今里哲の歌旅日記

日本全国を、世界を旅して歌う、自由で熱いシャンソン歌手「今里哲」の、毎月のスケジュールとメッセージです。

2022年8月

2022-08-03 16:30:28 | 歌旅日記

7月24日(日)、小豆島への旅に出た。
名鉄で岐阜から名古屋に出て、新幹線・名古屋8:27発の「のぞみ」で岡山へ。岡山10:23発の「マリンライナー」で高松へ。
途中、瀬戸大橋を通った。
高松港11:35発のフェリーで小豆島の土庄港(とのしょうこう)へ12:35に着いた。瀬戸内海はおだやかであった。
港のすぐソバに3泊するオーキドホテルがある。
ホテルのロビーで休憩をとりながら思った。
「まるで岐阜の自宅とこの土庄港のホテルがつなかっているような」

到着日は土庄港での観光センターやら翌日からの観光のバス時刻やらを
チェックしてホテルの温泉を楽しむ。
「塩の湯」である。その名の通り「しょっぱい」お湯だった。

25日(月)土庄港10:10発のバスで寒霞渓(かんかけい)へ。
瀬戸内海国立公園である。ロープウェイで渓谷へ。
展望台からの見晴らしは海と山と…。
そして吹く風は涼しく夏の暑さを忘れさせてくれた。
オリーブ豚のハンバーグのバーガーセットを昼食に頂く。
ロープウェイでバス停に戻り西光寺に行く。
放浪詩人・尾崎放哉(ほうさい)が庵を結んだ寺である。
そして41才で亡くなり、墓がある。
その墓を山頭火も訪れている。
大きなイチョウの木が青空に広がっていた。

「咳をしても一人」と詠んだ放哉。
まさに私自身でもある。
こんなにコロナの感染が広がる中、
私はひとり西光寺の大きなイチョウの木の下で放哉と山頭火という
放浪詩人の心情を想い浮かべる。
「小さなお寺に我一人」である。
西光寺から歩いてエンジェルロードに向かった。
引き潮になると海岸から少し曲がったロードが、小さな島へと続いて現れる。
このロードの手前に展望台があったので小道を少し登ると絶景が広がっていた。夏の瀬戸内海と島々は心を開放してくれた。
夕方にホテルに戻り、またも温泉だ。
朝・夕2回入浴する。
ホテルの宿泊客はまばらであった。
ひとりでゆっくり温泉を楽しめた。

26日(火)土庄港10:10発のバスでオリーブ公園へ。
オリーブにはいっぱい青い実がなっていて、
秋に赤黒くなると収穫するそうだ。
こんなにオリーブの木々をながめるのは
20年前くらいに旅したスペインのオリーブ以来だ。
レストランでランチ。オリーブ豚のカレー丼。
「24の瞳」の映画村のある田浦がレストランの窓から見える。
午後のバスで映画村に行く。壺井栄文学館を訪ねる。
映画村のすぐソバの浜辺は平和で穏やかで
夏の暑さを忘れさせてくれる美しさであった。
この海に祈る「世界が平和で有りますように」

27日(水)小豆島・土庄港9:25発フェリーで高松へ。
P.M.3:00頃岐阜の自宅に戻る。
瀬戸内海のおだやかな美しさが心に残る旅であった。



岐阜・シャンソン古城里コンサート
8月14日(日)16:00
シャンソン古城里(058)265-6451
<出演>今里 哲・FUMIKO・中浜宏・唐沢理恵
<ゲスト>石坂美砂(沖縄)
<ピアノ>山下 力哉
¥3000

めぐり逢いコンサート
8月22日(月)16:00
シャンソン古城里(058)265-6451
<出演>今里 哲・青木ともこ・川辺秀詩・紅・杉戸丈・玲那
<ピアノ>山下 力哉

今里哲が語る、今・「人権について」
8月27日(土)14:00
島公民館研修室(島小学校西南隅)
問合せ 090ー8072ー9862(田中まで)
入場無料
主催 島中学校区九条の会



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