今日の美鈴様

今日の美鈴様は桜の花びらを思わせるような淡いピンクのジャケット。家の近所の桜は、昨日からの雨に打たれて散ったものもありましたが、美鈴様のお美しさは散ることなどございません。むしろ、聖母のごとき慈愛に満ちた美しさは、まるで散った桜花を悼むかのようです。

それにしてももしも美鈴様が近所で美容院でも開いていたら、毎日のように髪を切り、ついにはつるつるに剃るだけでは足らず、眉まで落としてしまうことにもなりかねません。そうなると、周りに対しても「ファッションやないかい」と緑色のスーツを着て言い訳することになってしまいます。ある意味、美鈴様が手の届かぬところにいらっしゃるのは、わたくしにとって幸運なのかも知れませんね。というか、そう思うことにします。