「遠吠え 遙か」
CoolJapanの代表選手の一つは、アニメーションではないでしょうか。
細田監督の前作。「サマーウォーズ」も大好きな作品です。
しかし、「サマーウォーズ」が「動」であるならこの「おおかみこどもの雨と雪」は「静」とでも言いましょうか。
全く違うこの2作品。
前作とは全く違う意味で、とても感動をしました。
絶対的な母の姿ではなく、こどもを育てながら共に成長してゆく姿に「人間」を感じます。
私にもあったTeenの頃。普通に反抗期もありました。
「親に向かってなんてことを言うんだ!」と叱る親に、「親だって完璧なのかよ!!」と更に言い返したことを覚えたいます。
自分が親になって思う。そう、完璧じゃないんですよ。
でも、少しでもこれから生きてゆくにに役に立てばとの思いから。何かしてあげたいという思いから…。
なんですよね。
そんな気持ちを理解せず若いってことは……本当に…。
はるか遠くから聞こえる声。
その元気な声、そして姿。
そんなことを楽しみに静かに過ごす日々。
子育てで格闘したお母さんたちには、安らかで心豊かな時間なのかもしれません。