輝建設 2代目日記 Je dois etudier.

大阪で注文住宅をつくる工務店の2代目ブログ。古民家再生、OMソーラーもやります。

徒然草~パソコンなんかについて

2008年02月29日 12時01分13秒 | 雑記
コーヒー好きなカバさんのイラストです

HDがいっぱいになったので、画像ファイルを外付HDに移動させているときに、昔タブレット(ペン入力でお絵かきできる道具です)で描いたのが出てきたので貼り付けてみました


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今、会社で使っているパソコンを5年前ぐらいに買ったとき、内蔵HDが80GBもあって、これでもうしばらくはHD増設しなくてもいいなあと思っていたのですが……。

なんでもかんでもデジカメで写真を撮るので、いいかげんいっぱいになっていました。それでも気を付けて、出力しないものについては解像度を低くしたりしていたのですが。

会社のサーバーも容量があと1年もたないかもしれません。HDを増設検討する必要があります。どういうものを購入するのがよいのでしょうか。みなさんはどうされていますか。

ご家庭でも最近はテレビもHDレコーダやら、ホームビデオもパソコンで編集などされている方も増えていらっしゃるようですし。


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パソコンを使いはじめて、今年で14年になります。

パソコン機器の最新トレンドの移り変わりの速さになにを買えばいいのやら、パソコンショップなどにいってもスペックとコストパフォーマンスのバランスを理解するのにシクハクします。


思えば、最初に買ったのコンピュータが、アップルコンピュータのLC630という機種でした。確か本体が20~30万円ぐらい。いまから13年前です。

合わせて三菱のダイヤモンドトロン管のモニタ17インチを11万円強、ワコムのタブレットを8万円ぐらい、メモリ32MB増設するのに10万円かかった記憶があります。

こつこつアルバイトして貯めたお金が一瞬にして、秋葉原のソフマップでなくなってなんとなく、資本主義のむごさに呆然としました。

すきま風に吹きすさぶ中野の風呂無しアパートに鎮座したLC630は、ある意味神棚的な様相を呈していました。
(あ、私、大学は東京だったんです。学生寮→風呂無しアパートを転々としていました。)

大学に入学した当初、イラストレータさんの家でみたカラークラシック2をみて、すごく欲しくなっていたところに、たまたま大学の先輩のお父さんの弁護士事務所で使わなくなったSE30をもらったりと大学時代はMacに縁があったのです。

で、Mac575を持っている友達と知り合いになり、彼の家でMIDIやらタブレットを使ってペインターやらフォトショップを使わせてもらったり、他の友だちでDTPソフト「クォークエキスプレス」を使わせてもらったりしているうちに、どうしてもカラーで使えてハードディスクがついているMacが欲しくなり……、秋葉原で茫然自失して立ちすくむ結果となったわけです。

社会人になってからはWindows一辺倒ですが、たまにMacをさわるとやっぱりMacのインターフェース(視覚などの五感で触れる部分といいますか。別に直接触れなくてもいい)は秀逸だなあと思います。いじっていて気持ちがよいですね。

建物もインターフェースが大事だと思います。肌に触れる建材はもちろんですが、空間構成や外部とのつながりなどなど。

そのあたりはMacはもちろん、昔からある気持ちがいいものたち、すてきな椅子やら机、肌触りがいい布やら食器やらなんやらをお手本にしなくては。

そういう視線をもってモノを見るよう気を付けています。 


かばとはなんのつながりもない話になってしまいました。すみません。

まちなみ

2008年02月28日 18時42分36秒 | 雑記
先日、京都に行く機会があったときに撮った写真です

とある交差点に立って撮りました

東西方向には電柱があり、南北方向には電柱がない

どちらがすっきりとしているか自明です

予算を使い切らなければいけないから3月は道路工事が多いのだとまことしやかな噂が飛びかっていますが、もし本当なら電線を地中に埋める工事をしてくだされば街並みも素敵になるし、道も広くなってなにかと便利なんでしょうけど。

なかなかそうはいかないみたいですね。

いただきもの

2008年02月26日 05時35分20秒 | 雑記
写真は、先週のある1日、メンテナンスでお伺いしたOB施主様からいただいたものです

豊中のお客さまからは、種子島の幻のさつまいもをいただきました!

丸っこくてコロコロしている見た目はどちらかというとじゃがいもさん。
インターネットでおいしいレシピを捜して調理するつもりです。
(Tさま、ありがとうございました)

卵、きゅうり、さつまいもはSさまから。

すべてSさまのお庭産です。たまごもです!たまごは持つとズシリと重く、殻は分厚く、割って出てきた中身は黄身がこんもり盛りあがっていました。

フワフワの半熟オムレツでいただきました。きゃうりはゴマ油とゴマで和えてナムル風に。
(Sさまありがとうございました。写真取り忘れました。すみません……)


残っているサツマイモ2種でスイートポテトかなあ。おいしそう。つくったことないのですが……。

私的バウハウスもどき論

2008年02月21日 09時39分41秒 | 雑記
写真は、バウハウス初代校長として有名なグロピウスが設計した、ファグス靴工場です。バウハウス以前に設計したものですが。

何年か前に行ったときの写真です。いったときにちょうど補修工事が終わったかなにかで、展覧会的なるイベントが行なわれていました。


下左の写真は、なにやら補修工事時の写真(を撮影)。意外にも木造です。学芸員の人らしき人曰く「芸術品だからね。直さないと」

下中の写真は全体模型。

下右の写真は、靴を作るおじさんたち。この靴工場は1911年竣工なので、もうすぐ百年ですが、現役の靴工場です。おじさんたち、芸術品のなかで働いて靴をつくっていることがすごい。

日本におきかえれば、姫路城で下駄つくっているような感じでしょうか。なんかすごくないなあ……。

が、ドイツ国内で靴工場の運営はやっぱりたいへんらしく、最近は「中国製の安い靴に押されていて云々」というボヤキをおっしゃっていました。

おそるべし、グローバリズム。

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なぜ、グロピウスなのかといいますと、昨晩建築史の本を読んでいてバウハウス以降、世界の建築はかわったと書かれていたからです。

原初、人は世界中で掘っ立て小屋に住み、各地の自然や歴史に合わせて建物をつくってきました。大航海時代、北南米はヨーロッパ建築に飲み込まれました。産業革命以降、世界中はヨーロッパ建築に飲み込まれます。

そして、産業革命とともに萌芽した科学に基づいた知識や哲学が、それまでの建築(自然や歴史と密接につながっていた)と手を切ったのが、現代の建築であると。

その始まりが、面や線で構成されたバウハウスだというような内容(だったと思います……)。

その建物の終局が面と線だけで構成された超高層ビルであろうと。

本はバウハウスで始まった建築へのアプローチ、その真髄を知らず、表面的になぞらえる建物が増殖を繰り返し、インターナショナルな無国籍な建物が増えたと書かれています。

私が思うに現在の面と線で構成される建築の考え方の多くは、もとのそれまでの歴史的背景や自然を一次利用せざるを得なかった建築のカウンターカルチャー的なものとして存在していません。

もはやそれ自体がメジャーカルチャーとなり、その精神の立脚点は忘れらさられ、美しさの追及、使いやすさの追及、心地よさの追及でなく、コストダウンの低下のためにのみ利用されているのでしょう。

立脚点が見失われ、受け継がれていくうちになんだかよくわからない変なものに変化したのが……

日本の大阪という都市の7階建てのマンションに住み、仕事の移動中に日々高層ビルと看板をでかでかと掲げた巨大資本のロードサイド店を見つめ、現場近くではなんだかよくわからない、ここはどこの国?というような家がならぶ街並みにとまどう毎日です(すみません、個人的な趣味嗜好にもとづいて戸惑っています)

そういうことだったのかと眼からうろこでした。
ファグス靴工場は素敵な空間でした。それからバウハウス運動はほどなく始まります(いろんな芸術運動などの影響をうけながら)。の結果、これなのかなあ。

古民家再生をされたお客様の家で感じる不思議な落ち着きは、そのこのようなコストダウン面線住宅のコンテクストとは関係ない建物で、むかしむかし長い歴史の中で熟成された建物なのだからかもしれません

私たちの建てる新築住宅は、掘っ立て小屋以降、1000年以上日本で連綿とつくられてきた木造住宅のコンテクスト、構造だけでなく、そこから派生する快適な空間や暮し方を踏襲しつつ、新しい科学をつけたし、美しくもあり、楽しくもあり、環境負荷を少しでも減らす家でありたいと願っています。

ながながとすみません。
(建築史は門外漢なもんで、間違いなどありましたら、やさしくご指摘くださいね)

ダクト天国

2008年02月19日 19時29分35秒 | 雑記
写真は当社にてOMソーラーを施工した、とある施設の天井裏です。

先週末にOMソーラーの機械のメンテナンスにお伺いしたときに撮影しました。

OMのハンドリングが全部で7台! それぞれのハンドリングに下記のものが取り付きます

1)集熱屋根からの取り込み用ダクト
2)床への立下りダクト
3)屋外への排気ダクト
4)補助暖房などでつかう室内からのリターンダクト

さらにこの施設は3階建てとなっており、(2)が、2階、3階用に天井で分岐されています。

OM用のダクトだけでもテンコ盛りなのですが、ここに空調設備用のダクトが縦横無人に走っており、写真のようなダクト天国となるわけです。

最近、「工場萌え」という様な写真集が販売されたりしていますので、ちょっとキャッチーなご報告ということで。

構造見学会にご来場いただき、ありがとうございました

2008年02月18日 08時45分24秒 | 雑記
昨日は、箕面市にて開催した「OMソーラーハウス構造見学会」にご来場いただき、誠にありがとうございました。

構造見学会は、柱・梁・土台・基礎などの主要構造部だけでなく、断熱材や壁や床下地、電気、水道などのライフラインの配線、配管など、通常の完成見学会ではなかなか眼にすることができない場所を見ていただけます。

みなさま、家づくりの本やインターネットなどで勉強されていますが、百聞は一見にしかず。構造見学会にぜひご来場ください。もちろん、当社見学会にご参加いただけるとうれしいですが、当社以外でもみなさまの家づくりの参考に必ずなるかと思います。

そして、できたら2社ぐらい見られたほうがよいかと思います。見比べることって大切ですから。家の内装、外装は町を歩いていたり、完成見学会などで実物を見ることもできますし、本などもたくさん出ています。

あまり、参考資料もないですし、あっても専門的な言葉の羅列でわかりにくいものが多いかと思います。

だから、構造見学会! 百聞は一見にしかずだと思います。


追:
「百聞は一見にしかず。百見は一考にしかず。百考は一行にしかず」

百聞は一見にしかず……元の漢文には続きの言葉があります。


昔の人によると、100回見るよりも1回考えたほうがいいみたいです。

100回考えるよりも1回行動したほうがいいみたいです。

ということは……、自分で作ってみるのが一番理解が進むのでしょうが、なかなかそういうわけにもいきませんものね。

赤いハンドリング

2008年02月16日 18時42分21秒 | 雑記
先日、八尾市にある「里の風」さんのOMソーラーの機械のメンテナンスにお伺いしました。

写真の赤く塗られているものがOMハンドリングといわれている機械です。

この機械の中でファンが回っています。
屋根で暖められた空気を室内の空気を吸うのか、
熱い空気を外に排出するのか床下に送り込むのか
という振り分けも行なっています。

OMソーラーの心臓部、それがOMハンドリングです。


通常は金属の地金のままですので、銀色をしているのですが、
今回は設計で赤く塗るということになっていました。

世にも珍しい赤いハンドリング。

大きな声ではいえませんが……
わたし……
この人を見かけるたびに……
ある人のことを思い出していたのです……

そう、イギリス生まれのヘンリーくん!

ヘンリー公式サイト
http://www.henry-japan.com/

ヘンリー君、知らない人すみません。
※写真の眼と口は合成です


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「里の風」さんの建物の設計は建築家の二井清治さんです
OM計画webサイト記事
http://www.omplan.co.jp/main/ew03.html

あれこれ考えております

2008年02月14日 23時09分47秒 | 雑記
写真は、夜中に家にかかる日差しがどのように建物にかかるかという実験です!夏はこんな感じ、冬はこんな感じと日射角に合わせてライトを動かしつつ、建物の模型(というほど全くつくりこんでいないので恐縮ですが……)を動かして考えてみる。

ちなみに牛乳石鹸の鉛筆立てはとなりのおうちです。
南側にあってこれがなかなかやっかいなのですが、プランの妙というもので。
敷地を読んで、プランニングする。
当たり前ですが、ここにプランするものの建物や暮らし、自然などに対する洞察力が出てきます。

皆さまがお住まいのお宅は、おうちはどんな感じでしょうか……。



※Yさん、次回打ち合せが延期になってしまって残念ですが、こんな感じでスペシャルな案をいろいろと検討していますので、次回お打合せを楽しみにお待ちになってくださいね!

町にひらく

2008年02月13日 21時06分13秒 | 雑記
先日来、書いておりました河内長野のギャラリーさんの外壁吹き付け工事がおわりました。

写真はお庭です。

工事前、お庭には低い竹垣がありました。

お庭にあった不要な切り株などを工事に合わせて撤去する際に、竹垣も取ったほうがすっきりしていいと思いますよとお話していました。

道といいますか、公共スペースに少しひらくだけで、なんだかすっきりしたと感じませんか?

が……足場を撤去して掃除をしていると、お施主さんに柵つけたほうがいいよという近所の方々がけっこういらっしゃいました……。

私の胸はどきどき。

お施主さんもどうしようか少し迷われていたご様子でしたが、やっぱりこの方がすっきりするもんねとおっしゃっていただけたのでほっとしました。



今回のお施主様は
陶器ギャラリー 風露(ふうろ)さん
http://www.touki-huuro.com/index.html

河内長野市市役所そばのとっても気持ちのいいギャラリーさんです

ウィズガス

2008年02月12日 09時44分46秒 | 雑記
写真は大阪市内にある、とあるビストロにて撮影。店長さんと友だちなんで、厨房の奥にちらりと見えた落書き(?)です。

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大阪は新築工事におけるオール電化住宅の割合が全国でも非常に高い地域だそうです。

参考にどうぞ→電化ライフ.com(関西電力さん)
http://www.denka-life.com/info/shift.html


ランニングコストの安さが関西人のメンタリティにあっているのか……。

それともよく言われている安全性が高く評価されているのか(IHクッキングヒーターでもお湯や油を使うので安全性を謳うのは個人的にはどうかと思いますが)……。

それとも関西電力さんのブランド力や営業力がすごいのか……。


オール電化住宅というのは電力供給会社さんの営業戦略的には

・昼間の需要に合わせて発電量を定めている
・夜は電気を使う人がへるので発電した電気が「もったいない」
・電気をたくさん使ってくれる「新しいお客さんの開拓」

ということで、割安で深夜電力を提供するから使ってほしいという電力会社さんの思いがつまっているものだとわたしは考えます。

なら、オール電化にとらわれることなく、もっと潜在顧客を開拓しませんか!

いま、ガスを使っている家の住人の方々にも深夜電力の料金体系を適用してくれたらみんなハッピーですよ!


宣伝は大阪ガスさんとコラボでCMで、水野真紀さんに「(オール電化)ウィズガス!」といってもらえば、新築住宅での採用率100パーセントになると思います。

大阪ガスCMギャラリー
http://home.osakagas.co.jp/cm_lib/

というような空想?妄想?をしてしまいました。

でも、実際には電気やガスなどの生活インフラのを提供する会社さんたちの健全な競争は必要でしょうが、一会社の私の利益を追求するには、エネルギーを商う会社はあまりにも地球温暖化や環境問題にコミットしている存在(実質に算出するco2や、核廃棄物のリスクなどだけでなく、シンボリックな意味でも)だと思います。

深夜電力もったいないなら、ガスをつかっている家のひとにもお安く提供して、より有効に使わないとホントもったいないなあ。

「オール電化ウィズガス」っていいなあと思いませんか。