ふらりと横浜に行ってきた。
初日は横浜をぶらぶらして、二日目は関東圏の友達とぶらぶらしたあと終電で帰宅。友人にはあまりアポを取っていなかったが、どうせみんな暇だろうな、なんて勝手な推測のもと新幹線に乗ることにした。
初日に訪れた横浜といえば中華街。悪天候と予想されていたにもかかわらず、30℃を超す猛暑。強い日差しの中、昼食を求めて汗を流した。
旅行で好きなのは「アウェイ感覚」。恥はかき捨てとまではいかないものの、どうせ知っている人などそうそういないし、すれ違う人には一生会わない。そんな感覚が気持ちを大きくさせる。
暑さのため体は疲弊しても、自然と心は躍っていた。
何食べようかなー、おそらくそんなことを考えていただろう。その刹那、気を抜いていた僕の両肩に衝撃が走る。ズッシリと重みのある双肩の感覚以外、状況が全く把握できない。「dokuちゃん!!」その聞き覚えのある声と、正面で僕に手を伸ばす不敵な笑みを見て、がっくり肩を落とした。
悪魔の笑みを自在に操るのはRopponとKasu。
繰り返すが、旅行で好きなのはアウェイ感。ラーメンとボーリングに青春を注いでいた友人たちはまさしくホーム。繰り返すが、旅行で好きなのはアウェイ感。
横浜にいて地元を彷彿させる彼らとの出会いは偶然か必然か。ウザくもあり、どこか嬉しくもあった。
適当に横浜を堪能し、二日目に予定するは関東の大学に進学した友人との再会。とりあえず、一人だけしかアポを取っていなかったので何人かに電話をかける。
今日遊ばない?という誘いに「無理。」という返事がこだまする。どう考えても悪いのは自分。みんな忙しいわけだし、連絡の一つくらい入れるべきだったな。結局全滅。唯一誘うことのできた友人とサシで飲んだ。
旅行であっても「ホーム感覚」は少し欲しいかも、そう思いながら新幹線に揺られていた。