | 就職活動日記
学習しない人間てバカだと思う。同じ過ちを繰り返すことはあまりにも愚かな行為だろう。僕は幾度となく同じ過ちを繰り返す経験者なのでよく分かる。


朝9時頃だったろうか。残念ながら正確に時間は覚えていない。

携帯電話が激しく鳴り響く。すばやく企業からの電話にでられるよう、着信音は最大にしてある。

しかし、朝の9時。考えて欲しい。引きこもりでない普通の大学生であればまだ夢の中だ。もちろん普通の大学生である僕も夢を見ていた。

電話の音に過敏に反応し、とりあえず出る。まず、自分の顔を殴る。目を覚ませ!

なぜならその電話は第一志望の会社。

なにやら面接日の変更を申し出てきた。向こうには内定をいただいている会社のことも言ってある。その日都合が悪いと言ったら、「○○(某企業)でしょー?拘束厳しいもんね。」と聞かれ素直にハイと言ってしまった。

なんとか日程の調整を終え、最後に「dokuくん、内定もらっているみたいだけど、○○に行くのー?」と一言。ギリギリ脳みそを働かせながら、『いえ、是非△△(某企業)さんに行きたいと考えています!』と答えた。「その言葉を待っていたよ!」という人事の胡散臭い社交辞令と共に、会話は終わった。


脳みそが働かないなら、一発顔面殴ればいい。


不意打ち

2006-03-29 20:49:18 | 就職活動日記
朝9時頃だったろうか。残念ながら正確に時間は覚えていない。

携帯電話が激しく鳴り響く。すばやく企業からの電話にでられるよう、着信音は最大にしてある。

しかし、朝の9時。考えて欲しい。普通の大学生であればまだ夢の中だ。もちろん普通の大学生である僕も夢を見ていた。

電話の音に過敏に反応し、とりあえず出る。しかし、意識は朦朧としている。

『もしもし、dokuさんの携帯電話でしょうか?』
「ぬぁい。」
『私、○○(企業名)人事部の△△と申します。』
「ぬぁい。」
『一次選考の結果、dokuさんには是非二次選考に進んでいただきたいと思い、お電話いたしました。』
「ぬぁい。」
『今、日程を確認できるものなどありますか?』
「あー、非情に申し訳ないのですが、選考のほうを辞退させていただきたいと思いますー。」
『え?もう受けないと・・・』
「ぬぁい。」
『・・・そうですか、分かりました。それでは失礼いたします。』
「むぁい。」

そのまま、またすぐ寝てしまった。

目が覚めて少しぼーっと考えているとき、自分の過失に気がついた。もともとその企業は第二志望群。しかし、選考はある程度まで受けてみるつもりだった。なのになぜ断ったのだろうか。さらに、もし電話の相手が第一志望群の企業だったらと思うと非常に怖い。


寝起きでも頭をフル回転させなくてはいけないのか。


面談

2006-03-24 20:49:28 | 就職活動日記
この前は面談の日だった。

学生が僕を含め2名。

ホテルで高級なお茶を飲みながら話を聞くものだ。

ここで少々話が脱線するが、僕は剣道部だった。剣道は無駄に正座が多い。礼を重んじる剣道では当然のこと。しかし、ずっと正座だと足がカクンカクンと逝ってしまう。長時間正座の後の「集合ダッシュ」は折れるよね。マジで。

正座を解きたいときはどうすればいいのか。高校時代に正座を解くときの作法を学んだ。『一回目に「足を崩していいですよ。」と言われても崩してはいけない。二回目に「足を崩していいですよ。」と言われてから、一礼をして崩しなさい。』と教えらたものだ。まぁ、結局自主的には崩せない。

剣道のこういう奥ゆかしい綺麗な日本的伝統は結構好きである。

そう教えられているものだから、お茶を出されても手を出せない。

僕は「飲んでいいですよ。」と言われたら一礼し、二回目に言われるのを待つ。二回目は「いただきます!」と一言言ってから、一気に半分くらい飲む。そうしないと残しちゃうからね。

それが僕の中での『常識』だったのだが、この前の面談で全てが打ち砕かれた。

一緒に座った学生は、席に腰をかけるや否や、水を一気に飲み始める。珈琲が運ばれてくると相手が話している最中なのに堂々と飲む、飲む、飲む、おかわり、飲む、飲む。

その間、一度も「どうぞ」と言われていない。

高校時代に学んだ奥ゆかしき日本の伝統が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちるではありませんか。

正直、こういう人をみているとイライラする。
同じ空間にいるだけで腹が立つ。

しかし、僕は気付いた。

僕はお茶に手を出していない。せっかく頼んだのに、全く飲んでいない。僕の方こそ無礼に当たるのではないかと。


最近の悩みだ。


嘘はイクナイ

2006-03-23 18:48:32 | 就職活動日記
正直者でまじめな僕は、嘘をつくたびに心の崩壊音が聞こえます。


「御社が第一志望です!」(弊社の志望度は?と聞かれて。)
全ての会社が第一志望。

「御社の可能性に魅せられました!」(志望動機を聞かれて。)
全ての企業で言っています。

「私は堂々としているとよく言われます!」(性格を聞かれて。)
内心きょどりまくり。

「特技は剣道です!二段です!」(特技を聞かれて。)
剣道は嫌いです。二段は適当にやっても取れます。

「趣味は水泳です!毎週1000m泳いでいます!」(趣味を聞かれて。)
最近行ってません。1000mも泳げるはずない。

「毎日学校に行っていました!」(大学生活を聞かれて。)
一週間に一回行けばいいほうです。

「A:B:Cは5:4:1くらいです!」(成績を聞かれて。)
ちゃんと調べたら4:3:3くらいでした。


就職活動を通して、身につけつつあるもの。

『ちょっとした演技をしつつ、平常心で嘘をつく力』


なかなか、たくましくなってきた。


写真

2006-03-12 19:12:16 | 就職活動日記
今日は証明写真を撮ってきた。

今までスピード写真だったが、デキがいいのはやはり撮ってもらったものだろう。若さを戻すために髪を切るも、失敗して軽くテンションが下がりながら撮ってもらった。

写真撮影が終わると、「じゃ、修正しますねー」の一言。

修正?

そんなに醜い顔でしょうか・・・
と本気で聞きそうになるくらい耳を疑った。

聞けば髭の剃り残しなどを直してくれるらしい。

実際に作業を覗かしてもらい、修正前と修正後を比較してみる。

うわぁ、全然違う。

すごい、すごいと騒いでいると「女性はもっと激しくやるのよ、あはは!」と高笑いしていた。

ただでさえ化粧で誤魔化されているのに、写真でさらに細工されたらたまったもんじゃありませんな!

と心の中で叫んだ。


写真は本人にあらず。


若さ溢れる学生です!

2006-03-11 23:37:07 | 就職活動日記
スーツを身にまとい、代田橋付近を闊歩していた。威風堂々と歩いた。自身を持って道に迷っていることを認めていた。

何とか無事目的地付近に辿り着き、ホッとしたのも束の間、ウロウロしていたおっさんが近づいてくる。

『もしかしたら人事かもしれない。どこから試されているかわからない。気をつけろ、doku!』

と身構えながら対応した。



「あのー、ここの隣に分譲マンションができまして、よろしければお時間のほ・・・」

『私まだ学生です!』


そんなに若さないかな?


3列シート

2006-03-02 07:21:57 | 就職活動日記
今日からまた東京。

今回は前回の反省も生かし3列シートのバスで臨むことにした。

kohのように前日から行くことは時間的に無理。

引きが弱い僕にとって、さとすけのように隣に女の子が座る確率は皆無。

1500円ほどの出費だが無難な選択だろう。


バスに乗って1時間位したら友人からメールが。

「バス寝れる~?」

『だめだ寝れないよー。』

そんなやり取りをして気がついたら新宿だった。

「大丈夫~?」

そんなやさしいメールに心が痛んだ。

『ごめん、よく寝れました。』そう送ろうと思う。


3列シートはよく寝れる。


保留

2006-02-27 18:20:24 | 就職活動日記
最終面接を受けた企業の人事に偶然合同説明会で会い、挨拶に行きました。

その場で前回の選考の結果を伝えられ、合格。


「dokuさん、合格ね。」
『ありがとうございます。』
「またまたー、受かると思ってたくせにー。」
『いやいや。』
「でもぶっちゃけ、dokuさん当社に来る気ないでしょ?」
『・・・いやいや。』
「別にいいんだよ。当社もdokuさんが来てくれるとは思っていないんだ。ただ、これも何かの縁だからね。他企業に全部落ちるかもしれない。そのときは是非当社に来て欲しい。これは内定だけど、保留のようなものだから。」
『はい。』
「あとはdokuさんがこれから就職活動を通じて、悩み・考えて納得いく答えを見つけていけばいい。だから、これからも頑張ってね!」
『ありがとうございます。』


正直ここまで言われると好感すら持てます。


とりあえず社会人にはなれるようですが、残念なことに行く気はありません。


さて、ここからが僕の就職活動本番かな。


今から飲み会

2006-02-16 22:07:15 | 就職活動日記
東京初日。

バスで行ったのは正直失敗だ。体が痛いし、ほとんど眠れず体調も最悪だ。お金が無いからバスで行くしかないのだが。あと何回こんな思いをするのだろう…、と想像しただけで激しく萎えた。今回は説明会だからいいが、面接前にバスで行く人は猛者なのだろう。

普段から道に迷う僕が見知らぬ土地を歩けるのだろうか。

否、歩けるはずが無い。

品川で降りて即効「右か左」の二択で迷う。

しかし、だてに何十年方向音痴をしていない。こんな状況は想定内だ。秘策がある。

『かわいい子のあとをついていけ作戦』

かわいい子は大抵どんなことをやっても正当化されるのだから間違いない。真新しい鞄、靴、コート、スーツで身を包んだ「いかにも就職活動やってます!」的な人の後をついていく。ビンゴ。

無事ついた今日の説明会ではグループワークがあった。
四人一班。最初は定番の自己紹介。

「早稲田の○○です。」(おぉ、早稲田!)

「同じく早稲田の△△です。」(同じくって…)

「東大の□□です。」(キター!東大!)

ここで怯んだら田舎者丸出しだ。気合いを入れて自己紹介。

『東北から来ましたdokuです!』

一同「えっ!?東北!!?」

思いっきり田舎者丸出しにしてしまった。

楽しくはない自己紹介も終わり、僕は共同作業する前からどんな切れた意見が飛びかうんだろうと想像するだけで興奮してしまった。

まぁ、実際作業に取り掛かると普通だったけどね。抜群に切れた感は無かったけど、論理的に考えてて楽しかったな。みんな普通の大学生で少し安心安心。

どーでもいいのだが、早稲田二号の髪型が思いっきり「七三」なのが気になった。

明日はバレンタイン

2006-02-13 21:00:13 | 就職活動日記
明日チョコもらえるかなぁ?

そんな期待に胸躍らせています♪

そんな明日は某企業の人に会ってきます。

電話で連絡を取り、集合時間・場所を決定。

なんかデートみたいだね!

しかし、時間・場所がわかっても顔を知らないのだから不確定要素が多すぎる。なので何か目印を持っていてくれとのこと。

「え?バラとかですか?」

と聞きたかったが、新聞もってこいとのこと。

なんか出会い系みたいだね!


正直、良い噂を全く聞かない企業ですが、基本的に自分の目と直感で判断したいタイプなのでフラットな感覚で評価したいなと思います。まぁ、あんだけの噂が流れるくらいだから本当なんだろうけどね。

うは、評価してやる、だって!

気持ちいいね!


チョコ貰えたら考え直してやろう。


集団面接

2006-02-11 18:09:14 | 就職活動日記
今日は初めての「集団面接」の日です。

それなりに緊張しましたが、意外とリラックスして受験できた気がします。

面接対策は現段階での自己分析をまとめるだけで、文章を暗記するのはやめました。そのおかげもあってか、「おぉ、俺以外と口回るなー」なんて関心。「私」「御社」なんて言葉が普通に出てきて気持ち悪かったです。

面接はハッタリということで、多少の「化粧」をしながら綺麗にまとめていきました。しかし、面接官に目をじっと見られると、チーク塗りすぎちゃったり、アイラインきつくなっちゃったりで大変な顔に・・・。お化粧って大変ね。

面接も無事終了し、ホッとするのも束の間、今度は「SPI&適性検査(性格テスト)」

性格検査は全350問・・・

馬鹿かと思いました。

途中からラリれます。

頭が逝っちゃってる状態で一番面白かった質問は

「有名人とお近づきになりたいですか?」

2秒で

『YES!』

に丸して帰ってきました。


うかればいいな~♪


適性検査

2006-02-10 18:07:10 | 就職活動日記
以前受けた就職活動のための「適性検査」がフィードバックされ、その結果を見ていました。

SPIとかも適性検査に入るのかなぁ?よく分かりません。

まぁ、今回僕が受けたのは「EQテスト」のようなものかと勝手に思い込んでいます。違ったらごめんね。

「EQ」とは・・・。(´△`)アァ、メンドクセ


テストの結果はアバウトに濁しながら書かれているのかと思いましたが、思いっきり数字でドバーン・・・。「あなた何点です」くらいの勢い。こんだけ自分に点数のようなものが付けられると、正直気持ち悪いです。

なんでこんな機械ごときに

『指示や命令を着実にこなし、自分が計画・企画して決断したこともやり遂げる「行動・実行力」にやや欠けるようです。これを機に自分を見つめ直してみましょう。』

なんて言われなくてはいけないのでしょうか。

腹立つぜ!


しかし、この解答を導き出したのは他でもない僕自身なわけです。

弱点だぜ!


でも、総合ポテンシャル「82%」とかってまぁまぁじゃない?

A浮きだぜ!


悔しい!!

2006-02-02 19:03:00 | 就職活動日記
今日は大学で「面接講座」がありました。

講座のあとには「模擬面接」もあるとのこと。

実際に模擬面接を受けてきました。

練習とはいえ、独特の雰囲気にちょっと緊張してしまい、話す前まで考えていたことが全部吹っ飛んでしまったのですが、それなりにまとめて「自分では」よく話せたと感じていました。

模擬面接が終わったあとの感想がやばかった。

・内容が稚拙
・伝わる人間性が少ない
・話に立体感が無い  などなど…

それはもう驚愕するくらいボロクソ言われたわけです。

『ニコニコ』と酷評を突きつける面接官に、「はぁ?くそ、(ピー)~!」なんて心の底では思いながらも『ニコニコ』して聞いていました。

久々に悔しい思いをしましたが、確かにこのままでは伝わらないと言われたら反論できません。まぁ、それを学べただけでも良かったのかもしれませんが。


しかし、まぁ、僕は何を売りにすればいいのだろうか。

大学生活、今まで何やってきたんだろう・・・。

あっ、それを自己で分析しなくちゃいけないのか。


くっそー、唸らせるようになってやるー!!