
4年に一度の幸せな祭典がやってきた。
1996年以降のユーロについては、グループリーグ含めほぼ全試合の結果を覚えてる。
ついでに、大会期間中に俺が何をして暮らしていたかという、例えば、あの日あのコンビニでレモンの雫(懐かしい!)を買って飲んだなぁ・・・
とか、全く無意味な情報も逐一脳内にデータ保管されてます。
嗚呼、できればもうちょっとマシなことに脳ミソの容量を使いたかったけど、もう手遅れ。
それにしても毎晩ビールが進む。
ハズレが少ないんだよね、ユーロは。
出場国のクオリティもあるけど、やはりヨーロッパの隣国間で永らく争ってきた歴史が名勝負を生むんでしょう。
大会期間中、暇があったら、感想など書いてみたり。
■イタリア
良い試合したね、世界王者スペイン相手に。(1-1)
ディ・ナターレの得点はピルロがアシストしたんだけど、ピルロはパス出す前にスピードでブスケツをかわしてるじゃない。
まだ、あーいうプレイが出来るんだね。
ブスケツは現在あのポジションで世界屈指の存在なんだけど。
ピルロはその昔インテルやブレッシアに居た頃、トップ下としてはちょっとドリブルがドタバタするなぁと個人的に思ってたんだけど、アンチェロッティ時代のミランでまさかのボランチへコンバート。(ルイ・コスタとの司令塔争いを避けて自ら志願した)
で、その後、ミランはピルロを中心にしてクリスマスツリー型布陣で一世を風靡したんだけど、思うにピルロはあのコンバートで自身の選手寿命も延ばしたね。
今季はユーべに移籍した途端、スクデット獲得だからね。
まだまだ決定的な存在。
入れ替わるようにしてアクイラーニがミランに来たけど、ちょっとピルロの代わりにはならないね。
あとは、デ・ロッシのセンターバック起用。
デ・ロッシのことはモウリーニョもイタリアのジョーカーやで、と言うてましたが。
バルサがセンターバック居ないときに、守備的ミッドフィルダーのマスケラーノをセンターバック起用したりしたじゃない。
あの感じだね。
ビルドアップが深くなるから、ちょっと面白いよね。
あー、でもそういう意味では我らが日本代表も中盤だった今野や阿部がセンターバックやってるからね。
レベルはともかく、思想的には同じだね。
■スペイン
ジョレンテ、ネグレド、そしてフェルナンド・トーレスが居ても、3トップの真ん中はセスク・ファブレガスすか・・・。
ビジャ不在がとにかくデカい。
ビジャってサイドに流れたりする割に、何時の間にか点も獲っているという得点量産型フォワードなんだよね。
しょーがないから代役はF.トーレスなんだろうなと世界中が思ってたが、デル・ボスケ(顔長い族)監督の選択は天才ミッドフィルダーのセスクだった。
結果、初戦ドローで批判も出てるけど、でも、俺はデル・ボスケはメッセージを送ってると思うよ、世界のサッカーファンに対して。
スペインは、チビッ子のチビッ子によるチビッ子の為のサッカーをして、もう一回王座につきますという。
真ん中に巨神兵は置きませんというね。
火の7日間が怖いからね。
で、イタリア戦では交代で登場のトーレスが案の定、勘が鈍っていてキレがない。
今季、絶不調で1点も取れない時にも、所属チームのチェルシーではビラス=ボアス監督(当時)や仲間たちがかなり気を使ってトーレスをエース扱いしてくれたのに、本人はCLの決勝でスタメンを外されると、ツイッターでディ・マッテオ暫定監督への不満を炸裂。
F.トーレス、若い頃からスターだったけど、結果出してこそのスターだからね。
ちょっと周りが苦労しそうなキャラに変貌してきたなぁ。
年とって賢くなっていく人も沢山居るけど、たまに年と共にどんどんアホになっていく人もいるので早めに目を覚まして欲しーの宣言。
しかし、3トップの真ん中がセスクだった時、当のセスクもスタメン発表でビビッたそうだけど、一番ズッこけたのはネグレドじゃないかな。
ソルダードとのフォワード枠争いに競り勝っての代表入りでしたが、蓋を開けてみたら、ゼ、ゼ、ゼロトップかよ~という。
グループCはトラパットーニ率いるアイルランドが草刈場になりそう。
■EURO2012の話
・EURO2012 その1
・EURO2012 その2
・EURO2012 その3(総括)