Gute Reise

東大で西洋建築史の研究をしながら設計を勉強している大学院生の日々の記録です。リスボン大に1年間留学を終え、帰国しました。

Archi Porto

2016-10-16 | LISBOA・FAUL

エラスムス事務局の企画で、先週末ポルトまで2泊3日で行っていました。
実は、これを更新している今は21日金曜日、自分はリスボン空港にいて、
オープンハウスというイベントに参加するため、バルセロナに向かおうとしています。

ここでちゃんと更新しておかないと後が怖いので、まずはポルトの旅行記を。
(写真はフェイスブックの方に、、、)

...

金曜日

朝7時半に集合するも、バスが来たのはなんと9時、、、
後から聞くと、どうやらポルトのバス会社に依頼していて、
直前に集合場所を変更したために土地勘のなかった運転手が迷って遅れたそうなのだ。
どちらを責めることも出来ない。仕方ないか。

シントラに一緒に行ったオーストリア人のVerenaや、
Miradouroで飲んだドイツ人のRobin、ハンガリー人のAgnes、Vickey
それから最初の頃Baixa-Chiadoで飲んだブラジル人のPaulaなど、
ちょこちょこ知っているひともいた。


かなり時間が押したが、4時間かけてポルトへ。

まずはシザのプールやレストランを見学。
途中、Verenaと、ドイツ人のJaninaと話していて、
Janinaはドルトムント出身らしく、香川選手のことを聞くとやはり知っていた。

それから、Janinaの友達が今日本に旅行に行っているらしく、
ここに行ったって!と見せてもらった写真が原宿と表参道だった。

あーー、原宿は中高生の繁華街で、表参道は、安藤忠雄の建築とかあるよ。
表参道は、日本で1番"ファッショナブル"な街だよと教える。(鉤括弧つきなのがポイント)

まだ一ヶ月半ほどしか経っていないのに、懐かしいねとれなちゃんと話す。
そして大抵、日本の恋しいものの話になるときには、
とりきの焼き鳥が食べたいな〜、、やめようとりきの話をするのは!!
とオチをつけて終えるのが鉄板になりつつある。


その後は、レムによるCasa da Músicaを見て、ホステルへ。

夜は学食のような雰囲気のブュッフェのお店で食べる。
幹事の学生に、どうして幹事やろうと思ったのかれなちゃんが聞くと、
知見を広めるのが一番、あとはちょっと成績がつくんだよ。とのこと。
そりゃ成績がつくか謝金でもない限りやらないよな。

朝早かったこともあって眠かったのでれなちゃんと0時頃一緒に帰る。
傘をホステルに忘れてしまっていたので、雨の中走った。


土曜日

れなちゃんと一緒にホステルの朝食を食べる。
集合時間にロビーに行くと、VerenaやJaninaに、
のぶき大丈夫?昨日凄い酔ってたみたいだけど、、と聞かれた。
昨日私たちが帰った後、他の人はクラブに行っていたようだった。
会う学生会う学生にのぶきくんのことを心配されるので、れなちゃんと爆笑した。

れなちゃんに金曜行きのバスの中で散々嵐のことを話していたので、
VS嵐というレギュラー番組の動画を見せていると、なになに?とエラスムスの学生も覗き込む。
日本で一番人気があるグループのテレビ番組で、アトラクションで勝負するんだよと簡単に説明。

ドイツ人のLarsが、あれなら見たことあるよ、タケシキャッスル!と言っていて、
Verenaも、あ〜あれ面白いよね、と。
タケシキャッスルってなんだ、、、と一瞬思ったが、つまりはたけし城のことだった。
世界の北野、恐るべし。


まずは旧市街の辺りを散策し、特にドウロ川周辺の美しさには感銘を受けた。
2年前、パリでセーヌ川のクルージングを夜したことがあり、
ノートルダムを中心とした美しい風景にかなり感動した覚えがあるが、
もしかしたら、ドウロ川沿岸の景色の方が好きかも。

その後もいくつか建築を見て、解散になった後、
ハリーポッターのモデルになったと言われている本屋さんを見に行く。
日本の友達へのお土産や、記念になりそうなポルトのデザイン集など購入。

れなちゃんがVanessaに、夢にまで出てきそうなくらい美味しいと
オススメされたというエクレアのお店に行ったが、
エクレアは18時半にしてなんと売り切れらしく、エスプレッソとムースのデザートを頼む。

隣のカップルがこちらのケーキをじっと見つめていたので、
貴方たちも、エクレアできたんですか?と聞くと、
勿論さ、売り切れで残念だよ。と言っていた。

昼間に見たドン・ルイ1世橋からの夜景をもう一度見て、ホステルに帰る。



夜は前日と同じ場所で食事をする。
れなちゃん、VerenaやJanina、
ウェルカムディナーで席が近かったMickeyなどと近くの席になった。

日本語の読み方のことなどもうこの時期になると説明もお手の物。
ドイツ語で好きな言葉ある?と2人に聞くと、ないかなぁと言われてしまいちょっと寂しい。
逆に好きな日本語は?と聞かれたので、「懐かしい」を挙げて説明した。
小さい頃のこととか思い出して、あ〜あの頃に戻りたいなぁとか
そういう色んな感情が混ざり合った気持ちのことだよ、と言うと
あ〜なるほどね、と思っていたよりずっとリアクションがよかった。


食事の後、Robinが探したというエレクトロ系のクラブに行こうと歩いたが、
エントランスに50€程かかるということだったので、断念。
結局昨日も行ったらしいところに行くことに。

道中、Verenaとカリフォルニアにいた頃の話をしていて、
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジとリスボンの4月25日橋って
同じ人が作ったって聞いたことあるんだけど、と言われる。

もしそうなんだとしたら、どういう運命の巡り合わせなんだろうか。
故郷日本、第二の故郷カリフォルニア、そして第三の故郷となりつつあるリスボン。

父に用意してもらった道と、そして自分で選んだ道とが、繋がりつつある。
なんとなく選んで進んできたはずの道が、
本当にただ偶然出会ったものとは思えないのです。
何かに導かれるようにしてここにきたような、そんな気持ちになった。


そうこうしているうちに目的地に着く。
こちらのブログで書いたことがあるかわかりませんが、
私は以前所属していたダンスサークルで引退までハウスというジャンルをやっていました。
ハウスといえば、クラブで踊って一番楽しいジャンル。
一年半ぶりに思い切り踊って楽しかった、、、

イタリア人は人数が多いことから固まりがちであまり喋ったことがなかったが、
ここでダンスを披露したことで仲良くなることができたし、
まさかダンスがここポルトガルで生きてくるとは思っても見なかった。
3時くらいにはれなちゃんと一緒に抜けて帰る。


日曜日

朝、れなちゃんと土曜日のリベンジでエクレアを食べに行く。
噂通り、美味しかった。

シザのセラルベス美術館を暫く散策し、
ワインのテイスティングに行った。

ポルトワインには、白、ルビー、トニーの3種類あって、
それぞれの違いについてなど説明を受けてから、トニーワインのテイスティング。
美味しかったので、両親へのお土産にと、2本購入した。


こんなに大人数で同僚と旅行することなんて今後二度とないだろうし、修学旅行みたいで、凄く楽しかった。
滞在中の良い思い出になったと思う。

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