ワニ
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ワニ(鰐)は、標準和名で「ワニ目(ワニもく)」と呼ばれ、学名では「ordo Crocodilia」として分類される、肉食性水棲爬虫類の俗称。
長い吻と扁平な長い尾を持つ。背面は角質化した丈夫な鱗で覆われており、眼と鼻孔のみが水面上に露出するような配置になっている。オリノコワニでは全長7メートルに達する記録もあるが、キュビエムカシカイマン、ニシアフリカコビトワニなどの小型種では、1.5メートルほどで成熟する。大型種では体重1トンに達する個体も存在するなど、現生爬虫類としては最重の一群を含む。
中生代三畳紀中期に出現して以来、初期を除く全ての時代を通して、ニシキヘビ等の大蛇と並び、淡水域の生態系において生態ピラミッドの最高次消費者の地位を占めてきた動物群である。
アメリカアリゲーター
ワニの棲息域
[上]ミシシッピワニ(アリゲーター科)
[中]ナイルワニ(クロコダイル科)
[下]インドガビアル(ガビアル科)
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