
「ヨガ」がクライミングに効果があることは、かなり以前からいわれている。平山ユージがクライミングのトレーニングにヨガを取り入れているのは有名だし、「ヨガとクライミング」をテーマにした講習会も頻繁に行われているようだ。しかしなにぶん勉強嫌い&ケチな私としては、わざわざそうした講習を受けてみる機会も今まで持って来なかった。
しかし「ヨガ」の身体の柔軟性を重視する側面や、心の平静を保つという効用、そのための呼吸法などについて知るにつれて、少しヨガを学んでみたい…という興味を持っていた。
そんなおり、息子の「ニンテンドーDS」を取り上げて「スーパーマリオ」で遊んでいるうちに、ソフトに「どこでもヨガ」というのがあるのを知って「ヤマダ電機」で買ってきた。4500円ほどのソフトだが、一応ヨガの基本から奥義までを「ヨガ仙人」とキレイなお姉さんが教えてくれるプログラムになっている。
1日20分~30分ずつやってみると、心と身体をほぐす効果がありなかなかいいようだ。また、実際にジムや岩場でボルダーやルートを登るときも、ヨガを思い出して、身体の動きや呼吸を感じながら、気持ちを自分の内面に向けるような意識でやると、登りに集中できていい結果がでるような気もする。
そういえば「師匠」が、かつて北川で「錦ヶ浦」(12c)に打ち込んで、いよいよRPにリーチをかけた!という時、取り付く時に「眠るように、眠るように…」とマジナイのように唱えながら、目を半眼に据えてフラフラと登り出すのをみて、なにかこの世のものではない(?)雰囲気を感じたことを思い出す。
「パフォーマンス・ロック・クライミング」(山と渓谷社刊)でも、登るときは「覚醒」しきって「興奮」した状態よりも、「半覚醒」or「睡眠状態」のほうがよいと述べている。クライミングは「瞑想」と深い関係があるのかもしれない。
おそらくクライミングの本質は、「岩との闘い」ではなく「岩との融合・一体化」なんだろう。身体をとことんコントロールして不自由さから解放され、心が身体の制約から自由になる時、真理が見える…という「ヨガの世界」と、「クライミング」の通じるところはその辺にあるような気がする。
まあ、数千円のDSソフトでそんな深い「奥義」が体得できるとは思えないが、アップとクールダウンの「型」を仕入れる…くらいのつもりでヒマを見つけてはやっている。ただ難点は、まず散らかった部屋を片付けて横になるスペースを作ることから始めるので準備に時間がかかることだ。私にとっては「心の浄化」の前に、自分の「身の回りの整理整頓」という基本が必要なのであった。
しかし「ヨガ」の身体の柔軟性を重視する側面や、心の平静を保つという効用、そのための呼吸法などについて知るにつれて、少しヨガを学んでみたい…という興味を持っていた。
そんなおり、息子の「ニンテンドーDS」を取り上げて「スーパーマリオ」で遊んでいるうちに、ソフトに「どこでもヨガ」というのがあるのを知って「ヤマダ電機」で買ってきた。4500円ほどのソフトだが、一応ヨガの基本から奥義までを「ヨガ仙人」とキレイなお姉さんが教えてくれるプログラムになっている。
1日20分~30分ずつやってみると、心と身体をほぐす効果がありなかなかいいようだ。また、実際にジムや岩場でボルダーやルートを登るときも、ヨガを思い出して、身体の動きや呼吸を感じながら、気持ちを自分の内面に向けるような意識でやると、登りに集中できていい結果がでるような気もする。
そういえば「師匠」が、かつて北川で「錦ヶ浦」(12c)に打ち込んで、いよいよRPにリーチをかけた!という時、取り付く時に「眠るように、眠るように…」とマジナイのように唱えながら、目を半眼に据えてフラフラと登り出すのをみて、なにかこの世のものではない(?)雰囲気を感じたことを思い出す。
「パフォーマンス・ロック・クライミング」(山と渓谷社刊)でも、登るときは「覚醒」しきって「興奮」した状態よりも、「半覚醒」or「睡眠状態」のほうがよいと述べている。クライミングは「瞑想」と深い関係があるのかもしれない。
おそらくクライミングの本質は、「岩との闘い」ではなく「岩との融合・一体化」なんだろう。身体をとことんコントロールして不自由さから解放され、心が身体の制約から自由になる時、真理が見える…という「ヨガの世界」と、「クライミング」の通じるところはその辺にあるような気がする。
まあ、数千円のDSソフトでそんな深い「奥義」が体得できるとは思えないが、アップとクールダウンの「型」を仕入れる…くらいのつもりでヒマを見つけてはやっている。ただ難点は、まず散らかった部屋を片付けて横になるスペースを作ることから始めるので準備に時間がかかることだ。私にとっては「心の浄化」の前に、自分の「身の回りの整理整頓」という基本が必要なのであった。
