もういくつ寝ると お母さま～♪

お母さまが日曜日に遊びに来てくれることが決定　
ダディわしの手作りご飯気に入ったんだよね　
それにわしに会いたいんでしょ　

匂いチェックも大丈夫
　
お母さまの大好きなわしの香りですね　
「シャンプーすれば」
今日はいいや　

それはそうと、マミイ土曜日お休みなんでしょうね　
「なんで」
わしの大事なお母さまがわしに会いに来るんですよ　
汚掃除しないといけませんからね　
「我が家的にはきれいの部類に入ると思うけど…」
マミイの基準で考えるなんて問題外です　


マミイの取り込んだ洗濯物が山になっていますよ　
「殿様登って遊んでるじゃん」
もう飽きたから雪崩の起きるクローゼットにおしまいしてください
　
「夜だけど、ベランダ片付けようかなあ」
お花で遊ぶ暇あったら、お母さまが喜ぶことを考えればいいんです　
「お花好き同士なのよ」
そうですね　
じゃあお花のきれいな公園行きましょう
　
「殿様は留守番だよ」
主役の
わしがいなくてはお母さまも来た甲斐がありませんよ
　
「殿様いると、殿様のお父さん呼べないんだよねえ」
父ちゃんは留守番　
母ちゃんは来てもよし　
おっかないお姉ちゃんは父ちゃんとお留守番　
これでみんなＯＫ　

「それだとさ、２匹しか集まれないのよ」
この狭い汚家には十分だと思いますが
　
「殿様がいなければ３匹集まれるのよね」
わしがいるからこそ、お母さまが来ることわかってないな

「ダディと例のお店巡りでもしとけば」
楽しい１日を罰ゲームで過ごす気はありません

わしがいないところで全員集まってみろ
　
わしはちゃんと復讐しますからね　

まずヘタレの父ちゃんを

血祭りにあげてやる　

その次はマミイだ

マミイの靴下のようにボロボロのビリビリにしてやる
　
「マミイに手を出すようなことをしたら、ご飯あげないからね」
わしは狩りができる獰猛愛玩犬　
兵糧攻めなんて効きはしませんよ
　

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