★種差海岸 蕪島 ウミネコの生態記録 第18章 巣立ち

(祝) ウミネコの繁殖地蕪島、国の天然記念物指定100周年!!
★三陸復興国立公園　種差海岸　蕪島　ウミネコの生態記録　第18章　巣立ち

羽ばたき訓練を終えた雛たちはいよいよ巣立ちです。特に高い岩場で育った雛の場合、巣立ちに親鳥の指導が必要なようです。
まず親が先にお手本を示すように飛び立ちます。しかし、怖いのでしょうか? 　雛はなかなか一回目で飛び立てません。
親は何度か試みますが中には4回目位でようやく飛び立った雛もいました。親鳥が傍で見ている前でひとりで飛び立てるようになるともう大丈夫のようです。
慣れてくると雛たちが自ら飛び立ち、渚まで飛んで行けるようになります。そして、自ら採餌することを覚えていくのです。

★親鳥が雛に巣立ちを促しているようです?









★親鳥が巣立ちのお手本を示すかのように　何度も先に飛んで見せるのですが、怖いのでしょうか?　雛はなかなか高い岩場から飛び立てません。










★数度　巣立ちを躊躇った後、ようやく雛が飛び立ちました。





　★その後、親の後をついて何度も上空を旋回していました。





★さらに慣れてくると雛たちが自ら飛び立ち、渚まで飛んで行けるようになります。そして、自ら採餌することを覚えていくのです。

★種差海岸 蕪島 ウミネコの生態記録 第17章 羽ばたき訓練

(祝) ウミネコの繁殖地蕪島、国の天然記念物指定100周年!!
★三陸復興国立公園　種差海岸　蕪島　ウミネコの生態記録　第17章　羽ばたき訓練
7月上旬頃になると、厳しい「やませ」を凌いで育った雛たちの羽毛が抜け落ち生え変わります。いよいよ巣立ちも間近。離島に備えて至る所で羽ばたき訓練がはじまります。

★種差海岸 蕪島 ウミネコの生態記録 第16章 はぐれ雛無惨

(祝) ウミネコの繁殖地蕪島、国の天然記念物指定100周年!!
★三陸復興国立公園　種差海岸　蕪島　ウミネコの生態記録　　第16章　はぐれ雛無惨

6月中旬頃は、雛も動きまわる季節です。うっかり目の前の他の縄張りに入り込むと他の親鳥は敵とみなして容赦なく鋭い嘴で雛の頭や首を狙って死ぬまで
攻撃します。運よく雛が自分の営巣に逃げ帰れば助かりますが、一度攻撃された雛の多くは、逃げる際、自分の営巣からさらに離れ、他の親鳥からまた次々攻撃を
受け命を落としています。これは、全ての親鳥は、自分の雛を餌不足で餓死させないため採餌してくる大事な餌を侵入者に奪われないための攻撃と言われ、
よその雛に給餌することは絶対にないと言われています。残酷なのは、目の前でわが子が襲われているのに親は助けようとしないのです。
これが自然界の掟でしょうか。また、他の縄張りに入り込むその他の原因として、親の縄張り争いに巻き込まれて営巣を飛び出したり、子育て中の営巣周辺での
観光客などの餌の投げ与えによる、親鳥たちの餌の奪い合いに巻き込まれ営巣を飛び出す場合です。
営巣周辺での餌の投げあたいは禁じられています。絶対やめて下さい。

★よその縄張りに入り込み、他所の親鳥に襲われる　はぐれ雛




















★必死に逃げようとする　はぐれ雛。逃げれば逃げるほど益々自分の営巣から遠ざかる・・・










★必死に逃げても、上には更に別の巣の親鳥がいて、自分の営巣への侵入を防ごうと襲いかかる。





★もう逃げることが出来ない　はぐれ雛

★種差海岸 蕪島 ウミネコの生態記録 第15景 梅雨の合間・雨上がり光景

(祝) ウミネコの繁殖地蕪島、国の天然記念物指定100周年!!
★三陸復興国立公園　種差海岸　蕪島　ウミネコの生態記録　第15景 　梅雨の合間・雨上がり光景

「やませ」の影響で気温の低い日がまだ続く6月下旬から7月上旬頃のウミネコたちの生活光景。

★種差海岸 蕪島 ウミネコの生態記録 第14章 やませの季節

(祝) ウミネコの繁殖地蕪島、国の天然記念物指定100周年!!
★三陸復興国立公園　種差海岸　蕪島　ウミネコの生態記録　第14章　やませの季節

雛たちにとってこの時期は、梅雨時　特有の「やませ」の影響で気温が低いうえ親の採餌不足が続き・・生きる環境が厳しくなります。
そのため離島するまでに多くの雛が命を落としています。
※やませ(偏東風）とは、北日本の（主に東北地方）太平洋側で春から夏（6月から8月）に寒流の親潮の上を吹き渡ってくる冷たく湿った東よりの風のこと 。

★この季節は霧や小雨の降る日が多く肌寒い。





★親が採餌に出かけたのか、小雨にうたれながら営巣の中でじっと親の帰りを待つ雛


















































★この季節は、寒さや餌不足のため命を落とす雛鳥も多い。