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工作メモ

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Slitaz の LiveUSB 運用

2018-10-20 04:13:14 | Linux
LiveUSBの動作
WebからダウンロードしたSlitazのisoファイルをCDに書き込んだり、rufusやUSBWriterなどでUSBメモリに書き込むと、
Bootable CD、またはBootable USBメモリと成り、Slitazを起動できるメディアが出来上がる。

このメディアを使って起動した場合、システムに加えた変更はどこにも保存されない。
例えばプログラムをインストールしたり、システムをアップデートしても、Slitaz を再起動すると、
変更を加える前の状態で起動することになる。さらに、ユーザーが作成したデータや、ダウンロードしたファイルなども、
意識して別のメディアに保存する操作をしない限り、再起動とともに消え去ってしまう。
これでは、Slitazの評価や一時的なWebの閲覧くらいにしか使えず、実用的とは言えない。

Slitazをハードディスクにインストールせずに、多少とも実用にする手段として、LiveUSBがある。

LiveUSBを作成しそのUSBメモリがらSlitazを起動すると、USBメモリが/homeにマウントされ、
ユーザー側のデータはUSBメモリにそのままの形で保存される。
ただし、起動のたび、システムはUSBの中に入っているアーカイブから読み出されるので、システムへの変更は保存されない。
素のSlitazが実用になるユーザーなら、LiveUSBは十分使える運用形態だろう。

LiveUSBの作成
LiveUSBの作成は、CDから起動したSlitazであれば簡単である。
  ・起動に使用したCDをトレイに入れたままにしておき、
  ・最低128MB程度のUSBメモリをフォーマットしてPCに刺し、ダイアログが表示されたら[Cancel]をクリック。
  ・[Application]メニューから[System Tools] -> [Create a LiveUSB] を選択。
  ・root のパスワードを尋ねてくるので、rootと入力して[OK]をクリック。
  ・下側のドロップダウンメニューでインストール先のメディアを選択して[OK]をクリックする。
   注意:ハードディスクが接続されているPCの場合、ドロップダウンメニューは、
      USBメモリではなくHDDが優先されるので間違わないように。
ダイアログにエラーの表示が出るが、私のシステムでは、LiveUSBの作成は成功しているようである。

なお、USBメモリがFAT32でフォーマットされていると、ブートローダーとしてsyslinuxがインストールされ
/home は UMSDOS形式で作成される。フォーマットが ext4 であれば extlinux がインストールされ、/home は
そのままマウントされる。

Slitazの起動にUSBメモリを使用した場合は、LiveUSBの作成の前に、Slitazのisoファイルをダウンロードなどし、
[TazUSB]ダイアログの[ISO image]の欄でisoファイルを指定する必要がある。


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