今日は実家の近くのお祭り。子供たちを連れて沼津に向かう。
子供の頃からこのお祭りが正月、沼津夏祭り、と3大イベントの一つであった。まだ国道一号バイパスがなかった頃は露天が沢山並び、盛大であったが、バイパスが出来てからは縮小したものの、小学生だった自分には実に心躍る行事だった事には違いなかった。
そんな楽しいお祭りで、一つだけ浮ゥった思い出がある。
子供の頃、神社にお参りに行くと神社の横にある大きな木の下で戦争で障害者になってしまった方々が軍服を着てハーモニカを吹いていた。
その人たちは帽子を深くかぶり、顔はあまりよく見えなかったのだが、凄く浮ゥった印象がある。
自分の子供の頃には、まだこういった戦争で辛い思いをした人たちが沢山いて、その人たちを生で知る事が出来た。
自分たちの子供はそういった体験はもう出来ないだろう。戦争は教科書の中の話でしかない。(自分の子供の時もすでにそうであったし)「靖国問題」なんてピンと来ないだろう。
何十年かぶりにこの神社にお参りして、あの兵隊さんがハーモニカを吹いていた木の下でこんな事を考えてしまいました。
家の近くには防空壕も沢山あり、遊び場でした。
恐かった記憶 同じですね。