覚せい剤密輸は北朝鮮国家指示 警察庁、供述などで断定

2006年07月22日 | 支那朝鮮関連
2006年07月22日00時31分
 北朝鮮からの覚せい剤密輸事件に絡み、警察庁は21日、鳥取県などの海岸から大量の覚せい剤を密輸しようとして摘発されたグループの供述や、過去に押収した覚せい剤の成分分析の結果などから、北朝鮮の国家機関が97年以降、日本へ覚せい剤の大量密輸を直接指示していたと断定した。警察庁の漆間巌長官が明らかにした。
 警視庁と鳥取県警などの合同捜査本部はこれまでに、指定暴力団極東会系組長宮田克彦容疑者(58)や韓国籍の禹時允容疑者(59)ら9人を覚せい剤取締法違反(営利目的密輸未遂など)の疑いで逮捕した。
 宮田容疑者らは02年11月下旬、北朝鮮の貨物船ツルボン1号が海上に投下した200キロ以上の覚せい剤を別の小舟で回収しようとしたとされる。
 密輸は、貨物船から覚せい剤を投下し、小型船舶で回収する方法だったが、こうした手口を含めて密輸全般を北朝鮮の国家機関から指示されたとの供述を一部の容疑者から得たという。
 さらに北朝鮮には覚せい剤の密造工場が複数あるとみられていた。警察当局が過去7回にわたって押収した覚せい剤の成分を分析した結果、不純物の含有量の特徴が約5パターンあることがわかった。
 捜査関係者によると、北朝鮮から密輸入された覚せい剤は不純物が少なく、人気が高いとされる。警察当局の相次ぐ摘発で、最近は北朝鮮から国内に入る覚せい剤の量は激減しているため、流通過程の価格は急騰し、卸売価格は最低でも以前の数倍の1グラム当たり約200万円という。
 摘発のリスクは高いが、いったん売買に成功するともうけ額が大きいため、資金確保に悩む暴力団が北朝鮮経由の覚せい剤の入手に躍起になっている。警視庁と海上保安庁などの合同捜査本部が今回摘発した密輸事件の捜査で、北朝鮮と暴力団をつなぐ複数の密輸ルートが浮かんでおり、解明を進めている。

asahi.com:覚せい剤密輸は北朝鮮国家指示 警察庁、供述などで断定?-?社会
http://www.asahi.com/national/update/0721/TKY200607210628.html?ref=rss




政府が「北からの入国厳格化」初適用 5人の入国を拒否

≪在日朝鮮人の集会参加目的≫
 法務省は24日、今月下旬に日本で開かれる在日朝鮮人主催の集会に参加する理由で入国を申請した北朝鮮籍者5人の入国を拒否した。同省入国管理局によると、北朝鮮によるミサイル発射を受け政府が決定した制裁措置に盛り込まれている「北朝鮮からの入国審査を厳格化する」との項目を初めて適用した。
 政府関係者によると、5人は今月下旬から約1週間の日程で、都内などで在日朝鮮人らが主催する遺骨返還に関する集会に参加する目的で、日本への入国の許可を求めていた。これに対し法務省は「入国を拒否しても人道的な問題にならない事案」と判断し、申請した全員の入国を認めなかった。
 法務省は北朝鮮がミサイルを発射した5日、東京入国管理局など全国8つの地方入管局と、成田空港支局など6つの支局の入国審査の担当者を集めて緊急会議を開き、政府が決定した北朝鮮への制裁措置を徹底するよう指示していた。
 政府は北朝鮮当局職員の入国を原則として認めず、当局者以外の入国審査も厳格にすることを打ち出しており、北朝鮮からの入国申請者の身分や目的を詳細に審査し、入国を厳しく制限している。
 政府筋は「法令や制裁措置の厳格適用で北朝鮮への圧力を一層強めていく」としている。
(07/25 01:34)

Sankei Web 政治 政府が「北からの入国厳格化」初適用 5人の入国を拒否(07/25 01:34)
http://www.sankei.co.jp/news/060725/sei007.htm


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