泰屋倶楽部~タイ・ラムパーン編

😻タイ北部の古都ラムパーンから生活、教育、仏教、芸術文化、社会活動等お届け🐘💛

出発🐘~会いたい?会いたくない?

2022年11月03日 | 生活

2022年11月1日火曜日、タイ大国ラムパーン県チットアリー福祉教育校へ出発する日がついに来た。待ちに待って2年半、満を持しての出発である。早朝7時に自宅を出発してバンコクへ、バンコクからチェンマイへ、チェンマイからラムパーンへ・・・チットアリー福祉教育校到着は23時、待ち時間待機時間を含めて丸一日の強行軍であった。

大好きなタイ航空。乗る前にいつも飛行機の名前をチェックする。今回は「テープラート」、「天使の王」という意味なのでなんか安心。実は飛行機恐怖症である。海外旅行は好きなので何度も何度も飛行機に乗ったのだが、何度乗ってもなれない・・・はっきり言って嫌いであるが、背に腹は換えられない。。。

関空で色黒の男性集団に遭遇、「どこの国から来た人達なのかな」と遠巻きに見ていたのだが、座席で彼らに囲まれてしまった、あっちゃ~💦ちょっと怖いが好奇心が勝る厄介な性分で、5時間半の旅の途中、話しかけてみた。「シーマン」という答え。近年、日本の漁業は東南アジアの船員に支えらえている。フィリピン人、中国人の船員とともにミャンマーの船員も日本の漁業と食卓を支えているのだ。漁ではなく、工場で働いていたというから、大きな船の中にある魚をさばく施設で働いていたのかもしれない。彼らは一年契約を終えて、ヤンゴンへの帰路ということで、とても嬉しそうだった。「また来る?」と聞くと、含み笑いで「分からない」という返事。とりあえず、今はコロナ禍の一年を、日本で働きあげて帰ることに満足している様子だった。

タイ人とミャンマー人の歴史的因縁は深い。タイ人に比べると、ミャンマー人はこわもて、タイ人にとっては歴史的天敵の一面も持つ。現在、ミャンマーは政治的問題を抱え、国難に瀕している。タイ人にとってはあまり会いたくないもの(人々)なのかもしれない。

ところで本当に会いたくないものに遭遇してしまった💦台風である。飛行機嫌いな私にとって、最も苦手なもの、会いたくないものは台風である。1日の昼間、東シナ海には、二つの台風があった。大型の台風22号(ナルガエ:北朝鮮提案「つばさ」の意味・・・なんか怖いよ~泣)と、23号(バンヤン:香港提案「菩提樹」の仲間。バンコクには「バンヤンツリー」というホテルもある。)。そもそも最初の一時間も揺れた・・・そして、揺れる、揺れる、揺れるに決まっている💦泣。機長は「大丈夫」と言っているが、正直、生きた心地がしなかった。そしてスワナプーム空港へ。この機長のランディングテクニックは素晴らしく、地面に接触した瞬間は、全く分からなかった。ありがとう❣機長さん💛。台風も一緒に乗り切ったよね。

実は、この台風がきっかけで、隣に座っているミャンマー人男性がうっとおしい(失礼)存在から、頼もしい存在に変わり、話しかけようと思った。そして漁業について全く知らなかった情報を得ることができた。恋愛ではないけれど「吊り橋効果」もまんざらではないのだろう。

会いたくないものが、会いたいものに変わる瞬間がある。それはステキな経験だ。

≪オマケ≫

スワナプーム空港で会った働き者のお掃除ロボット😻飛び出し禁止の少年っぽい不思議なキャラ。会いたいものの筆頭!かわいい~♡