
『卒業』
”The Graduate ”
1967年・米
1968年・日本公開
監督:マイク・ニコルズ
製作:ローレンス・ターマン
7月にサイモン&ガーファンクルが来日した時、あ、そうだ『卒業』見直してから行かないと!みたいな真面目な事を思い立ったんだよな。
暴走自業自得男のヒリヒリする夏休みを描く。
幼いころに観て「無理でしょ・・・」と思ったミセス・ロビンソンが、まるで分からないでもない範疇に入ってきていて、映画よりも自分が恐ろしい。
あの誰もが知ってるラストシーンの後、バスの後部座席に乗り込んだ2人の顔からはやがて笑顔は消え、視線は宙を泳ぐ。
あの5秒間で、これはハッピー・エンドなんかじゃないって事がちゃんと暗示されているわけで。
そりゃ、アカデミー監督賞獲るよね~。
■所謂、アメリカン・ニューシネマ
・『卒業』(The Graduate/1967)
・『俺たちに明日はない』(Bonnie And Cryde/1967)
・『ワイルドバンチ』(The Wild Bunch/1968)
・『明日に向かって撃て!』(Butch Cassidy and Sundance Kid/1969)
・『ダーティーハリー』(Diry Harry/1971)
・『ロング・グッドバイ』(The Long Goodbye/1973)