
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』
"The Royal Tenenbaums"
2001年・米(日本公開2002年)
監督:ウェス・アンダーソン
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かつて、テネンバウム家の3人の子供たちは、実業家、作家、テニス・プレイヤーとしてそれぞれ10代で成功を収めており、世間はそんな彼らを天才児と呼んでいた。
しかし、それから20年が経った現在、3人の子供たちはそれぞれに問題を抱えている。
そんな時、父親(ロイヤル・テネンバウム)の死期が近いとの連絡があり、再び家族一緒に暮らすことになるが・・・。
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美しいのです。
ウェス・アンダーソンは、いつも心に何らかの問題を抱えた人たちの家族のつながりをテーマに映画を撮っている。
『ライフ・アクアティック』も、『ダージリン急行』も。
でも、やっぱり本作『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』が一番ストーリーの出来がいい。
3人の天才児の父親、ロイヤル・テネンバウム役のジーン・ハックマンは超当たり役。
魅力がたくさんあるこの映画だが、個人的にはテネンバウムズと次男リッチー(ルーク・ウィルソン)とホテルの屋上で語り合うシーンで、Velvet Undergroundの"ステファニー・セイズ"がかかる。
このシーンだけで、もう満足なのです。
■ウェス・アンダーソンの世界
・アンソニーのハッピー・モーテル(1996)
・天才マックスの世界(1998)
・ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001)
・ライフ・アクアティック(2004)
・ダージリン急行(2007)
■ウェス・アンダーソン関連
・イカとクジラ(2005)
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ [DVD] |
ジーン・ハックマン,ダニー・グローバー,アンジェリカ・ヒューストン,ビル・マーレイ,グウィネス・パルトロウ | |
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