輝建設 2代目日記 Je dois etudier.

大阪で注文住宅をつくる工務店の2代目ブログ。古民家再生、OMソーラーもやります。

【古民家再生 築90年 大阪府高槻市】 縁側の床板を張りました

2011年06月30日 19時35分54秒 | 古民家再生



高槻での古民家再生の工事の現場です。
数日前の話になりますが、縁側の床板を張りました。

こちらの床板は、コボットさんから購入した三陸赤松の床板です。

今回の地震と津波で被災された製材所の方が、
地域での仕事をつくるために
電気がまだ復旧してないときから、
発電機を回して製材を再開されています。

今回は、お施主様も被災地支援の意味もこめて
ご採用くださりました。

(もちろん、ものも大変よいですし・・・)

しかい、本当にきれい。

まだまだ色は白いですが、
経年変化を経て、なんともいえない赤い色にやけていくはずです。

大工さんも「この松の板やったら、100年持つわ。値打ちやで」って。

といいながら・・・・・



角の部分で、ひいひいいいながら、
階段状に板を召し合わせて張っていく作業で、
「手間かかるーーーー、暑いーーーーー」




といいながらも、きれいに納めていきます。




アップの写真。

いや、本当に松系の板が経年変化で
赤くやけていくのが、とてもきれいなんですよねー。



【古民家再生 大阪府高槻市 築90年】 天井復旧の続き

2011年06月27日 23時22分34秒 | 古民家再生



二間ある、天井復旧の残りの作業です。





まずは、天井板を支える竿を復旧。




何箇所かは簡単に入りそうで入りません。

とる時も苦労した場所です。

が、大工さんいわく「昔の大工さんも、これで入れてるんだから、入らないとおかしい・・・」

「・・・・おかしい」

「あ、はいったわ」

入りやすいように微妙にけずってあったりして、それが見つかるとすんなり入ります。





前回登場のイナゴ。

こんな感じで天井板同士を抑えあっています。




「おーい、イナゴ足りへんぞ・・・・。えーよ、つくるから」





ちょいちょいと、つくる大工さん。

このあたりは、やっぱり年配の大工さんでないと経験していませんので、
ちょいちょいとつくるというわけはいきません。。




天井復旧もほぼ終了。

(作業はもう終了しています)



【古民家再生 築90年 大阪府高槻市】 天井の復旧

2011年06月22日 19時09分52秒 | 古民家再生



天井の復旧です。

まずは竿縁天井の復旧です。
まずは天井の竿を復旧してから、
天井板を並べていきます。




天井をはずしたときに
記していた番号をもとに復旧します。
白いチョークで書いています。

黒い文字の「張り出し」は、
90年前の大工さんが書いたものです。

 ※「この90年の間に、天井板をはずしていなければ」ですが・・・。






竿に上っ面にポチポチと見える、黒い穴。
これは、以前の釘穴。

この釘穴にと天井板の釘穴をあわせて、
板を元のようにレイアウトしていきます。




これが、結構大変です。

天井板を抑えているのは、実は釘だけではありません。

「イナゴ」が押さえています。





この、ポッチ(?)が「イナゴ」です。

竹でできています。
天井板の裏に薄く掘られた溝に差し込まれています。




こんな感じ!





ふた間ある竿縁天井のお部屋。
ひとつが天井復旧終わりました。





次回は、もう一部屋の天井復旧をお伝えします!






【木製サッシュ】これは、ちょっといいかも!

2011年06月17日 08時32分26秒 | 小物やガジェット




輝建設でよく使う木製サッシュは、
コスト重視でアメリカのマーヴィンウィンドー社のインティグリティというラインをよく使います。

そのマーヴィン社から、

長野県のカラマツなどを使ったシリーズがでるかもしれないって!

http://www.s-housing.jp/archives/12538

ぜひ、使いたいです。


【店舗改装 大阪府羽曳野市】 LED照明 と 天井の板張り

2011年06月17日 08時15分08秒 | リフォーム



6年ほど前に改装工事をさせていただきました美容室さんです。

エアコンの入れ替え工事にあわせて、
節電対策ということで、
天井の水銀灯をLEDの電灯に交換することに。

前回の当社の改装工事では手をいれていない天井。

電気器具にあわせて天井を張り替えなければいけないので、
新しい天井は木の板+自然塗料という仕上げになります。

ただし、業務用エアコンの納期が・・・・・・。
納期の回答待ちで工事日が決まります。


【古民家再生 築90年 大阪府高槻市】 壁補強

2011年06月16日 18時07分03秒 | 古民家再生

工事の進む、高槻市の民家再生の現場です。

庭に面した縁側に壁がまったくなく、壁の配置がアンバランスだったのを解消するために、
新しく壁を設けました。

もちろん、新しい壁の中には断熱材が充填されます。

この壁と既存の柱の間に、これまでの木製建具に変えて、
ペアガラス+断熱サッシュをいれます。

断熱材の充填量は、現在の新築で行なっている長期優良住宅と同じ基準で行なっています。

新築よりも、建物なりのでこぼこが多く、
工事は大工さんとしくはくしなが、
しっかりと断熱材の充填を行なっています。


【古民家再生 築90年 大阪府高槻市】 洗いました

2011年06月11日 16時07分48秒 | 古民家再生



本日の古民家再生工事の現場。

洗装工事の業者さんが現場に来場。

柱や梁など、仕上がると左官壁との取り合いなどで掃除のしにくい場所をきれいにしていきます。

また、90年の間についたしみ等も薬品を使って
抜いていきます。




ふたりでてきぱきと作業。




お施主さんの倉庫の片隅をお借りして、
もともとの天井の部材も洗いました。

こちらは天井の竿。
竿縁天井といわれる天井の部材の一部です。

とてもきれいになりました。
来週以降、天井が復旧されます。




こんな感じで乾かし中。




天井板もきれいになりました。

右の板目の天井板と、
左の柾目の天井板では同じ作業でもほこりのとれかたが違いました。



【古民家再生 築90年 大阪府高槻市】 屋内の漆喰壁の仕上げを落としました

2011年06月09日 19時14分56秒 | 古民家再生

高槻市の古民家再生工事の現場です。
まだまだ下ごしらえの日々が続きます。

さて、本日紹介しますのは、

「屋内のしっくい壁の仕上げを落としました」風味の、下ごしらえでございます。



薄暗い印象の綿壁を取り除きまして、
もう少し明るいタッチのしっくい壁をやり直します。

そのために、今の仕上げのを左官さんに
ごきごきと落としてもらっています。

しっかり張り付いていますので、
ゲル状のものを一度塗り、
水分を含ませてから落とします。





すっかり取れて、
下地の荒壁が見えてきました。

柱との取り合いなどの
隙間が開いているところは
仕上げまでに詰めておいて、
十分に乾かしておくまでが
良い下ごしらえとなります。