ル・クルーゼのタジン鍋

今年の２月１５日は、モハメド生誕祭というモロッコの祝日。
イスラムの祝日の為、太陽暦カレンダーでは毎年１１日づつ早まって
いきます。

何故、今更そんなことを書くのか？と、疑問に思われる方もいるでしょう
けれど、暫くお付き合いください。
実は、その祝日の日に、私達はモロッコと陸続きのスペインの街「セウタ」
に行ってきました。カレンダーでは、２月１５日は火曜日。

普段、セウタでの買物は、土曜日に行っているのですが、スペインの一般
商店街では土曜日は午前中しか開いていませんし、日曜日は終日休み
です。
そんなものだから、私達はセウタへ行ってもスーパーへ直行して買物を
済ませ、そのままＵターンというパターンが殆どなのですが、あの日は
火曜日ということもあって、ゆっくりと商店街を歩いてみることができました。

いろいろ歩いていると、妻が大喜びするような雑貨屋さんやゲーム専門店等
いろいろなお店があってなかなか楽しめます。
ゲーム専門店等は、覗いてみるとＷｉｉやＤＳ、プレイステーション等の
日本でお馴染みの商品やオプションが豊富に売られています。

いろいろ覗きながら歩いていると、ある一件のお店の前を通りかかった時に
突然妻が「あ、ル・クルーゼの商品が置いてある～～」と叫びだしました。

ＣＡＳＡ＆ＣＯＣＩＮＡ・・英語にすると「キッチンハウス」という名のそのお店は、
キッチン用品の専門店でした。

フランス発祥の鍋・食器メーカー「ル・クルーゼ」の大ファンである妻は、
喜びいさんで中に入って行きます。

店内には、沢山のル・クルーゼ商品。

ご覧のポットや、カップの他に、ミートローフ用の器やスパチュラ・・・
（何のこっちゃ？と思ったら、妻曰く、ヘラだそうです）などが、豊富に置かれて
いました。

あれも可愛い・・これも可愛い・・と、店内を歩き回っていた妻。
すると、日本でも人気のある「ル・クルーゼのタジン鍋」を発見。

タジン鍋発祥のモロッコに住んでいるのに、なんとこのタジン鍋を買って
しまいました。

モロッコでは、沢山のタジン鍋が売られていますが、上薬に鉛を使っている
ものも多く、どれが鉛を使用していないのか判別がつきません。

ま、これなら絶対安心だよね・・・しかも有名なル･クルーゼとあらば、一生
使えるでしょう。

買ったのはいいのですが、とてつもなく大きくて重かった～～
あとで、量ってみたら・・・箱込みで６ｋｇ！鍋単体では、５ｋｇもありました。
なんと、プーよりも重いタジン鍋。

大きさも、プーが丸まる入ってしまうような大きさです。

インターネットで調べたら、日本で売られているのは「ル･クルーゼ２７」しか
見つけられませんでしたが、これは「ル・クルーゼ３１」と書かれていました。
どうやら、この数字は鍋の直径を表しているようです。
実際に測ってみたら、３１ｃｍありました。

値段比較は、出来ませんがこれで１４８ユーロ。大体、１万５千円位で
しょうか。日本では、「ル･クルーゼ２７」で２万円以上で売られていました
ので、こちらで買うと３～４割はお得なようですね。

　

で、何故今更、そんな「ル･クルーゼのタジン鍋」の記事を？？？　と、
不思議に思われる方、ここでご安心を。

実は、鍋は買っていたものの、その５日後の暴動とその後の度重なる
引越しで、全く使用していなかったのですが、やっと引越しも落ち着い
たので、ここで何か料理してみようという事になったのです。

何を作ってみようかと妻が考えていたので・・・私から提案。
タジンの中で、一番好きな「タジンケフタ」をリクエストしました。