松ちゃんの『やりっ放し やられっ放し』

あなたが気になりだしてから 世界が息づいてる(松任谷由実『緑の町に舞い降りて』より)

責任・私論

2007-02-18 21:08:55 | outlook of life
【能力のある者には、それを適切に行使する責任がある】

という言葉を、ちょっと前までは、なんとなく聞き流していたというか
その考え方が正しいのかそうでないのか、または、賛成か反対かとさえ判断がつかないでいたのだが

最近、やっと、考えるところがあって、(そうだよな)と思うようになった。
つまり
能力だけじゃなく、立場や権限を有す者は、適切にその能力なり権力なりを行使すべき、なのである。

やっと、わかった、というか…今の私はそういう考え、である。
色んな組織(例えばバイトなど)に、長くいることが多いので
やはり、古参の私としては、新人の行動や言動が鼻につくということが多いのですが
でも、そう言いながら何も実行できていない現状もありーので

そういうことを考える時に、一般によくいわれる冒頭の言葉のことを考えたりするのです。
だから
「おまえら、好きなことをしろ。責任は全て俺がとる」と言って何もしない放任主義の管理職者は
違うと思う!
(責任をとる)とは、そういう事でないような気がするのです…。

しかるべき方向に運営したり、組織していく時に、幹部は多少横暴な権力行使も辞やむを得ずかと。
また、権力の行使とまでいかなくとも
その権力・経験者は、その立場に関係なく、組織を律するために奉仕すべき、なのである。
不作為からの失敗によって、その責任とって身を引いても、何も生産的ではない。

だから、閣僚の失言問題でも、最近は「別に辞任しなくてもいいんじゃない」と思うようになってきた。
さすがに、この問題は最近は熱も冷めてきたが
あの失言を揚げ足にとることでしか、与党と戦えない野党に問題がある。

内閣発足からまだ半年未満である。あの、大臣としての能力発揮の機会を一失言でなくすのは
どうかと思う。失言を原因に、責任をとって辞める必要はないと思うが

再任や再入閣の際にやっと、評価表の一項目としては盛り込まれるべきなのである。

もっとも…あのような失言には筆者も遺憾と思うが…。
また、昨今の教育問題でも、上記した責任論はいえる。

親がダメだと思う。
自分の子が可愛いのは分かるが、ただ可愛がるだけが育て方なのか。

厳しく叱るのも親の責務であり、それをよく果たすべきである。私も、小学校や中学の時は
教師や親にぶたれたりして教育されたが、決して体罰とかそういう風には考えなかった。
(今から思っても、全部自分が悪かった…人の事を考えてなかったのである、あの頃の私。)

狡賢いと思う、今の子どもは。親や教師は、どんどん子どもの前に立ちはだかるべきである。
大人が子どもに対して、その責務を真っ当に果たせない、その風潮が気持ち悪い。

持ってる刃は適当に振り下ろしていかなければ、その刃はやがて己を殺す。

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