ミステリーシネマ神戸・道悪の鬼支店

競馬を扱うブログです。

iPodが「進化」 ネットのラジオ番組も視聴可能に

2005年06月30日 | 落語・話芸・オーディオドラマ
ついにアップル公認ソフトが出た。これでいっそうネットラジオが普及するだろう。しかし日本のデジオって、若者向けで、我々中高年にはあまり面白くないのだが・・・

http://www.asahi.com/business/update/0630/073.html

http://www.apple.com/jp/podcasting/



その中でもましなデジオを紹介。脱力系で、クールなのが、デジオ英会話である。


アイ文庫、ねとらじに進出!

2005年06月15日 | Weblog
近日中にライブドア・ネットラジオ(ねとらじ)のポッドキャスティング放送ページに、アイ文庫のラジオ局「RADIO U」が開局いたします。(開局予定日:6月20日)
 番組のひとつ「あいぶんこオーディオブック」では、FMラジオ番組「声のリサイタル」でご紹介している朗読作品とその解説、ときには朗読者を迎えてのトークなどをまじえ、お送りしていく予定です。
 こちらもぜひご愛聴ください。
 なお、ポッドキャスティング放送とは、ふつうにパソコンからオンラインで聞けるほか、iPodなど携帯オーディオプレイヤーにとりこんで聞くこともできる方式がとられています。iPodなどの携帯オーディオプレイヤーをお持ちの方は、ぜひお試しください。


挑戦するなあ、アイ文庫も。
まあ頑張ってください。無料ならどんなことをやっても、構いません。その中で好評なものを有料化すればいいのだから。(主催者がジャズピアニストだから、今のところは普通のジャズ系ネットラジオである。今後に期待したい。)

右門捕物帖も新シリーズ「青眉の女」(語り相原麻里衣)がメール配信で始まった。
これも楽しみである。



堺正章・井上順の時代を飾ったあの名曲たち2

2005年06月08日 | 昭和歌謡・ポップス(和)
歌って笑って生放送!2である。フジテレビ系、サッカーW杯予選の裏番組で、一挙3時間である。ゴールデンタイムだが、予算は十分に切りつめている。企画書もペラペラだろう。俺以外の一体誰が見ているのだろうか。
パート1ではのっけから水前寺清子が「ありがとう」のテーマを歌ってくれて、若い懐メロマニアのかゆいところを手が届く番組だった。サッカーは勝つと思うので、思い切ってこちらを見る。今日はメンバー的にナベプロの同窓会の感があった。
マチャアキと順、司会二人のトークは相変わらず好調だ。楽しいがワンパターンなので省略(笑)

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中尾ミエ
漣健児追悼版「可愛いベイビー」
風船をたくさん並べるという、金のかかっていない昔のようなセットである。(なお、トップバッターであった、彼女は眠くなったのか途中で帰ってしまった。いや、帰りたいがためにトップを選んだのか。)

園まり
「逢いたくて逢いたくて」
無難な出来である。三人娘復活で歌唱力が少し戻ったな。でも凄い胸だった。
中尾ミエにつきあって、二番バッターだったが、彼女は番組最後までいた。

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九重佑三子
{初代)「コメットさん」
横山光輝追悼版かな。テレビでこの歌を聴くのは初めてだ。金ぴか衣装に白いフレアのミニスカート、ついでにバトンを持っているのは驚いた。寸法は直しただろうが、当時そのままのスタイルで、どぎつい。これを見ただけでも甲斐があったというもの。夢に出てきそうだ。
現役なのに、声が出ていなかった。というか、この年で若い頃の音域の広い曲は無理だろう。

岡崎友紀
「おくさまは18才」「なんたって18才」メドレー。
目尻の小じわはすさまじいが、スタイルはさすがに良い。昔のビデオも出てきたが、ショートカットが可愛らしい。桜田淳子、広末涼子と続くアイドルの王道である。
バラエティはめったに出ない、ゲスト石立鉄男が出てきたが、白髪の上、うっすらはげていた。後頭部からカメラで写すのは違法行為だろう。顔はまっ赤だ。照れ隠しに酒を飲んでいたのかな?サッカーがそろそろ始まるため、この瞬間だけ、ゲストにしっかり予算をかけている。
歌はやはり無理があった。生放送のプレッシャーで潰されていた。それでも「なんたって」の方がマシだ。

桜木健一{櫻木)
「柔道一直線」「コンクリートジャングル」メドレー。
ゲスト吉沢京子は、目尻のしわが多かったし化粧にムラもあったが、いまだに美人だった。「柔道一直線」のヒロインだ。あのころもきれいだった。我々世代の吉永小百合である。
櫻木は日ごろから営業で歌っているんだろう。力は落ちてなかった。少し緩んだ空気を締めてくれた。「コンクリート」は自ら主演した「刑事くん」の主題歌。でも「刑事くん」なんて、今の若い者は知らないな。

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平田隆夫とセルスターズ
「ハチのムサシは死んだのさ」
ボーカル女性二人(眼鏡をかけたみみんあいと、痩せた村部レミ)はオリジナルメンバーに戻している。それにしてもあの頃キーボードとギター(ベース)を入れても、四人しかいなかったっけ。もっとドラムやパーカッションがいたような気がしたが。
女性二人のツインボーカルって、あの頃は珍しかったけどなあ。歌を聴いていると、近所のカラオケスナックかと思った。今では子育てを終えて、ヘルパーのパートに出ている仲良しおばさんが派手なかけ声で楽しんでいる図だった。

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藤正樹
「忍ぶ雨」
いつもの藤色の学生服で颯爽と登場。最近作ったそうだ。営業用ユニフォームだな。声の方は、落ちてない。

三善英史
「雨」
太っているのは、体が悪いんだろうか。大好きな歌なんだがなあ。それでも一時期より、声は良くなっている。
歌い終わったときの、何とも言えないむっとした表情が印象的。こんな仕事を受けることなかったのに。次の機会には他の曲を歌わせてあげて。

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石川ひとみ
「まちぶせ」
好きだったなあ、プリンセスプリンプリン。結婚するという話が出た途端に、B型肝炎になって、時間をかけて治して、結婚して、NHKのうたのおねえさんで大復活した。
しわは目立つが、歌の方は昔よりうまくなった。

松本ちえこ
「恋人試験」
昔と変らなかった。顔も、歌の下手なところも。でもスマートだ。

リリーズ
「好きよキャプテン」
昔よりはるかに美人ではないか!スレンダーだし。しかし声はずいぶん低くなった。まあ、これは仕方がない。年をとっても妹・真由美ちゃんの方が好きだな。お姉ちゃんは子供が3人もいるそうだ。
いやあ、年齢的にも俺とあまり変らないではないか。それにしても妹は美人過ぎるぞ。心配になってきた。幸せなんだろうか?姉のように、子育てで苦労して、ぼろぼろになっても、幸せなら結構なんだが。
彼女たちがアシスタントで出てきた「ズバリ!当てましょう」を覚えている。司会は泉大助。(泉大八ではない。)

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かまやつひろし、井上尭之
「我が良き友よ」
お二人とも相変わらずお元気である。

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あべ静江
「みずいろの手紙」
昔は美人だった。伊東美咲より凄かった。
今もきれいだが、いささか貫録が出てきた。
歌唱力は意外に落ちていない。

あいざき進也
「気になる17才」
いよいよスクールメイツが出てきた。
歌唱力・スタイルは完全に現役。今のイケメン顔とはすこし違うが、十分女の子をキャーキャー言わせるものがある。
しかし当時の17歳も今では48歳。誰も気にしてくれない。
この歌は明治ハイミルクチョコのコマソンである。

太田裕美
「木綿のハンカチーフ」
顔はふっくらしたが、舌足らずの点は変っていない。コンサート活動を続けているので、歌唱力は落ちていない。

城みちる
「イルカにのった少年」
こっちも現役だ。あいざきが現役で頑張っているのはわかるが、城もジョイントでやっているのだろうか。彼は今では三枚目風だ。広島の電気屋をやめて正解だったのかな。

アグネス・チャン
「ひなげしの花」「草原の輝き」「ポケットいっぱいの秘密」メドレー
さすがに多少声は低くなった。一時期、胸を強調したファッションだったが、今日は大人しい。ユニセフ大使だから、教育上の配慮があるのか。今日は絞り出すように、歌っているのが印象的だ。
いろいろなジャンルに手を出しているけれど、この人には演歌なんか歌ってほしくない。

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中条きよし
「うそ」
ノーネクタイで登場。この人はいつも変らない。でも松平健とは大きな差がつけられた。
染めているが、頭に白いものが混ざっている。

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敏いとうとハッピーアンドブルー
「星降る街角」
知らなかった。敏いとうは青山学院出身だそうだ。
ボーカルは森本さんではなかった。どう見てもホスト風の、若いのが三人も入っていた。一人リズムが合っていない。ホストをやった方が稼げるだろうに。
しかしアップテンポのこの曲は時代を超えているな。

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ロスインディオスとシルビア
「別れても好きな人」
リーダーはずいぶん眼が悪いのだな。パートナー桑江知子は今日はお休み、あるいは首か。新しい女の子を募集中と言っていた。
シルビアが久々に登場だ。一時期仕事を離れていたのではないかと思ったが、いまは現役で歌ってるようだった。歌唱力は戻っている。

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小林幸子
「おもいで酒」
どうしてこんな番組に出ているの?と言うぐらいバリバリの現役である。しかしNHKに媚びを振っているように思われて仲間内では評判は悪そう。
この歌も好きだった。俺は高校一年で演歌を口ずさむ、嫌なガキだった。彼女の苦労を知っていたから、苦節十八年で小林幸子が脚光を浴びて本当に嬉しかったのだ。
でもあれから26年も第一線で活躍している。そこまで頑張らなくていいのに。

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本郷直樹
「燃える恋人」
和製プレスリーの登場だ。脳梗塞で足は不自由だ。左手も若干マヒが残っている。でもここまでよく戻ったなあ。リハビリ頑張ったんだろうね。歌唱力は変っていない。俺は病気になって、歌が下手になったのに・・・

***

黛じゅん
「天使の誘惑」
ピンクの超ミニ。うーん、いったいここは何処なんだ。介護老人向けクラブかパブか?
実はこの人のショートカットは苦手だったのだ。顔が大きいと思う。
歌唱力は一時期下手になったことを思うと、だいぶん戻ってきた。もともと上手くもなかったが、下手でもなかった。

じゅんとネネ
「愛するってこわい」
それぞれ現役で歌っていて、再結成した二人だが、先頃じゅんのご主人がなくなったそうだ。そんなことを全く感じさせない熱唱だった。どんなときも笑顔を絶やさないで歌えるのは、まさにプロである。

辺見まり
「経験」
「やめて~」か、「やめた~」どちらに聞こえるか?と司会の堺正章が尋ねていた。俺は昔から、「やめた~」に聞こえる。

日吉みみ
「男と女のお話」
いまだに営業で昔の原調で歌っているそうだ。でも昔より声の伸びはなくなったと思う。
ルックス的には夏木マリよりも怪しいおばさんになった。このルックスのまま宮崎駿アニメの「○○ばばあ」とかで出てきそうだ。

山本リンダ
「こまっちゃうナ」「狂わせたいの」
信じられない。この選曲はとても嬉しい。レコード会社が別だったから、なかなか同時に聞くことはなかったのだ。ミノルフォン時代の「こまっちゃうナ」とキャニオン時代の「狂わせたいの」である。感動してしまった。今日も創価学会のおばあちゃんたちは踊り狂ってるだろう。ナンミョーホーレゲーキョー。

***

大信田礼子
「同棲時代」
久しぶりに聞いた。かなり上がっている。しかし、もともとうまいわけではないから、よく頑張った方だろう。

渚ゆう子
「京都の恋」
この人を見ると、当時通っていた近所の散髪屋の女将を思い出す。感じが似ているのだ。あの人はその後、主人に先立たれて苦労した。
歌唱力は問題なかった。一時期、多少落ちていたのだが、心配ないようだ。

小川知子
「初恋の人」
この人は相変わらず美人だ。スタイルも良い。でも歌の出だしは悲惨だった。

中村晃子
「虹色の湖」
和製BB。芸風はちっとも変わらない。今でも「可愛い魔女ジニー」の吹き替えが出来よう。
これは、あらゆる歌の中で最も好きな歌。しかし歌唱力の点では、いささか年を取った。

欧陽菲菲
「雨のエアポート」「恋の追跡」メドレー
いまどっちに住んでいるんだろう?相変わらず日本語が上達していないから、台湾に帰っているのか?
スタイルも歌唱力も完璧。声量がちと少なくなったかな。しかし最後は最高のノリでエンディングを迎えた。

*****

30代後半から40歳代がターゲットか。プロデューサーやディレクターは何も考えていない番組だった。タレントに丸投げである。伝統的なフジテレビの音楽番組だった。俺でもこんな番組ぐらいできるぞ、と言う人もいるだろう。しかしタレントを信頼して丸投げ出来るのも、プロデューサーの仕事である。
唯一頭を凝らしたのが、サッカー開始時点での、九重佑三子から桜木健一のシーケンスだろう。あとは、ハーフタイムでスクールメイツを多用したぐらいか。

おそらく、えぐいという若い人もいるだろう。しかし本厄の私から見ると、彼らの栄光と挫折、歓びと哀しみを感じることができて、貴重な番組であった。これからも強力・巨大な裏番組を吹っ飛ばし続けて欲しい。

今日の殊勲者・・・

MVP 山本リンダ
ルックス賞 リリーズ
カムバック賞 本郷直樹
熱演賞 じゅんとネネ
努力賞 アグネス・チャン