こんばんは。
今日4日目は、タイトルの通り、製紙工場と研究林での実習でした。
まず、午前中は苫小牧の街中にある王子製紙の苫小牧工場で工場見学をさせてもらいました。
製紙工場特有の煙突。200メートルあるそうです。依田とかは富士にも沢山あるから懐かしいのでは??
ここでは、新聞紙80%、コミックなどの印刷用紙を20%の割合で作っています。生産量は年100万トンで、国内の新聞紙の30%をこの工場で作っているそうです。
紙は、主に3つの原料から作られます。
①間伐材などの低質材
②輸入チップ
③古紙
③の古紙は、首都圏などで集めた新聞紙、チラシその他諸々を苫小牧──首都圏を結ぶ3隻の専用船で運んできています。ただ、針金などで縛られているだけなので、紙がそこら中に撒き散っていました。
①の間伐材ですが、丸太が置いてあるところから工場までは水路を使って運搬しています。
これには、ふたつのメリットがあって、ひとつに自然勾配で水を流すだけでいいので運搬コストがかからない。ふたつにふやかされるので、パルプにしやすいのです。
このシステムすごいなあと思ってたのですが、なんと水路が作られたのは明治時代!今では現役で働きながら文化遺産的なものに認定されているそうです。
実際に紙を製造する工場も見学しました。熱湯でパルプをふやかすので、工場内は高温多湿。そして、騒音がすごくて、耳栓必須(俺たちはなし)という過酷な現場でしたが、出来上がった紙のロールはすごくでかくて、綺麗なものでした!
午後は苫小牧研究林の中で行われている研究などの説明を受けました。
4日目にして初めて研究林中での実習です!
まず、シカが林床に及ぼす影響について教わりました。
下の写真を見てほしいのですが、
上の写真がシカを20メートル四方に3頭放しているエリア、下がシカを追い出して、鹿柵で囲ったエリアです。地面の植物の数が明らかに違いますよね??やはり、鹿が林に与える影響は大きいということです。
バスの中からシカ見えましたが、写真におさめることはできず...😭
あと、キツネも目撃しましたよー
さて、次は土壌です。
地惑生の3人は結構やってるんじゃないでしょうか?
上から腐葉土、砂礫、有機層、火山噴出物の順番で層になっていますよく見ると、有機層のところにしか根が張ってないんですねー
また、ここは樽前山の麓で、火山噴火が起こってきた場所なので、その層で、火山がどれだけ噴火したのかが分かります。
実際に穴を掘って、地層を見るのは初めてだったので、すごく面白かったです!
最後はこれ!
なんだか分かりますか??これは高いところの葉を調査するためのクレーンです!
高さはちょっと忘れちゃいましたが、確か150メートルの高さだったと思います。こんなものがものが山奥にあるのは非常に驚きですね!
本当にいいところです。研究林。
川流れてますがめちゃめちゃキレイです。実習楽しいです。
明日で最終日ですが、苫小牧を堪能してきたいなと思います。
PS お土産欲しければリクエスト下さい。