大阪の混ぜカレー(最初からルーとライスが混ざっているカレー)で有名な「自由軒」。そして一般的に有名なのが「せんば自由軒」。前者がオリジナルで後者はのれん分けとのこと。
オリジナルの方は明治創業で、長年難波千日前でその味を守り続けてきた自負があるだろうし、自社HPには「本町自由軒(現せんば自由軒)は、船場センタービル内でのみ出店を許した」とあるように、その存在をあまり良くは思っていないっぽい(「せんば」の作るレトルトやフランチャイズ制を暗に批判してるし)。
でも、フランチャイズや東京、デパ地下などへの出店、さらにレトルトパックによる全国発送など、積極的なビジネス展開でもって混ぜカレーを全国的に有名にしたのは後者とも言える(横濱カレーミュージアムにも出店してるし)。ちなみに「自由軒」という商標も「せんば自由軒」が保持しているらしい。
うーん、ややこしい。頑なにオリジナルを守る前者と、独自に培ったビジネススキームでもって商品を世に知らしめた後者。浪花節的な心情で両者を見るに、オリジナルである前者に同情しがちだが、後者は別に悪いことをしているわけではないのも事実。
僕の結論としては、まあ、いろんなところでうまいカレーが食えるにこしたことはないと。混ぜカレー、おいしいですよね。
ああ、ワイドショーの見すぎかな俺。
写真は、大丸梅田店の地下で食べた「せんば自由軒」の「ハーモニー」。混ぜカレーと混ぜハヤシライスの両方が乗ってます。量も多くて満足満足。ただ、デパ地下のど真ん中にあるので落ち着かないね。
ちなみにこのエントリ、本業の方で書いているメールニュースのコラムの再掲ですすみません。
というか、トラックバックしようと思ってググってたら、
Allaboutで既によく似た記事を書いている人がいたよガックシ。