ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧仙北町横堀を往く-5②

2024年07月07日 | 旧仙北町を往く

<「西福嶋」の体育館跡地>

●歩いた日:2024年6月18日(火)

●歩いた所

 ・堀見内: 藍野、置上、北藍野、谷地、西福嶋、下東中屋布、堰端、福嶋、南福嶋、南谷地

 ・高 梨:八嶋、下八嶋、車瀬(旧仙北町高梨)

●歩いたログ(足跡)(道のり7.6km)

(以上の地図:国土地理院地図に加筆)

 「川口川」の堤防上の細い道を北に進む。「藍野」、「置上」、そして「北藍野」と行くと右手に墓地がある。

📸002:「北藍野」の一角

 墓地の入口から歩いて来た方向、「こども園」の方を望んだ写真。

 入口に立つ左手前の石柱は、かなり風化が進んでいる。この集団墓地が古いことの証である。

 中央の墓石に「無縁塔」と刻まれている。飢饉の年などによそからこの地域に流れ着き、ここで亡くなった人が少なくなかったのであろう。「無縁塔」あるいは「無縁塚」には、「仙北平野」歩きでこれまでも何度か出会っている。

 川沿いをさらに行くと「県道305号」に出る。左に折れて橋の上から川下を望む。

📸003:「竜門寺橋」から南を望む

 写真中央に先ほど立ち寄った墓地が写る。そこから川沿いの道を手前に来たところ。

 橋の名称は「竜門寺橋」。現在、この近くに寺は見当たらない。昔、こういう名前の寺があったので、それを橋の名称にしたのだろうか。

 この橋には、以前、川の右岸を歩いた時にも立ち寄ったので、これでその時のログとつながることになる。

 川原には「ヨシ(葦)」などの草がびっしり生い茂り、その中から「ぎょぎょし、ぎょぎょし」(辞書にはそう書いてあるが、私が子供の頃は「ぎゃぎゃち、ぎゃぎゃち」と言っていた)と、「ヨシキリ(葦切)」の鳴き声がうるさいほど聞こえてくる。

 橋から引き返す。橋の東たもとに神社がある。

(「谷地」の「八幡神社」)

 杉木立の中にひっそりとした感じで神社が建つ。歩き回っていると、木立が切り倒されてポツンと建つ神社も多いが、いかにも寂しげである。

 神社の前まで行って扁額を見上げると「八幡神社」とある。

 左手の建物には「谷地部落集会所」の看板がかかる。

 県道を東に向かって歩き始めると、「クリ(栗)」の花が満開らしく、その独特の香りが漂い、また、どこからか「キジ(雉)」の甲高い鳴き声が聞こえてくる。

 「県道305号」を東に向かう。この辺り、県道の左手(北側)は「西福嶋」、右手(南側)は「谷地」のようだ。少し行くと、左手に何やら厳めしい門のようなものがある。

📸004:「西福嶋」の体育館跡地

 右手の門柱?に近づいてプレートを見ると「大仙市仙北体育館・武道館・第二武道館」とある。「仙北町」時代に建てられた体育施設の跡地のようだ。

 敷地の中を眺めると、入ってすぐ左手に武道館のような建物があるが、体育館はなく、写真に写る広場に体育館が建っていたと思われる。

 奥の「仙北中学校」の敷地と思われるところにも武道館のような建物が建っているが、第二武道館だろうか。

(③に続く)


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