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Technomaestro-テクノマエストロ-

技術立国日本を影で支える技術者たちをかっこよく紹介!少しでも興味を持っていただければ幸いです。

#017「花火を安全にした男」

2005-03-21 00:32:08 | Weblog
今回のテクノマエストロは
花火の製造を安全にした男、
通産省工業技術院の松永氏です。
華やかな花火に対してその製造過程は危険の連続です。
それをロケット燃料製造技術を転用し
安全なものにしました。
画像はポリマーボンド花火に使われるポリマー樹脂です。

日本の夏の風物詩「花火」
近頃では海外でも日本の花火が評価され、
花火技術は輸出されていると聞きます。
世界をリードする日本の花火。
花火に関する日本一をいくつかあげてみます

日本一の規模の花火大会は大阪富田林のPLの花火大会です。
打ち上げ総数12万余発で名実ともに世界一です。

日本一長い花火大会は北海道洞爺湖の洞爺湖温泉花火大会です。
どれぐらい長いかというと1996年の実績では4月27日~10月31日まで
186日間毎日花火が打ち上げられていたといいます。
各晩の打ち上げ数は約400発。

日本一大玉打ち上げ花火大会は新潟県小千谷市の片貝まつりです。
ギネスにも掲載される世界一の大花火「四尺玉」は
重量450キログラム、約850メートルまで上昇し
夜空で直径約800メートルまで広がります。

年間通算打ち上げ数日本一は静岡県熱海市の熱海海上花火大会です。
この花火大会は夏に5回、冬に3回でトータル予算と
トータル打ち上げ数では他の大会を凌駕します。

今回は花火大会の縁の下の力持ちの紹介です。
http://www.fiberbit.net/user/takuoka/technomaestro_top.htm

#016「ウランを獲る男」

2005-03-20 20:14:46 | Weblog
今回のテクノマエストロはエネルギー資源のウランを
無尽蔵といわれる海水中から採取する技術「ウラン採取材」を
開発した日本原子力研究所の須郷氏を紹介しています。
画像はそのウラン採取材です。
エネルギー資源の可採年数は原油で約40年、天然ガスで約60年、
石炭約200年、ウラン約70年となっています。

それらに代わる新エネルギーは
どんなものがあるのか?
候補は色々ありそうですが代表的なものとして
①太陽光
②風力
③廃棄物熱
④燃料電池
といったところでしょうか。
これらがいまだに実用化のめどが
たっていないかといいますと
安定供給や絶対発電量の少なさもさることながら
発電コストが高いということもあるようです。

例えば①太陽光発電は1kWhあたり66円。
これは現行発電施設を用いたコストが
23.3円であることから約3倍!
新エネルギー普及までの技術的な課題は
まだまだ多そうです。

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#015「大地を固める男」

2005-03-20 13:31:24 | Weblog
今回のテクノマエストロは音で地面を固める男
大同工業大学の桑山氏の紹介です。
画像は超音波発進装置です。
大きな地震のたびに取り上げられる液状化現象。
それに対する建築土木界の取り組みは
なかなか進んでいないのが現状です。
桑山氏の技術はこの分野に一石を投じていると思います。

この液状化現象のハザードマップが各自治体から出ております。
参考までに横浜市のものは以下のようになります。
http://www.city.yokohama.jp/me/bousai/ekijouka_map/south_kanto/index.html
液状化現象が極めて高い、赤い部分はやはり埋立地に集中しているのが分かります。
阪神淡路大震災のポートアイランド・六甲アイランドは埋立地。
新潟県中越地震の、小千谷市や長岡市、与板町、柏崎市などは
水田や湖沼を埋め立てた箇所等で液状化の発生が見られました。
上越新幹線の列車が脱線したのも、この液状化によるところが多いものと推測されています。

液化現象のハザードマップは都市部の特に埋立地が多い個所で発行されているようです。
このハザードマップってその土地の状況に応じた形で発行されいるのがよく分かります。
火山や、洪水、河川の氾濫ハザードマップなど。
東京では犯罪発生マップなんてのも発行されているのは
さすがと言うかなんというか…
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#014「地面に温度をためる男」

2005-03-17 23:16:29 | Weblog
今回は「地面に温度をためる男」として
熊本大学工学部の石原教授を紹介しています。
増加する電力需要にいかに対応していくか。
その答えのひとつが石原氏の土壌蓄熱空調システムだと思います。
画像はこのシステムのイメージ図ですね。

そろそろ春闘の結果が出てくる時期ですね。
皆さんの会社の結果はいかがでしたか?
私の勤めている会社はいつに無く厳しく
一時金は前年割れしてしまいました。
理由はやはり利益の大幅ダウン。
その原因の一つに原材料の高騰というものがありました。
成長著しい中国市場の大量消費による鉄などの
材料費がコストに跳ね返ってきてしまっているのです。
中国の一年分の鉄の需要増加量は新日鉄と住金の
一年分の生産量にあたるといわれるほどです。
増加分がですよ!!

中国市場は原材料の大量消費だけでなく
その電力消費量の増加も半端ではないと言われています。
ここ数年、中国では上海を中心とした長江デルタ地域や
広東省など、経済の高度成長を遂げる地域で、
深刻な電力不足が続いているといわれています。
数年先を見越した経済予測が
できなかったことなどが根本的な原因です。
電力網の建設の停滞や発電用石炭不足、
不十分な輸送能力などが、
電力不足に拍車をかけているとの指摘もあります。
一方で、政府の正式な許可を得ていない
発電所の建設が急増していることから、
中央政府が将来的な電力の過剰供給を恐れて、
経済引き締め政策の一環と位置付けるなど、矛盾点も多くみられます。
経済発展の副産物とも言える電力問題の解決の糸口は見えないままです。

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#013「世界最速の列車を造った男」

2005-03-16 23:39:15 | Weblog
テクノマエストロ。
今回は当時世界最速だった列車500系のぞみの開発者
JR西日本の岩本氏の紹介です。

新幹線はどんどん新しくなっていきますが
これ以上速度を上げることが
色々な制約上、不可能となってきています。
次世代大量輸送手段はやはり
リニアモーターカーになるのでしょうか。
その、リニアモーターカー。
歴史は意外と古く1962年には
リニアモータ推進浮上式鉄道の研究開発が始まりました。
日本でも山梨県で試験を行っていますが
最高速度が581km/h!!
東京ー大阪間だとノンストップで1時間になってしまいます。

現在、上海で空港アクセス用としてリニアモーターカーが走っていますが
速度は430km/h。営業距離が約30kmなので7分ぐらいしか乗れないらしいです。
運賃は
【普通指定席】75元/1枚(片道) 150元/1枚(往復)
【グリーン車】150元/1枚(片道) 300元/1枚(往復)
一元がだいたい13円位。
高いですか?安いですか?

今回は新幹線の話です。
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