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胸毛からどんぐり

ボートとその他いろいろ気ままに更新しまする

エッセン☆ブログ_ウィルソン·キプサング

2017-11-19 08:03:49 | 日記
11月19日(日曜)

また、スパゲッティ·····。

つらいなぁ······

キメットに負ける、キメットにまた、負ける。また、···
··················
「おーい、キプロティッチ。速くしないと遅れるってばっ」
前に見えるキメットの姿は一向に近くならない。ハァ、ハァ、ハァ。あと30分で丘を3つ越えないといけない。毎朝毎朝学校には遅刻ギリギリだ。
それでもウィルソンは学校が大好きだ。給食が食べられるし、友達と鬼ごっこもできる。何より、家にいればたくさんの仕事が降って来る。

「ぉーぃ、·····」まずい、キメットが消えた。急がないと。ウィルソンはペースをあげた。

·········
「ねぇキプロティッチ、一緒に陸上をやらない?」
キメットがそうウィルソンに話をしてきたのは高校3年の夏だった。世界を目指そうというのだ。オリンピックに出れば国民的英雄になれる。隣国のハイレ·ゲブレシラシエは「皇帝」と呼ばれている。
でも·······
何百人もがそう夢見てマラソンや10000m に挑戦している。絶対にできる何て保証はどこにあるの?どうやって生計を立てるの?今の生活も悪い訳ではないんだよ


··········
ウィルソン?

スパゲッティは一向に減らない。

どんぐりは雪原に舞う

2017-11-08 09:34:40 | 日記
第1章 お菓子なお城と消えた母

1

北海道の政治経済の中心地であり、200万の人が暮らす大都市、我が街札幌。

一般の人は札幌といえば時計台やすすきの、雪まつりやテレビ塔で有名な大通り、クラーク像のある羊ヶ丘展望台などを思い描くことだろう。

しかし、思いの外札幌は広い。

定山渓温泉は札幌市にあり、支笏洞爺国立公園の一部も札幌市である。

手稲山や札幌岳といった標高1000mを越える山も抱えている。

ヒグマやエゾシカ、キタキツネといった北海道らしい畜生どもも山地に行けばすぐに見られる。

これから向かうガトーキングダム、通称ガトキンは札幌市北区の端に位置し、すぐ側にある茨戸川を渡ればそこは石狩市である。

札幌市自体は海に面していないが、札幌駅周辺の中心地から1時間ほどで石狩湾に面した石狩市や小樽市に行くことができるので、市民にとって海は決して遠い存在ではない。

極寒の大地北海道も夏は暑い。特に札幌はヒートアイランド現象の影響で30度を越える真夏日もざらにある。

そんな日には札幌市民は石狩浜海水浴場や銭函海水浴場に繰り出すのである。

海も山もあり、都市と自然が調和している我が街、札幌。なんてすばらしいのだろう。



「彩音!また寝てたでしょ!」

瞬間、彩矢の言葉が私の耳の奥を切り裂いた。ハリー・ポッターで言えばセクタムセンプラである。半純血のプリンスおそろしやである。

「うるさいなぁ、考えごとしてただけだよぉ…」

そう言いながら私は目をこすった。

「絶対寝てたよぉ」

モブ少女A改め中条志保が言った。

「また昨日夜遅くまでサッカー観てたんでしょ」

モブ少女B改め成瀬真緒も続いた。

「そんなこと…なくもないけども」

昨日は珍しく金曜の夜にイングランドプレミアリーグの試合があった。シティ対アーセナル、ユナイテッド対チェルシーの試合があり、プレミア厨の私としては見逃せなかった。

結果はシティとチェルシーの勝利。首位マンチェスターシティは2位ユナイテッドとトッテナムに勝ち点差8をつけ、早くも独走態勢に入ろうとしている。シティズンである私は歓喜である。

世間ではシティは誤審で勝ったとか、審判を買収しているとか言われているらしいがそんなことはどうでもいい。

確かに3点目はオフサイドであった。だが、キックオフ直後にコラシナツも明らかなファウルをしていた。にも関わらず審判に見逃されていた。故にお互い様である。(詳細はYouTubeでシティ対アーセナルのハイライトを見てもらいたい)

赤いチームというのは自分に有利に働く誤審には目をつむり、不利に働く誤審には口うるさいものだ。そして何かにつけて過去の栄光を引っ張りだしてくる。マンチェスターの赤いやつやマージーサイドの赤いやつはCL優勝を振りかざしてくるし、北ロンドンの赤いやつは無敗優勝を自慢してくる。

そんなやつらにはセクタムセンプラである。

マンチェスターの赤い方にはアバダケダブラでもよい。闇の帝王お願いします。

「あぁ、早く着かないかな~」

彩矢はガトキンに到着するのが待ちきれない様子だ。

私たちは今札幌駅前から無料で出ているガトキン行きのバスに乗車している。

ガトーキングダムはお菓子会社として有名なシャトレーゼ社が運営しているリゾートホテルである。リゾートスパと天然温泉を売りにしている札幌市内では有名なホテルであり、週末などは家族連れなどで賑わう。屋内プールはもちろんのこと、札幌では珍しい屋外プールも有しており、ナウでヤングな若者にも支持されている。

先ほども述べたように、中心街からは離れているものの、1時間足らずで札幌市街、小樽市街の両方に行くことができる立地の良さから観光客にも人気である。

ただリゾートホテルと称しているだけあり、それなりに値も張る。ガトキンプールを堪能するためには一般的な市民プールの倍近くお金を払う必要がある。高校生ともなると行けないことはないが、ひと夏にそう何度も行くことはできない。

加えて、私たちの通う道立札幌楡林高校はいわゆる自称進学校であり、高1といえども夏休みには1週間の夏期講習が実施される。

というか、それ以前に夏休みが1ヶ月もない。8月1日から休みが始まり、曜日によって前後するが、8月の最終週には再び授業が始まる。そのうえで8月第2週には夏期講習である。

私はこの短い夏休みに常々不満を抱いている。これは教育による暴力ではなかろうか。もし、これを暴力でないと呼ぶ者があれば、出るところへ出てもよい。私はそう思っている。

短いうえに勉強漬けの夏休みではおちおち海水浴やプールなど来られないのだ。

そういうこともあって、彩矢だけでなく私たち全員がわくわくを隠しきれないのである。

「今日はサウナに入るんだぁ~」

「なに、真緒ってばもうプールのあとのこと考えてるの?」

「サウナ好きなんておやじっぽいねぇ」

3人はキャッキャしている。

「そういう彩矢だってこの前たまゆら行ったときサウナと水風呂5往復してたじゃん」

彩矢をからかうように私も会話に加わった。

「代謝よくするためにはサウナいいんだよ!いまのうちから気にしとかないとおばあちゃんになってから痛い目みるぞ~」

彩矢は頬に両手を当てて下に引き下げお化けみたいな顔をした。

「なにそれ、きも杉内」

「いやいきなり辛辣すぎるだろ」

すかさず志保が私にツッコミをいれてきた。

「ブルドッグみたいじゃん」

「ブルドッグは逆でしょ」

そう言うと彩矢は今度は頬に当てた手を上にぐっと押し上げた。

どっと沸く私たち。

これぞ青春だよなぁ、青春が何かよく知らないけど。

「ねえねえ、あの人見て。あの人こそブルドッグみたいじゃん」

私は真緒が指差す方を見た。

知らないうちにバスはガトキンの近くまで来ていたようで、東茨戸のセブンイレブン前の信号で停まっていた。

秋も深まり落ち葉の舞うセブンイレブンの駐車場には落ち葉と同じような鮮やかなオレンジ色のカブが1台停まっており、その横にこれまたオレンジ色のつなぎを着た50代くらいの男の人が立っていた。どうやら昼食を摂っているようで味噌パンをモグモグ食べている。パンを食むその顔は確かにブルドッグに少し似ていた。

「あのバイクもダサいわ~、うちの父さんもあんなの持ってるんだよね。最近乗ってないし、車あるんだから捨てちゃえばいいのに」

「男の人って古い車とかバイクに妙に愛着持つよね」

「男の人ってかおっさんがじゃない?私のお父さんも彩矢のお父さんと同じだわ」

「確かに白田先輩とか雨宮先輩がそんなわけないもんね」

「それは彩矢の理想でしょ」

「そんなことないってば」

3人はブルドッグ似のおじさんを見てケラケラ笑っている。


ズキッ



痛っ



心がなぜか痛む



なんてことない3人の言葉が突然針のようにズキズキと刺さる。

だめだ、せっかく楽しい雰囲気なのに壊してしまっては…

けれど…


「みんなそのへんでやめときなって。人の顔見て笑うなんて失礼だよ。それにあのバイクボロボロだけど、きっと何か思い入れがあるんだよ、あの人には」

絞り出すように私は言った。

息が少し荒い。気持ち悪い。

「どうしたの、彩音?妙におじさん庇うね」

「中年のおじさんは嫌なもんだよ。臭いし、口うるさいし、すぐキレるし」

「私は頑固なのが一番嫌だなぁ。あ~父さんがキムタクだったらな~」

「ホント、お父さんがもっと優しくてかっこよかったらねぇ」

針の雨が豪雨のごとく心に突き刺さる。


痛い


苦しい


やめてくれ


「もうお父さんなんていらな~い!」

彩矢のその言葉を聞いた瞬間、私の心は引き裂かれた。



引き裂かれた心の中に冷たい雨が入ってくる



心が冷たいもので満たされる




どこをみても暗い水




水面が遠ざかっていく




溺れる




あぁ もうだめだ…



そのときだった



「お前ら、もうそのへんにしとけよ」

私たちの後ろの席にいた男性が立ち上がった。

「どう見ても嫌がってるだろ、今村」

声の主はどこかで見たような顔をしていた。

たしか隣のクラスにいたような…

「オンドレイ…?」

「いや、誰それ」

少年は呆れながらも素早いツッコミを入れてきた。

「隣のクラスの野田君、野田明羅君、じゃなかったっけ?」

彩矢が思い出したように言った。

野田明羅…

あぁ、隣のクラスにいた子だ。

いつもブラックの缶コーヒー飲んでてbossとかトミー・リー・ジョーンズとか呼ばれてたっけ。

たしか夏休み前に小樽の高校に転校したはず…

「もう落ち着いたようだな」

野田君が心配そうに私を見つめている。

そういえばさっきまでの動悸が治まっている。

「今村、お前ん家親父さんいなかったよな」

「え… う、うん。うちは母子家庭だけど…」

どこにでもいる普通の女子高生を自認している私だが、人とは違うところがまたあった。

私は物心ついたころから父親がいない家庭で育った。

お母さんは特に何も言わないし、私もうちではそれが当たり前だと思っていたから、なぜお父さんがいないのかと聞くことは特になかった。

今思えばお母さんに何も聞かないってとこも普通じゃないのかな。

でもこのご時世片親の家庭なんて珍しくないよね。マイノリティではあるだろうけど。

「お前らも今村の家庭のこと知ってるよな?だったら、さっきの発言が今村傷つけるかもしれないことくらい察しろよ、友達だろ」

野田君は彩矢たち3人の方を睨み付けた。かなり怒っているようだ。まるで自分が傷つけられたかのようにそう言い放った彼を見て少し不思議に思い、なぜか少し嬉しかった。

でも空気悪いな… なんとかしなきゃ

「大丈夫だよ、野田君!みんなも!私もう平気だから!」

その場の暗い空気を振り払うように私は両手を横に振った。

「ごめん、彩音。彩音の気持ちも考えないで… 嫌な思いさせちゃったよね」

彩矢が申し訳なさそうに頭を掻いた。

真緒と志保もごめんと続いた。

「全然気にしてないから!ほんと、そんな顔しないで!せっかく今から楽しいことしようってのにそんなんじゃ楽しめないよ!」

野田君にもひと言お礼を言おうと思い、後ろを振り返るともう彼は自分の席に座ったようだ。

座席に膝をついて後ろの席を覗きこんだ。

「みんなの前ではああ言ったんだけど結構ヤバかった。助かったよ、ありがとう、野田君」

私は彼にだけ聞こえるトーンでお礼を告げた。

「気にするな。元気になったならそれでいい」

野田君は少し照れた感じでそっぽを向きながら早口で返事した。

そんな彼をちょっと可愛いと思いつつ、前を向いて座ろうとしたとき、

「持たざる者の気持ちは持たざる者にしかわかんねぇよな」

彼がそう呟いた気がした。

気のせいかな。

もう一度振り返ってその真偽を確かめようとしたそのとき、体がぐらりと軽く揺らいだ。

バスがガトキンに到着したようだ。

到着と同時に野田君は立ちあがりバスの通路に出た。

もう行っちゃうのか…

ちゃんと話したのは今日が初めてだったけどなぜか自分と似たものを感じてこの短時間で彼には謎の親近感が湧いていた。

名残惜しさ全開で荷物棚の荷物を取ろうとした私の耳元に背後から優しい声がした。

「お母さんを大切にな」

あまりに不意だったので私は思わず変な声を出してしまった。

振り返ったときには野田君は運転席の方まで歩を進めていた。

遠ざかっていく彼の背中が車外に出るまで見つめてしまった。

頬が熱い。

柄にもなく赤くなってしまっているのだろうなぁ。

頬に手を当ててぼぉーとしていると変な視線を感じた。
視線の方を見やると彩矢たちがニヤニヤしながらこちらを見ている。

「さては彩音さん、野田君に惚れましたな~」

「そ、そんなことないって!な、何言ってんの、彩矢!意味わかんない!」

だめだ。どんどん顔が熱くなっていくのが手に取るようにわかる。

「照れるな照れるなって。野田君割とかっこいいしね~」

「いやぁ、彩音もやっと好きな人ができたか~」

「こりゃ今日は赤飯ですなぁ」

こいつら言いたい放題言いやがって、さっきまでの反省はどこにいったんだ。

「もう、早く降りないと置いてくからね!」

そう言うと私はリュックを背負って駆け足でバスを降りた。

(誰かがその人の父親のことを悪く言うのを聞いたり、中年男性をいじるような言葉を聞くと気分が悪くなる癖は前から把握していたけど…まさかここまでとは…)

(お父さんがいないことをなんとも思っていなかったけど、実は心の底で気にしてたのかな。今度からはもっと気を付けなければ。)

そういえば野田君はどうしてこのバスに乗っていたのだろう?それも一人で…

謎は深まるばかりだけどとりあえずはガトキンを楽しむか!

「さあ、今日は死ぬほど泳ぐぞ~!」

「待っててば、あーやーねー!」

ガトキンのフロント前に少女たちの楽しげな声が響く。

いざいざ、お菓子のお城に入城だ。

静かな時が過ぎていく10月最後の土曜の昼過ぎ。茨戸の木々はすっかり葉を落とし冬支度を始めている。しかし太陽は冬の訪れなど意に介さないかのように暖かく茨戸川を、少女たちを照らしていた。




プラハの空は今日も青い

2017-11-07 09:10:22 | 日記
……クレイジー・ワールド…漫画の世界で…
クレイジー・ワールド……クレイジー・ワールド……

プラハの春が開けた頃。ソラは片耳だけイヤホンを突っ込み、モルダウ川の流れを見ていた。日本から母親が持ってきたこの曲が、最近なんだか耳触りが良くて、ずっと聞いている。

今日も川ではボート選手が漕いでいる。この大きなミズスマシのことを、ソラは少しだけ知っている。特段、興味があったわけではない。ただ、どうやら、父親もここで漕いでいたらしいのだ。らしい、というのはソラが物心ついた頃には父親はもう居なかったからだ。蒸発したのか、それとも死んでしまったのか、そんなことすら母親は教えてくれない。教えてくれるのは唯一、「ボートは漕がないで」と言うこと。

普通だったらそこでもっと知りたがるよなあ、と思いながら、だけれども、大概詮索すると良くないことなのだろうな、というのも雰囲気で分かっていた。いつもなんとなく、空気を察してしまうのは、癖だろうか。ヨゼフォフのアイツにも言われた気がする。

「やあ、ソラ。どうしたんだい。そんなに口を開いて。涎が垂れてるじゃないか。スマジェニィ・カプルでも詰めてやろうか。」

不意に、背後から声をかけられる。よく知った、嫌味な声だ。少し驚くとともに、気づかぬうちに顎の力が抜けていたことに気づく。

「オンドレイ、君か。勘弁してくれよ。鯉なんて、人の食うものじゃない。アレのせいで毎年のクリスマスは憂鬱なんだ。」

「日本じゃ、魚料理が人気って聞いてたけどな」

「ほっといてくれ。僕はチェコ人だ。日本で過ごした日々なんてほとんど覚えてないよ。」

オンドレイ・クナプコバの言葉は無責任で不用心だ。覚えていないなんて嘘にきまっている。そう答えてほしくてわかって聞いているのか、それとも何も考えずに言っているのか。こいつの表情は本当に掴みどころがない。少なくとも、あの、摩訶不思議な国を忘れろと言う方が無理だ。そんなことも考えさせる間もなく、彼はずかずか踏み込んでくる。

「またボートを眺めてたのかい。そんなに好きならクラブに入ればいいじゃないか。」

「オンドレイ、僕は君みたいに身長も高くないし、体も大きくないんだ。わかるだろう。僕がどんなに頑張って漕いでも、一流にはなれないよ。」

「君は一流になるためにスポーツをするのかい?仮にそうだとして、どうして一流になれないってやってもないのにわかるんだい。」

オンドレイはプラハの名門ローイング・クラブに所属している。2m近くある巨体で、将来を嘱望されている選手だ。この間も、どうやら1人乗りの種目ででジュニア世界選手権の金メダルを取ってきた。

「君は、一流だから、そういう台詞が言えるのさ。」

巨人はただでさえ読めない顔を、ニヤニヤさせながら、続ける。

「本当に君は皮肉な男だね。選考に落ちたやつが聞いたらなんて言うかな。まるで、才能を持ったやつには、どれだけ努力しても追いつけないみたいないいぶりじゃないか。」

「…そんなことないよ。僕は努力した。」

「君がそんなに上手なのはこのチェコ中の誰よりも努力したからかい?」

「僕は自分にフットボールの才能があるなんて思っていない!」

でも。なんとなく分かっていた。自分が誰よりも速く、上手く、球を扱えることを。そう思うのは、そう思ってしまうことは、もしかしたら「自信」というものではないのかもしれない。たぶん、おそらく、これが「確信」なんだろう。

…小野寺空、17歳 U18W杯まであと20日

コーラ

2017-11-06 20:11:10 | 日記
セブンイレブンにて、
700円以上の買い物をした人はくじを引けるそうで、コカ・コーラが当たりました。



コーラといえば、人それぞれに美味しい瞬間があると思います。
という訳で、名畑的コーラを最も楽しめる瞬間の歴史を振り返ってみよう。

1、がぶ飲み期
私が小学生になる前、あまり味わって飲むということはしていなかった。
ゴクゴクとコップに注がれたコーラを飲みほす。そんな時期であった。
この頃は何故かコップを噛む癖があって、2度ほどガラスのコップを噛んで割った記憶がある。

2、炭酸抜き期
高校時代、私は炭酸の抜けたコーラが好きだった。
炭酸が無い分、コーラの味というものをしっかり味わうことができたからである。
そういえばバキで炭酸の抜けたコーラはエネルギー補給に良いと読んだ覚えがある。

3、始めの一口期
高校時代後期、なんやかんやで一番おいしいのはコーラを買った直後、キンキンに冷えたコーラの一口目であるという結論に至る。一口目は新鮮な味を楽しめる。それ以降はコーラの味が口に残る中飲むことになるので、一口目以上の感動は得られない。贅沢の極み。

4、そもそも買わなくなった。
最近コーラ買ってないなぁ。基本的に100%オレンジジュースを飲んでいる。100%オレンジにも色々あるが、個人的には少し酸味が残っているくらいが好みである。北食のオレンジ&カムカム100%にもう少し量があれば完璧なのでは。

5、これから
思うに最強なのは、カルピスの原液を買って、一口サイズ分だけ作って冷やして飲む事な気がする。圧倒的コスパかつ一口目を無駄なく楽しむことができるのである。しかも乳酸菌のおまけ付きである。最強。しかし茨戸に来る度思い出すのにセブンイレブンには原液が売っていないのである。残念。

そんなこんなでコーラを飲み終わる。やはりカロリーゼロはオリジナルに劣る気がするが、美味しく飲みました。

つまり私の言いたいことは、カルピスの原液をごっつぁんしてください。

愛ブログ

2017-10-30 14:53:15 | 日記
私は知っている


彼女が茨戸で寝るとき、

昼と夜とで

頭の向きが違うことを。


ババ抜きの際、

彼女が自分の目線に意識を集中させると

一方で口元が緩みまくっているということを。


そして

彼女が今図書館でロシア語の勉強をしていることを…

つい先ほどまではノートにロシア語を書き写していたが

急に目線を斜め下に向けて静止する彼女。

そのまま20分が経過したであろうか、

唐突に彼女はリュックへと手を伸ばす。

彼女の黒いリュックから取り出され、

机に置かれた謎の液体の入ったボトル。

それを見つめる彼女。

しばらくすると再びそれを手に取り

ゆっくりと喉を鳴らして飲みほしてゆく。

コトッと、空になったボトルを机に置いて

フゥゥ…ッと息を吐く。

彼女は気だるそうに手を後頭部に回して髪留めをとって

元よりも少し高い位置でくくり直す。

そして眼鏡をはずして

服の裾でレンズを拭く。

きれいに磨かれた眼鏡をかけた


その瞬間


彼女の目つきが変わった…!


シャーペンと色ペン3本を左手の指の間に一本ずつ挟んで

戦闘モードに入る。

そこから赤ペンを抜き取って

真っ白なルーズリーフにペンを走らせる。

カツカツというペン音にすら殺気を漂わせる。

みるみるうちに紅く染めらていくルーズリーフ。

最後の一文字を書き終えた彼女は

ニタァ…っと微笑んだのだ。





そんな彼女の一面も

私は

知っているのだ…