<今回歩いたログ(足跡)>
●歩いた日:2024年3月24日(日)
●歩いた所
・栗 沢:柏木野、向野
・大神成:野中、十二田、坊谷地、蓬田、山回、上村、前田、西村
●歩いた位置
●歩いたログ(足跡)(道のり6.0km)
(以上の地図:国土地理院に加筆)
今回も前回に引き続いて「旧中仙町豊岡」です。歩いた場所は前回のさらに東側、「東山」の麓に位置する「大神成」というところです。「地名へのいざない」によると、「大神成」は「神が鎮座する場所。あるいは村の中心部から離れた一段高い上段の部分」とあり、「斉内川」が平野部に入る地域の一帯で、小字(コアザ)も多く、比較的大きな村であった、ともあります。実際歩いて見ると山際の一段高いところで、そこを神が鎮座する台座に見立てたような地名はぴったりする感じがしました。
余談ですが、「斉内川」の南側には「小神成」という地名もあり、こちらは「旧太田町」の「長信田」になりますが、「大神成」との関係ははっきりしないということです。
今回の記事を書き始めたのは5月(2024年)の連休明けですが、実際歩いたのは1カ月半ほど前の3月24日で、また季節外れの写真、記事になってしまいました。ご勘弁願いたいと思います。
それでは本文に入ります。
前回歩いた「県道50号」を、「斉内川」にかかる「堀口橋」を渡って北に少し車を走らせると、「豊川」方面から延びる道と交差する十字路がある。十字路脇に昔の道跡と思われる空地があるので、そこに車を停めてスタート。
「県道50号」に出たところで行く手を望む。
(「向野」、「十二田」の風景)
青空が広がる絶好の「仙北平野」歩き日和。雪がまったくなく、3月とは思えない陽気。
県道の左手(西側)は「栗沢」の「向野」、右手(東側)は「大神成」の「十二田」。「栗沢」、「大神成」は「明治」の立村・合併以前の「村」であり、県道はその境になっているようだ。
前回も歩いた県道を北に向かう。少し行くと「十二田川」にかかる橋がある。
📸001:「十二田川」
前回は橋の上から下流(西側)を望んだが、今回は上流を望んだ写真。
「十二田川」は写真のように非常に小さな河川であるが、この後出会う「内沢川」とともにこの地域にとっては大切な水源であったと考えられる。この水があって「大神成」村が拓かれたのだろう。
なお、「十二田」の「十二」は、前回も書いたように山の神のことであり、このことからもこの川が命をつなぐ貴重な水源であったことがわかる。
(②に続く)