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2012 中京記念、アイビスサマーダッシュ結果

2012年07月22日 | 競馬
中京メインの中京記念。
今年から芝1600mに変更された。
良馬場まで回復したが、状態は荒れていて94秒から95秒見込み。

馬体重ではエイシンリターンズが24キロ増で、2ヶ月の休み明けの調整ミス。
最終的に音無勢ダノンヨーヨーが一番人気、レッドディヴィスが二番人気、池江厩舎のエアラフォンが三番人気、以下エイシンリターンズ、フラガラッハ、ショウリュウムーン、ミッキードリーム。

スタートでは外枠エアラフォン、ダノンヨーヨーは出遅れるが、馬場が荒れているため、大したことはない。
逃げたのは最内のレッツゴーキリシマ、それを追うのがタマモナイスプレイ。
浜中レッドディヴィスが好スタートから離れた三番手、その外に武豊ダノンカモンがさっと併せ、その背後をエイシンリターンズが追いかける。
終わってから考えると、この位置以前にいた馬は全滅した。
中団外には小牧ショウリュウムーン、中には皐月賞2着馬トライアンフマーチが付ける。
後方内にゴールスキー、殿はポツンと高倉フラガラッハという展開。

直線では内を突いたオセアニアボスが一旦先頭に立つが、外からじりじりと伸びたショウリュウムーンが先頭に立とうとするところを、四角であえて外を回ったフラガラッハが鋭い決め手を繰り出して、突き抜けて優勝。高倉は初重賞制覇。
勝ち時計は95秒1でレースの上がりは36秒0。
二着にはショウリュウムーン、三着は三角で外に持ち出していたトライアンフマーチが入った。

早めに外に出した馬が上位に入ったが、大外をぶん回したフラガラッハが届くとは思わなかった。
マイル戦にしては、安田記念的追込競馬だった。
最後の坂がものをいった感じだ。



新潟メインのアイビスサマーダッシュ芝直線1000m。
10R芝1400mではインが有利だったが、そもそも直線1000mはあまり使用されていないため、極端な内枠は外埒に向かって、斜めにコースを走ることになり、不利になる。
人気はビウィッチアス、アフォード、ハクサンムーン、エーシンヴァーゴウ、エーシンダックマン、ジュエルオブナイル、パドトロワの順
のちにG1も勝ったカルストンライトオが二回優勝した以外は牝馬が勝っているから、今年も牝馬が人気。
しかし今年の牝馬にすごさや鋭さを感じない。
上がり馬の4歳牡馬アフォードの連勝ではなく、単複で勝負。

3歳牡馬ハクサンムーンが3番枠から先頭に立つ。
二番手は8枠のエーシンダックマン
三番手に8枠パドトロワと2枠エーシンヴァーゴウ

ところが最後まで、この四頭が粘ってしまい、実質四頭立てのレースになってしまった。
7分所を逃げるハクサンムーンがG前でついに捕まり、4着になった。
16番枠パドトロワがスプリンターズS2着の実力を見せつけ、見事な差しきり勝ちで優勝。
タイムは54秒2、ラスト1Fは11秒9。
大して目立つ時計ではなかった。
二着にはやはり8枠17番から先行したエーシンダックマン。
三着は昨年の覇者エーシンヴァーゴウが内からハクサンムーンをクビ差で差した。
休み明けながら、あっぱれ。

アフォード、ビウィッチネスはスタートが中途半端。
アフォードは外に出せず、内に入れるが前走とは違い、全く伸びず。
上り馬にはまだ厳しかったのか?
ビウィッチネスは6枠から動けず馬群に沈む。
瞬発力に欠けるようだ。

結局レースはG1級の自力(先行力)を持ってすれば、牡馬でも勝てることを証明した。
しかも勝ち馬は見た目に太め残りだったのだ。
今年のサマースプリントは社台F栄進堂が抜けているようだ。

5着馬以下は問題外。
4着は3歳馬で53キロだったから、今後の成長力次第。



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