YAMAHA GT-CD2

これは私が最もこだわりをもって手に入れたＣＤプレーヤー



ＹＡＭＡＨＡ　ＧＴ－ＣＤ２


この頃、オーディオは各社そろって重量級の製品が多かった。
中でもこのＣＤプレーヤーは重さが２４ｋｇと結構な重さであった。
このときは重さよりもデザインに魅かれて手に入れた。

ＣＤを入れるときは上面の丸いガラス製のフタが開き、ディスクを置いた上からこれまた丸い小さな形状のスタビライザーをのせる。
トレーが出てきてＣＤのせて引き込む、というような一般的な操作ではなく、一手間かけることが一つのステータスみたいな感じだった。
そして実際に出てくる音は非常にきめ細かくきれい、という印象だった。

その代わり便利な機能はほとんどない。
選曲とリピート程度しかなかったと思う。

当時どんどん便利な機能がついて音が良くなっていく他社のＣＤプレーヤーに対する一種のアンチテーゼみたいなところが気に入ったのかもしれない。

そう、私はアンチメジャーだから（笑）

それにしても今見ても素晴らしいデザインだと思ってしまうのは私だけ？
上半分の木材はＹＡＭＡＨＡがピアノに用いていたのと同じじゃなかったかな。

このまま使わずに置いておくのはもったいないから、今年は結線し直して久々に使ってみようかな。