ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧大曲市花館を往く-2(その6)

2018年07月01日 | 旧大曲市を往く

 

●歩いた日:2018年5月29日(火)

●歩いた所

 ・花館:柳町、泉町、美原町、若竹町、大曲白金町、佐野町、上町、中町

●歩いたログ(足跡)(道のり6.3km)

(以上の地図:国土地理院)

 中学校の手前の角を左に折れる。

 折れた道は、旧国道と並行して走るかなり広い道である。しばらく進んで振り返る。

📷010:「若竹町」の道

 奥から手前に歩いてきたところ。突き当りを左に行くとすぐ中学校である。

 道右手に「白神山地の四季」の白い看板がある。「白神山地の四季」は、前述した「嶋田ハム」の隣、「八重寿銘醸」の清酒で、看板がかかるところは酒屋さんである。

 この辺りから、道の両側には住宅が建ち並ぶ。その密集した住宅街を、あてずっぽうに何度も曲がり、「丸子川」の堤防を目指す。ようやく堤防に上がったところでカメラを取り出す。

📷011:「丸子川」堤防から西山を望む

 堤防右側の茶色の家の辺りで堤防に上がり、手前に少し来たところである。堤防奥に「神宮寺岳」と「伊豆山」が重なっている。

 「姫神山」の下に、「雄物川」に架かる「姫神橋」がのぞく。左下の「丸子川」はこのすぐ先で「雄物川」に合流するが、「雄物川」が付け替えられる(以前のブログ「旧大曲市大曲を往く-2」を参照)前はこの下の「丸子川」がかつての「雄物川」が流れていたところである。この辺りを「雄物川」と表記している地図もある。

 ところで、話が全く変わるが、フィギュアスケートの金メダリスト、「ザギトワ」選手に贈られた秋田犬「マサル」は、報道によると「若竹町」にお住いの方が育てていた子犬とのことである。先日、育てられたご夫婦の方がテレビに出演され、秋田犬を堤防で散歩されている様子が放映されていた。その画面に出て来た堤防が一目でこの写真の堤防であることがわかり、ついこの前までここを散歩していた子犬が今は数千キロ離れた「ロシア」の地を歩き回っているのは不思議な感じがする。「ロシア」での様子もニュースに登場していたが、犬には言葉の壁がない?せいか、すぐにかの地に馴染んでいる様子に見えた。

 堤防をさらに進んで、今度は反対側にカメラを向ける。

📷012:「丸子川」堤防から上流側を望む

 右端にベージュの四角い建物が見える。「丸子川」の向かい、旧国道にかかる「大盛橋」のたもとにある「グランドパレス川端」である。この場所は、「雄物川」が今の河道に付け替えられるまでは、「雄物川」と「丸子川」が合流する地点に当たり、文字通り川の端にあった。後でその当時の航空写真をご覧いただく。その所在地も「浜町」である。

 堤防左脇から奥に続く木立は「八幡神社」と長い参道に連なる木立で、昔の航空写真を見るときに絶好の目印になる。

 堤防上を少しまっすぐ進んで木立の脇から堤防下の道に降り、細い道を引き返す。

📷013:「白金町」の小道

 道が緩くカーブしているところをみると、ここは道を整備した後に住宅街が形成されたのではなく、古い道沿いに家が建ち並んだようである。

 この辺は「白金町」である。「地名への・・」によると、「白金町」は旧「大曲町」の「十日市二ッ森」、旧「花館村」の「竹花」、「井戸関」の一部が合わさった新町名とある。二つの旧字名が「花館」に属するので、このブログでは便宜的に「花館」の地名に分類したが、ここの子供たちは「大曲小学校」に通っているとの話である。

 写真を撮った位置のすぐ背後の十字路を先ほどは堤防の方に向かったが、戻りは反対方向の旧国道の方に向かう。旧国道の手前で左折して少し行くと左手に小さな公園がある。回り込んで入口の所に立ち寄ると「十日市公園」とある。昔の地名が残っていてうれしい気持ちになる。

(その7に続く)


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