結論から言います。失敗しました。
4回目になる今回は失敗
過去の結果と反省
1回目(失敗) 反省:樹脂の配合量を間違える
2回目(成功)
3回目(成功)
4回目(失敗) 反省:焦らず小分けして固めればよかった。空洞に注入すれば良かったのかもしれない
失敗した私が説明するのもなんですがやり方、気をつける事など
材料
・樹脂と硬化剤…殆どセットになって売ってます、標本にする場合エポキシ樹脂が適しているようです
・標本にする物…好きな物で良いですが表面が乾燥していない物は向かないとのこと
・容器…最良は標本の大きさに合わせたシリコンケース、柔らかいので取り出しやすい。安く抑えたい場合は100均のタッパー等。但しタッパーの場合、タッパーを破壊して取り出す場合もあるので柔らかい物を選ぶといいです
・紙やすり等…粗めから細かい物、コンパウンドなども
流れ
1.余分な物を取り除き水で優しく洗って(物によります)ポーズを決め、2~3日乾燥させる
海水水槽にいたので水で洗いました。ヤドカリは脱皮した時、腹の皮も一緒に剥がれ、膜がびろびろとついています。乾燥すると硬くなり後にポーズを変更できないので乾燥させる前にティッシュやこよりなどでかっこよく決めます。
2.好みでアルコールにつけ、再び乾燥させる
今回は省略しました。正直つけるつけないの違いはよくわからないのでつけないよりつけたほうがいいんじゃない?ってぐらいです。たぶん。
3.樹脂と硬化剤を泡立たないように混ぜ、容器に標本にする物を入れ静かに樹脂と硬化剤の混合物を流し込む
今回はこれを使いました
ストッキングなど目の細かい物で濾して流し込むと気泡が出にくいのでオススメです。ただし再利用は難しいので捨てても良い物を使いましょう。
流し込む時に標本が沈む場合は数ミリ足場を、浮く場合は数回に分けて足から固めるといいです。
樹脂標本制作で一番重要で最大の課題は標本内に気泡を残さないこと、これがなかなか難しく、中が空洞である場合は固める時に気泡として出てくるので先に標本の中に樹脂を流しこむなど中の空気を抜いておく必要があります。基本と言えば基本ですが面倒臭がりの私はこれをまあ大丈夫だろうと省略し、失敗してしまいました。
また、樹脂を完全に完全に混ぜ合わせることも基本ですが重要です。液の境目が見えなくなるまでしっかり混ぜないと、もや~っとした線の残る標本が出来上がります。
さらに厚みのある標本を作る時は何回かに分けて固めましょう。早く作りたいと焦って多量を一度に固めると放熱量が大きくなり標本にダメージを与えます。カニやヤドカリのような熱によって殻の色が変わる物は要注意。目安は1~2cm、焦って3cmも入れると私のように失敗します。
さらにさらに樹脂を流し込む時、標本の上から流し込んで標本の表面を固定すると空気が抜けずあとになって気泡として出るような気がします。
先に空洞を埋めておけばそんなことにはならないと思いますが
今回は標本の大きさに合わせてシリコーンのケースを作ってやってみたんです。隙間からちょっと漏れましたが
1.標本の大きさに合わせてシリコーンを固める。


2.取り出す

3.バリ取り

4.接着

と、まあこんなところですね最後に失敗した今回の標本を載せておきましょう。
上から

下から

側面から

下から見ると細かい気泡も無く綺麗ですが…大きな気泡さえ無ければ素晴らしい物になっていただけに残念です。
側面はまだヤスリ掛けしていませんが載せておきます。ヤスリやらなんやらが終わったらまた掲載するかもしれません。
運よく(?)気泡が側面に繋がっているので細い注射器を使い、また樹脂を流し込んで固めれば綺麗に出来るかも…なんてこと考えてます。
今回はこのくらいです。こんな失敗した記事を最後まで見た物好きな貴方、ありがとうございました。
次回はまた水槽の事でも…
ではでは