げんげ田

れんげの花が一面に広がった田圃の風景は子供のころの郷愁を誘われる。最近またれんげの花が見られるようになってきた。げんげ田をみると子供に帰りころがって草の香を嗅ぎたくなる。

げんげ田や寝ころぶ空は何処までも

ぶらんこ

公園のブランコに乗ってみた。久しぶりのことであまりうまくは漕げなかった。ブランコも難しい、それとも年を取ったせいかな。

ぶらんこや少しだけども漕いでみる

春嵐

午前中は快晴の夏日と言う暑さであったが午後から曇り始め夕方に激しい雷雨に襲われた。久しぶりの大荒れとなった。

春嵐朝まで雨戸叩きおり

木瓜の花

木瓜の花がお寺の庭に美しく咲いていた。真っ白な木瓜の花の風情はなかなかのもの。

晴天に木瓜の白さや旦那寺

チューリップ

今年は雪が何時までも消えずに残り遅い春であったが、花が咲きだすと一斉ににという感じであった。チューリップも咲き競っている。

庭と道分けて彩るチューリップ

行く春

もうすぐ五月、暦の上では初夏、新緑の季節となる。山の木々も柔らかい緑にあふれる気配を見せだしてきた。

行く春や緑ふくらむ散歩道

草餅

蓬が出てきたので新芽を摘んで蓬餅を作ってみた。蓬の香りはなにか子供時代の懐かしさを思い出させてくれる。

幼き日引き寄す香り草の餅

葉桜

近くの桜並木も山裾の公園の桜も葉桜となってきた。葉桜は葉桜でなかなかいいものだなと感じている。

葉桜をしっとり濡らし雨煙る

薇

今年の山菜は何時もとは遅いような気がする。また蕗の薹はだらだらと続いてもいる。今は薇（ぜんまい）が取れ出した。毎日のウォーキングに誓うの小さな山に登っているが今の楽しみは山菜を途中で摘むことだ。

楽しみは山菜摘みしウォーキング

花冷え

花冷えの寒い一日だった。今日も放射冷却で朝は冷え込むとのこと。一日の温度差が大きく年寄りにはこたえる陽気である。

花冷えやついつい愚痴る身体かな