goo blog サービス終了のお知らせ 

飛ばない鳥

夢から覚めた

先輩は踏み台

2006-10-01 21:43:39 | Weblog
突然電話が鳴る。

「急ですが、今日バイトに入れませんか?」

次の日は8:00からバイトもあるし、前日もあまり寝ていない。無理をしたくなかったので丁寧にお断りすることにした。

「そうですか…。人手が足りなくて…。どうしても無理ですか?」

なんだろうこの妙な気持ち。テレビを見ながらぼけーっとしている自分が、えらく悪者であるかのようだ。この前まで旅行に行っていたので迷惑をかけていたことも重々承知している。そんな偽善的な感情も相まって、「ラストまでは厳しいですが今すぐ用意して行きます。」と残し、電話を切った。

夕飯前であったが食べずに急いで準備。原付を飛ばす。

到着すると店は大繁盛。予約パーティーが二件あり、お客さまもひっきりなしに来店していた。応援を呼ぶほどの忙しさもうなずける。久しぶりの仕事でだいぶ感を取り戻すのに手間取り、逆に迷惑をかけたかもしれなかったが時間を忘れるほど熱中した。

止まることを知らない客足だったが、一件目の予約パーティーが終了。これで一息つけるかと思ったが、そんなに甘くない。二件目の予約パーティーが21:30前後から始まるのだ。まだバイトを始めて日が浅いが、こんな時間から予約パーティが開かれるのは初めて。

また忙しくなるな、そんなことを考えていたら見覚えのある顔が入り口付近をウロウロしている。よく見ると他のバイトの後輩三人だ。今度遊びにおいでよ、なんて言っていたのを律儀に聞いていたのかもしれない。かわいい後輩たちだな、と胸がときめいた。

本当は僕が席に案内したかったが、出迎えるには少し遠い距離だったので他の方が案内する。どこに座っているんだろうか、後でオーダーでも取りに行こう、そう考えながら注文を取っていた。

料理を運ぶついでに後輩たちを探すため、店舗を循環していて愕然とする。後輩三人はしれっと予約パーティ席に座っていた。

落ち着け、落ち着け。
心の中でそう叫びながら現状整理をする。

・今日はあまりに忙しいから助っ人で入ることになった。
・本当は遠慮したかった。
・しかし、困ったときはお互い様。しかたがない。
・どうやら、忙しい原因は予約が二件あるから。
・それでなくても土曜日は混む。
・そのうち一件は時間が遅いため、忙しさが継続する。
・その予約が後輩たちだった。

深く深呼吸をついて、業務に戻ことにした。

忙しかったため後輩たちの席に行くことはあまりなかったが、楽しんでもらえたのなら僕の労働も報われるってものだ。

結局、帰りたいですと言えないままラストまで業務をし、家に着いたのが3:30。朝7:00に起きて、少し意識が飛びながら19:00まで働いた。

そんな明日は内定式のため東京に向かいます。


もう待てない

2006-09-18 05:00:58 | 思いつき
タイに行ってきます。


秋夜

2006-09-08 02:33:31 | Weblog
バイトが終わって外に出たのは午前2時。

空を見て驚いた。

夜空を傍若無人に支配する満月はあまりに雄大。
気がつかないうちに、空も驚くほど手が届かなくなっていた。

一聴惚れしたお気に入りのJAZZを流しながら、少し叫んだ。


保育園

2006-09-05 01:14:15 | Weblog
保育園でバイトを始めることになった。

以前何かの飲み会で、知人と呼ぶには時間が足りない知人に「バイト何やっているの?」と聞かれ、「塾と飲食店とプールの監視員。あ、あと今度保育園でバイトが始まるんだー。」と答えたところやけに感動され、最後の保育園は卑怯だと隣の男に罵られた。

そうか、そうか。もう一度声を大にして言いたい。
子供が好きなので保育園でバイトを始めることにしました。


さて、今日から本格的にバイトが始まったのだが、保育士という職業は実に多忙を極めているのだろう。仕事内容の片鱗すら見ていないが、保育士の顔を見れば容易に理解できる。子供の前では笑顔を見せているものの、その額に噴出す汗や、ふと見せる無表情、遠くを見つめるその視線が全てを物語っている。

保育園でバイトといっても、食器洗いやトイレ掃除などの雑務をこなし、その合間に子供たちと遊ぶ。初対面にもかかわらず「おにーさーん」と寄ってくる子から、恥ずかしがって名前すら教えてくれない子まで様々だ。

今日は3歳児が集っていた部屋でブロック遊びをすることに。先生には「遊んでください。」と言われたものの、何をして遊べばいいのか分からない。とりあえず、「何作ってるのー?」なんて無難な質問を投げかけて歩み寄る。横目で保育士の先生を見て軽く真似してみる。やっぱりプロは違うね。

時間と共に打ち解けはじめ、僕は終始ニコニコしながら遊んでいた気がする。一人ブロック遊びをする女の子を捕まえ一緒に家を作ることに。ランダムに積み重ねられるブロックは実に近未来的な階段だった。「ここにブロック置いていいよー。」なんて可愛く言われると実に心が安らぐ。

数十分も遊んでいると母親が子供を迎えに来た。先生に「お兄さんにバイバイは?」と言われる子供。「おにーさん、またね!ばいばーい。」と手を振り、名残惜しそうに何度も振り返りながら母親に手を引かれる姿を想像する。しかし現実世界ではスクっと立ち上がると一緒に遊んでいた僕のことなど見向きもせず、まっすぐ母親の元に駆け寄って行く女の子がそこにはいた。これだから女は冷酷で嫌なんだ。ときに天使も残酷だという現実を受け止める。


なんだかんだで癒され続けてあっという間に終わった。

赤ちゃん言葉にならないかな、今懸念すべきはその程度だろう。


休日

2006-09-03 13:47:14 | Weblog
何も予定のない休日は久しぶり。

今日は気分転換をして英気を養いたい。

しかし、なかなかにバタバタした1週間であった。おかげで体調を崩し、鼻水と気だるさが常にコンボ攻撃をしてくる。向こう10日は連日バイトコンボが炸裂しているので早めに治したいものだ。

「学生のうちからこの程度で体調崩したら、社会人になったら死ぬんじゃないかなぁ。」家に届いていた内定式案内届けを見ながら、そんな不安を胸にしまいこんだ。


一年

2006-09-01 14:28:55 | Weblog
ふと気がついた。

ブログを書き始めて一年が経っていた。

振り返ると長いようで短かった一年、そんな使い古された言葉がピッタリはまる。


「失ったものは小さく、得たものは大きい。」

少しだけ自信がある、そんな充実した一年。


秋田花火旅行 二日目

2006-08-31 14:54:51 | 思いつき

朝の目覚めは水から。

この日は待ちに待った花火大会。何事も形から入りたい僕は甚平を買い、祭り気分を一人で盛り上げる。女性陣もゆかたを着るということで単純な男共は一様に興奮した。「ゆかたは3割増」なんて言うけど本当だね、あれは。

場所取りには成功したものの、おそらく30度を超す猛暑と、ギンギンに皮膚を突き刺す日差し。花火開始まで必要以上に残された時間。6時間以上の我慢大会が始まる。

全員の働かない頭で振り絞った知恵を駆使して日差しをしのぎ、花火が始まった。


絶句どころの騒ぎではない。感動や驚きから声が出なくなったことはある。しかし、あまりの現実に期せずして声を漏らし、気がつくと手をたたいて感情表現をしていたのは22年の人生で初めての経験かもしてない。それほどの衝撃を受けた。何度も思わず「あぁぁぁ!!」と叫び、不思議なことに大声で笑っていた。

「来年は桟敷席で見たいね!」なんて一年後の計画を立てて興奮するほどの花火大会だった。


最良の形で締めた今年の夏。


秋田花火旅行 一日目

2006-08-28 14:18:27 | 思いつき
「花火が見たいなー。」

そんなことを話していたのはもう何ヶ月前のことだろう。

角館の桜に心を奪われて以来、2度目の秋田旅行。不動のメンバーに山崎さんが加われば鉄板だ。

大雑把な計画としては
・盛岡で懐石そば+わんこそば
・秋田で適当にぶらぶら
・旅館で適当にぶらぶら
・花火会場で朝から場所取りをしながらぶらぶら
・花火観賞
・徹夜でKohが運転
・昼まで寝てラーメン後解散

完璧な予定に自信をもってレンタカーを走らせた。


盛岡到着と同時に以前わんこそばを食べた東家へ。わんこそばに必死な抵抗を繰りひろげる姿を笑いながら、Kohと僕は懐石そばを食べて舌鼓を打つ。わんこそば、もといドS女中と死闘を演じた僕らだからこその計画なのだ。

他人がわんこに苦しむ姿を想像するだけで自然と笑顔になる。暖簾をくぐって意気揚々と「わんこが5人前に懐石が2人前!」と頼んだ。『懐石は予約制です。』予想外の返答にうろたえる。「あぁ、そうですか…。じゃ、わんこ7人前で。」必要以上に動揺しながら力なくつぶやいた。

自分がわんこに苦しむ姿を想像するだけで自然と笑顔が消える。心の準備ができる前にわんこの準備が整った。今回も間髪入れずわんこが常時おわんに注がれることを懸念していたが、僕たち7人に対して2人の女中だったため前回よりは余裕があった。101杯の自己新記録で蓋を閉じる。正直、もう一生わんこそばは食べなくていいと思った。


わんこで異常に膨れた腹のまま、次なる目的無き目的地へ向かう。ドライバーとナビゲータの思い付きにより寂れた遊園地に到着。思いつきの割には十分楽しめた遊園地だった。


無事旅館に着き、非常にまったりする。食事やらトランプやら湖やらお酒やら。17畳の部屋は7人で寝るのには十分すぎる広さだった。それなのに、半分以上使わないで寝るという行為は贅沢の極みであり、あまりにも非効率なものであった。

空がにわかに明るくなるまで話にふけり、いつの間にか目を閉じていた。


横浜小旅行

2006-08-22 21:13:59 | Weblog
ふらりと横浜に行ってきた。

初日は横浜をぶらぶらして、二日目は関東圏の友達とぶらぶらしたあと終電で帰宅。友人にはあまりアポを取っていなかったが、どうせみんな暇だろうな、なんて勝手な推測のもと新幹線に乗ることにした。

初日に訪れた横浜といえば中華街。悪天候と予想されていたにもかかわらず、30℃を超す猛暑。強い日差しの中、昼食を求めて汗を流した。

旅行で好きなのは「アウェイ感覚」。恥はかき捨てとまではいかないものの、どうせ知っている人などそうそういないし、すれ違う人には一生会わない。そんな感覚が気持ちを大きくさせる。

暑さのため体は疲弊しても、自然と心は躍っていた。


何食べようかなー、おそらくそんなことを考えていただろう。その刹那、気を抜いていた僕の両肩に衝撃が走る。ズッシリと重みのある双肩の感覚以外、状況が全く把握できない。「dokuちゃん!!」その聞き覚えのある声と、正面で僕に手を伸ばす不敵な笑みを見て、がっくり肩を落とした。

悪魔の笑みを自在に操るのはRopponとKasu。

繰り返すが、旅行で好きなのはアウェイ感。ラーメンとボーリングに青春を注いでいた友人たちはまさしくホーム。繰り返すが、旅行で好きなのはアウェイ感。

横浜にいて地元を彷彿させる彼らとの出会いは偶然か必然か。ウザくもあり、どこか嬉しくもあった。

適当に横浜を堪能し、二日目に予定するは関東の大学に進学した友人との再会。とりあえず、一人だけしかアポを取っていなかったので何人かに電話をかける。

今日遊ばない?という誘いに「無理。」という返事がこだまする。どう考えても悪いのは自分。みんな忙しいわけだし、連絡の一つくらい入れるべきだったな。結局全滅。唯一誘うことのできた友人とサシで飲んだ。


旅行であっても「ホーム感覚」は少し欲しいかも、そう思いながら新幹線に揺られていた。


逆夢

2006-08-18 20:16:23 | Weblog