泰屋倶楽部~タイ・ラムパーン編

😻タイ北部の古都ラムパーンから生活、教育、仏教、芸術文化、社会活動等お届け🐘💛

タイの学校~朝は早い!

2022年11月03日 | チットアリー福祉教育校

2022年11月2日~3日

昔々、青年海外協力隊時代にも感じたのだが、タイの朝は早い。地方にいると昔の感覚が鮮明に蘇り、再び「田舎の早朝」を感じる。もう何十年もたったのに、朝の雰囲気は変わらない。鶏や犬の鳴き声に始まり、お坊さんの読経・・・そこら、ここから、朝の喧騒が沸き起こる。

ここチットアリー福祉教育校内では、お坊さんの読経は流れないが、生徒・学生達は5時起床のようで、朝5時過ぎから学校周りの掃除が始まる。宿舎の裏に清掃用具置場があるようで、5時過ぎには話し声が聞こえてくる。

掃除が終わると子供達の朝食が始まる。先生たちも付き添っての給食、食器はワンプレートだ。結構静かに食べている。調理の方々はかなり朝早くから働いているのだろう。ありがとうございます。ちなみに、ここでの給食は3食、昼は正午前後だが、夜は5時(先生は4時)と早い。そりゃ、調理師さんも帰らないとね。

2日の夜は4時の夕食を食べ損ねた。私が給食スケジュールを知らなかったからだが、おかげで友達も増えた。夜の巡回を担当していた教育実習生と、近所の食堂へ行くことにした。この彼が生粋のモン族だったのは幸運!いずれ山岳民族の文化を日本に紹介したいと思っているのでこの偶然に感謝!!嬉しい~、万事塞翁が馬は本当みたい。

ご存じのように、タイの公立小中学校では、朝8時に国旗掲揚と国家斉唱が一日の始まり。昨日は着任式をしてもらった。

あぁ、そうだ。。。生活をまた朝型に変えよう。日本にいるとどうしても夜が遅くなる。子供達に倣って、5時前に起き、勉強や仕事の準備をしようと決心した。朝は涼しく、仕事がはかどる。北部の町ラムパーン、この二日間も朝霧が出た。タイで朝霧を見るのは初めてだ。

以前はチャチェンサオという中部のはずれの町に住んだ。今回初めてタイ北部に住むので、天候の変化も楽しみの一つである。タイは暑いだけではない。地方や季節によって細かい移ろいがある。

「ホット・ホッター・ホッテスト」とタイの季節と暑さを笑ったものだが、自然と仲良くなれば、細やかな移ろいを感じる歳になった。青年海外協力隊ではない今、タイの生活をゆっくり丁寧に楽しもうと思う。待つ力があれば、幸運はあちらからやってくるものだ!


出発🐘~会いたい?会いたくない?

2022年11月03日 | 生活

2022年11月1日火曜日、タイ大国ラムパーン県チットアリー福祉教育校へ出発する日がついに来た。待ちに待って2年半、満を持しての出発である。早朝7時に自宅を出発してバンコクへ、バンコクからチェンマイへ、チェンマイからラムパーンへ・・・チットアリー福祉教育校到着は23時、待ち時間待機時間を含めて丸一日の強行軍であった。

大好きなタイ航空。乗る前にいつも飛行機の名前をチェックする。今回は「テープラート」、「天使の王」という意味なのでなんか安心。実は飛行機恐怖症である。海外旅行は好きなので何度も何度も飛行機に乗ったのだが、何度乗ってもなれない・・・はっきり言って嫌いであるが、背に腹は換えられない。。。

関空で色黒の男性集団に遭遇、「どこの国から来た人達なのかな」と遠巻きに見ていたのだが、座席で彼らに囲まれてしまった、あっちゃ~💦ちょっと怖いが好奇心が勝る厄介な性分で、5時間半の旅の途中、話しかけてみた。「シーマン」という答え。近年、日本の漁業は東南アジアの船員に支えらえている。フィリピン人、中国人の船員とともにミャンマーの船員も日本の漁業と食卓を支えているのだ。漁ではなく、工場で働いていたというから、大きな船の中にある魚をさばく施設で働いていたのかもしれない。彼らは一年契約を終えて、ヤンゴンへの帰路ということで、とても嬉しそうだった。「また来る?」と聞くと、含み笑いで「分からない」という返事。とりあえず、今はコロナ禍の一年を、日本で働きあげて帰ることに満足している様子だった。

タイ人とミャンマー人の歴史的因縁は深い。タイ人に比べると、ミャンマー人はこわもて、タイ人にとっては歴史的天敵の一面も持つ。現在、ミャンマーは政治的問題を抱え、国難に瀕している。タイ人にとってはあまり会いたくないもの(人々)なのかもしれない。

ところで本当に会いたくないものに遭遇してしまった💦台風である。飛行機嫌いな私にとって、最も苦手なもの、会いたくないものは台風である。1日の昼間、東シナ海には、二つの台風があった。大型の台風22号(ナルガエ:北朝鮮提案「つばさ」の意味・・・なんか怖いよ~泣)と、23号(バンヤン:香港提案「菩提樹」の仲間。バンコクには「バンヤンツリー」というホテルもある。)。そもそも最初の一時間も揺れた・・・そして、揺れる、揺れる、揺れるに決まっている💦泣。機長は「大丈夫」と言っているが、正直、生きた心地がしなかった。そしてスワナプーム空港へ。この機長のランディングテクニックは素晴らしく、地面に接触した瞬間は、全く分からなかった。ありがとう❣機長さん💛。台風も一緒に乗り切ったよね。

実は、この台風がきっかけで、隣に座っているミャンマー人男性がうっとおしい(失礼)存在から、頼もしい存在に変わり、話しかけようと思った。そして漁業について全く知らなかった情報を得ることができた。恋愛ではないけれど「吊り橋効果」もまんざらではないのだろう。

会いたくないものが、会いたいものに変わる瞬間がある。それはステキな経験だ。

≪オマケ≫

スワナプーム空港で会った働き者のお掃除ロボット😻飛び出し禁止の少年っぽい不思議なキャラ。会いたいものの筆頭!かわいい~♡