白血病つんでれ猫、天星くんのブログ☆

生後1年半で白血病陽性、縦隔リンパ腫を発症。
天ちゃんの治療や日々の様子などを更新していきます。

そして、安楽死

2022年02月18日 | 癌闘病の記録

家族で出した答えは、安楽死です。

 

でも、病院ではなく

せめて天ちゃんの安心している自宅で逝かせてあげたい。

と言う気持ちで病院に連絡したら

その日は担当の先生がお休みで

「胸水を抜く事は出来ますが

 安楽死は担当の先生と相談してもらわないと出来ないんです」

と言われてしまいました。

 

またこの苦しみの中、

いやもっと苦しむ中 翌日まで我慢させるの?

 

でも確かにまだ助かる方法があるかもしれないのに

飼い主が早まってしまってるのかもしれないし

 

でも目の前で溺れかけてる子を翌日までほっておけるわけない。

胸水抜けばいいのかな?

 

酸素濃度も50%とマックス

これ以上できる事もないし・・・

 

という事で

安楽死を視野に入れ別の病院を探しましたが

どこも往診で対応してくれる所はありませんでした。

 

唯一1つだけ対応してくれる所がったけど

3日後と言われ・・・却下

 

仕方がない、病院に連れて行こう。

そして、まずは胸水を抜いたらどうなるかを相談し最終判断を下そう。

 

と酸素室に酸素を充満させ

ハウスごと車に乗せ、

簡易の酸素発生器(かなり出力は弱いです)も乗せ出発。

 

何とか無事病院に到着し

エコーで今の様子を確認したら、

 

ここで初めて知ったんですが

左肺は全て癌に侵され全滅状態

右もかなり侵食し、胸の真ん中にあるはずの心臓が右わき腹に

そしてほんのわずかな隙間の肺に胸水が溜まってる状態だったんです。

 

先生に胸水を抜いたらどのくらい抜けそうですか

と聞くと

 

「20ccくらい」

 

たったそれだけ?

 

しかも

「癌も大きくなるので

多分この後も毎日抜きに来なければならないだろう、

そして抜いても酸素室から出す事は出来ないでしょう」

と・・・そして

 

「今日は胸水を抜いて、抗がん剤を始めれば良くなるかもしれないけど

抗がん剤を使っても余命1ヶ月

ステロイドで様子を見ても1~2週間の命ですね」

と言われるくらいもう癌が大きすぎる状態のようでした。

 

天ちゃんにとって胸水を抜く事は

分けもわからず針を刺され地獄の苦しみ。

それなのに楽にならない

それを毎日?

しかも酸素室から出られない余命なんて

生きてるというより、苦しみと恐怖の中生かされてる

と言っても過言じゃない状態です。

 

心を決めました。

でも言えないんです。

 

だって、その一言を言ったら

 

天ちゃん、今日ここで死んじゃうから

 

でも天ちゃんを救うため、声を絞り出すように

 

「安楽死をお願いします」

 

この一言を発するまでは、泣く事を我慢してたけど

涙が止まらなく、溢れ出し立っているのがやっとでした。

 

治療を進めてた先生も承諾して下さり

安楽死する事になりました。

 

しかし、

「天ちゃんを処置室に連れて行くのでここでしばらくお待ちください」

 

と言うんです。

 

それは絶対いや!

どんなに辛くても、腕の中で見送りたい

と先生にお願いし、

先生も院長にお願いしてくださり、診察室で行う事になりました。

 

 

そして薬が用意され、血管確保し

 

鎮静剤を投与した瞬間眠り

 

「今眠りました、麻酔を入れていきます」

 

と麻酔を注入し、多分10秒くらい

 

心臓が止まりました。

 

 

 

 

 

全てが終わるまで約15~20秒くらいだったか

あっという間の出来事でした。

 

 

 

最期は天が大好きだったお兄ちゃんに抱かれ逝ったんですが

初めは苦しく全身に力を入れ固まってたけど

急に力が抜け

 

あ、今眠ったんだな

とわかったそうです。

 

「今心臓が止まりました」

 

と言われた瞬間は、悲しいというより

良かった、天ちゃんを救う事が出来た

と言った気持ちの方が大きかったです。

 

不思議ですね、殺したのに救ったなんて・・・

 

2022年2月17日 永眠

 

 

安楽死、人が命の期限を決める行為です。

もちろん人間では法律で禁止されてますし、

人によっては宗教や倫理観から反対する人もいます。

 

私も出来る事なら自然に逝く事が望ましいし

それが自然の掟と思ってますが

こんなに苦しんでるのに自然もへったくれもない、

楽にさせてあげたい、この後続く苦しみから解放してあげたい。

そんな一心でした。

 

この記事は安楽死をすすめる物ではありませんが

安楽死を選んで後悔してる方、罪悪感を抱えてる方

これから同じ状況を経験するかもしれない方への参考になればと思います。

 

このブログでは、天ちゃんの楽しそうな様子や仔猫時代の事など

いろんなことを織り交ぜながら書いていこうと思ってたけど

蓋を開けたら、辛く悲しい記事ばかりになってしまいました。

そして天ちゃんの猫生と同じ短いものにもなってしまいましたが

この先も、何かの検索で引っ掛かり

同じ病気で苦しんでる猫ちゃんの参考になればと思ってます。

 

天ちゃんはあっという間にお空に帰ってしまいましたが

エビデンスを無視し、癌が発覚しても7年8年生きている子もいるそうです。

猫ちゃんも飼い主さんも諦めないで、

そしてどんな治療を選択しても後悔しないよう

エールを送り、このブログも幕を閉じます。

 

短い間でしたが、ありがとうございました。

 

 

おやすみ、天ちゃん

 

 

最後まで読んで下さりありがとうございます。
 
 
天ちゃんのおててに
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最期の日

2022年02月18日 | 癌闘病の記録

 

 

 

2021年12月28日

呼吸が変だな、と思い病院へ行ったら

白血病と癌の疑い・・・

 

まさに世間は年末年始に入る時で

ここから検査の結果を知るのは2週間以上先。

このスタートの出遅れも悔やまれるところなんですが

 

 

1月18日から抗がん剤開始

 

しかし治療の甲斐なく2月17日、虹の橋を渡っていきました。

 

今回天ちゃんがどんな最期を迎えたかですが

自然に...ではなく安楽死です。

 

3回目の抗がん剤が延期になったその日の夜から

また胸水が溜まり呼吸が苦しそうになって来ました。

 

前日には「胸水はあまり溜まってませんでした」

と先生から言われたのに急にこんなに苦しくなるんだ

癌が相当大きくなってしまってるのかな?

 

と酸素室に入れたんですが

 

その翌日は朝はまだ自分から外に出て

呼吸は苦しそうだけど日向ぼっこして、天の居心地の良い場所にいたんですが

それが最後で、酸素室から出す事が出来なくなってしまったんです。

 

酸素室の中にはトイレも置いてありますが

自分のトイレで用を足したいプライドがあり

その時だけトイレに連れて行ってたのが

外に出すと、まるで首を絞められてるかのように口を大きく開いて

呼吸が出来ずパニック状態で

自分から酸素室に飛び込んでいく…そんな状態になってしまったんです。

当然薬も飲ませられません。

 

その日の夜は、酸素室の中にいても開口呼吸で

どんな姿勢でいても辛いのか

何度も何度も姿勢を変え、一晩中寝られてない様子で

 

朝にはもっと口を大きく開け目もうつろ

時々横になりますが

踏ん張って立ってる状態。

 

胸水を抜けば楽になるのかな?

でも胸水を抜く量もはじめは200ccあったのが

どんどん少なり40ccとなり

胸水を抜けば楽になってた呼吸も

あまり変化も無く

胸の癌が大きくなってる事を意味してました。

 

しかし問題は、酸素室の外に出すと

恐らく数分で逝ってしまうかもしれない…という事。

病院行けたとしても、胸水を抜く恐怖で多分呼吸困難になり

抜くが早いか、呼吸が止まるのが先か

 

胸水の溜まるペースもどんどん早くなってるし

この先抜いても抜いてもキリがないだろうし

 

痛みと苦しみの中、酸素室で生き続ける事が果たして幸せなのか

今となっては「生きて欲しい」

これは飼い主のエゴ

 

家族みんなで出した答えは

 

安楽死・・・

 

 

 

 

次の記事に続きます

 

 

 

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虹の橋へ・・・

2022年02月18日 | 癌闘病の記録

残念なお知らせです。

 

1月17日、満月の日

天ちゃん虹の橋へ旅立ちました。

 

1才と半年、短い猫生だったけど

沢山可愛がり後悔はありません。

 

白血病、縦隔リンパ腫が見つかったのが12月末

まさに世間が年末年始休暇に入る時で

癌の組織検査も2週間以上待つ事になり

 

癌と診断され抗がん剤治療開始ししましたが

初めに何かおかしいと気が付いて約2ケ月

こんなに早く逝くとは・・・

 

このブログは同じ病気の子達のお役に立てばと言う気持ちもあり始めました。

なのでどのような最期を迎えたかも記録しておこうと思います。

 

読みたく無い方もいると思うので次の記事で書きます。

 

 

 

 

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酸素濃縮発生器レンタル

2022年02月16日 | 癌闘病の記録

今までは簡易の酸素発生機を使ってましたが、

 
濃い酸素を送るため
医療用をレンタルしました。
 
病院で数社のパンレットを頂きましたが
家にオキシホテルの酸素室があったので
同じ会社の酸素濃縮発生器を頼みました。
 
けど私の注文ミスで
容量の小さいタイプが送られて来て
すぐに交換してもらい
一安心。
 
 


 
 
会社はユニコムと言う会社ですが
注文時間を過ぎていたけど
直ぐに送ってくれたり
本当は間違えた物を使わずに返却しなければいけなかったところ
 
猫ちゃん苦しんでますよね?
次のが届くまで使って下さい
容量が小さいので口元にチューブやマスクを置いてあげれば大丈夫ですよ。
 
と凄く親切な対応に助かりました。
 
 
そしてやはり
簡易な物とは酸素濃度が違います…
酸素室に顔を突っ込むと
違いが一目瞭然
 
簡易の物は緊急時にマスクとして使用したり
直ぐに欲しいけど配送が間に合わなかったりした時には助かります。
そして人間のリラックス用にも使えるので
一家に一台あると安心ですが
 
病気の子にはやはり医療用がオススメです。
 
天ちゃん
今外に出すと苦しいのか、外に出すと自分から酸素室に飛び込んで行きます。
 
 
酸素室から出られない
抱っこもできない
そんな状態で幸せとは言えないね…
 
生かされてるだけだよね。
 
ステロイドを投薬して
少しでも楽になってくれますやうに🙏
 
 
 
最後まで読んで下さりありがとうございます。
 
 
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苦しそうです

2022年02月16日 | 癌闘病の記録

今日の天ちゃん、

 

朝は自分から酸素室から出て

呼吸は早かったけど日向ぼっこし

でもその後はずっと酸素室なんですが

 

夕方から外に出すと開口呼吸がはじまり、

血液の状態からステロイド使わない方が良い

と言われていたけど

先生に今の状態を説明したら、ステロイドを使ってみましょうと

やっとステロイドの投薬をしました。

 

これで少しでも楽になってくれたら良いんだけど。。。

 

私の肺を切り取って、少しでも楽にしてあげたい。

 

 

神様お願い!

助けるか、早くお空に返すか

どちらかにして下さい・・・

 

 

 
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