帰る親

2012-12-23 21:50:09 | あきれたお笑い

          帰る親

 

 

昨晩、親族の結婚式の披露宴があり出席した。普通にプログラムが進み、若い世代の客達がワイワイガヤガヤと宴を盛り上げた。

新郎・新婦も嬉しそうだ、やはり結婚式とは良いもんだと思った。

新婦の親族として招待されたので、両親に声をかけて祝福した。

宴会は進み、最後のプログラム、両親への花束贈呈になる。それまでに余興も全部終わったので、一息ついて最後のプログラムは新郎・新婦がそれぞれの両親に感謝の言葉を述べて、花束を送る結婚披露宴の最高潮のクライマックスなのだ。

新郎の両親はひな壇の前に立っている、新婦の両親が会場から去ろうとする、去り際にこちらのテーブルに来て、「どうも、どうも、じゃあね!」と言い、ドアを明けて会場から出ようとしている。

あれ!トイレにかな?タイミングが悪いなと思った。

だが、おかしいと思い夫婦に聞く、どこに?

「帰ろうね」、まさか、両親への花束贈呈や締めをやっていない。

まだ終わっていないじゃないかと止める、本人達も気づいて元の位置に戻る。

まことに呆れた両親だ、自分の娘の結婚披露宴が終わったと、勘違いしたようだ。それも招待客を残して自分達だけ先に帰ろうと焦っている。

性格がオッチョコチョイなのである、親族一同大笑い。

司会者も近くで見ていて、笑いをこらえている。

新郎の両親はひな壇の前で立って、不安そうに見ていた。新郎が他府県出身なので、この両親は沖縄の習慣かと思ったやも知れない。理解不可能だったはずだ。

両家の両親がひな壇のところに揃い感謝の言葉、花束贈呈、新郎の最後の締めの挨拶となった。

新郎が終わるとヤンヤノ喝采で最後の熱気に包まれた、新婦の父親はマイクを息子から取り、息子をよろしくと、感謝の言葉を口にした。予定外の行動だったが、またも会場が大喝采した。

新郎新婦が退場する時、新郎と新婦が先に歩くのが通例である、新郎の父親は興奮冷めやらないのか、新郎のすぐ後ろを付いて歩き始めた。

後ろには花嫁の新婦が戸惑いながら付いて来る。

新郎の父親の大いなる勘違いだった、母親が呼び止めて気がついた父親は新婦の後ろに来た。

この光景を見ていた会場の客達は全員、また大笑いした。

新婦と新郎の親のそそっかしさと勘違い、結婚式で大笑い出来たのだからめでたし、めでたしであった。

 

今日のブログはtiger60が結婚式に出席して目撃したおかしな光景でした。ありきたりの結婚式より楽しかったものです。ブロガーのみなさんも笑える結婚式に参加されたことがあると思います。

tiger60

 

 

 


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