フォトギャラリー種差海岸《西澤照光のフォトブログ》

ライフワークとして撮影中の三陸復興国立公園・種差海岸の四季情景を中心に紹介。

★三陸復興国立公園 種差海岸 蕪島 ウミネコの生態記録 ~序章 ~ 

2022年03月11日 12時55分13秒 | 蕪島天然記念物指定100周年
(祝) ウミネコの繁殖地蕪島、国の天然記念物指定100周年!!
★三陸復興国立公園 種差海岸 蕪島 ウミネコの生態記録 ~序章 ~ 

この記録は、2009年に八戸市水産科学館「マリエント」で開催した西澤照光写真展「ウミネコの生態記録」での展示作品並びにデジブックで公開した写真を若干
入れ替えたほか風景写真を多数追加して再度公開するものです。
漂鳥であるウミネコは例年2月上旬頃から約2万羽が青森県八戸市の種差海岸蕪島に飛来し、3月下旬には、約3万羽になります。オス・メスがそれぞれペアを組んで
巣作りを始め、4月中旬頃から産卵が始まり、営巣約2万個、1ペアで平均2個の卵を産み、オス・メス交代で4週間ほど抱卵し、5月中旬頃から可愛い雛が誕生します。
繁殖期間は約3万羽のウミネコが島で過ごします。7月中旬には雛も巣立ちをはじめ、7月下旬頃から8月上旬頃に数百羽の越冬組〔留鳥〕を残して集団で離島し、
北海道方面に向かって旅立って行きます。
そして、11月頃になると北方から再び関東地方など南方に向って移動します。
その途中、蕪島に再び着島し、約2カ月間ほど島で過ごした後、12月末日頃に南方に旅立って行きます。そして、2月にまた蕪島に繁殖のために北上して来ます。
※ 漂鳥とは、繁殖地と越冬地との間を狭い範囲内で季節的に往復する鳥をいう。
※ 留鳥とは、1年じゆう生活する場所をほとんど変えない鳥をいう。
今後、蕪島で過ごすウミネコたちの一年間の行動記録を随時再紹介します。






★名称(蕪島)の由来には諸説あり、以下のものが知られている。
1. 蕪の花が咲く島。この「蕪」は野生のアブラナを指す。
2. 神を祭る場所としての「神嶋(かむしま)」、「神場島(かばしま)」
3. アイヌ語の「カピュー」(ウミネコ等)と「シュマ」(岩場)を合わせたもの

















★2015年11月 蕪嶋神社の火災で社殿焼失。火災後、更地になった蕪嶋神社跡光景





★蕪嶋神社再建支援一環として西澤照光写真展開催
会場での寄付金と展示作品(額装)や写真集等の売上金全額(116,230円)を蕪嶋神社に寄付。





★2016年11月に着工した蕪嶋神社 再建工事光景。  ★2020年2月に竣工。



★再建 蕪嶋神社「新社殿」 竣工 2020年3月26日から一般公開はじまる。


2015年11月の火災で社殿を焼失し、地元八戸市民が深い悲しみに包まれた あの日から4年4カ月余り経過。16年11月に着工した再建工事も、2020年2月に竣工した。
その新社殿の一般公開が3月26日の午後からはじまり、“地域のシンボル”の復活を待ち望んでいた多くの市民らが参拝に訪れた。
これで三陸復興国立公園の北の玄関口蕪島に新たな夜明けを迎えました。
蕪嶋神社は1296年創建と伝わる。新社殿は全国的にも珍しい2階建てで、延べ床面積は旧社殿の約2倍となる487平方メートル。
1階は多目的スペース、2階には本殿や拝殿などがある。蕪島の頂に続く参道階段は、従来の72段から92段に造り直された。















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