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Technomaestro-テクノマエストロ-

技術立国日本を影で支える技術者たちをかっこよく紹介!少しでも興味を持っていただければ幸いです。

#022「紫外線をはね返さない男」

2005-03-31 21:48:38 | Weblog
今回のテクノマエストロは
フジコンテックの鍋島氏を紹介しています。
彼は紫外線の地表からのはね返り量を減少させる
コンクリートを発明しました。

紫外線と言えば必ず対になって出てくる言葉が
オゾン層です。
このオゾン層。地球が誕生したのが約46億年前。
そのときはまだオゾン層はありませんでしたが
約25億年から6億年にかけ、海中で生物が増え、オゾンを少しずつ作り出します。
少しずつ作られたオゾンは地球を覆うようになり、
その後生物は陸上で生きていることが可能になりました。
ちなみに「オゾン層」はたった3mmの厚さしかありません。

オゾン層が1%こわれると有害紫外線が2%増加するといわれています。
オゾン層破壊による有害紫外線の増加は、ヒトのからだの細胞に傷をつけ、
目の病気や皮フの病気を引き起こすほか、免疫力を低下させます。
また微生物は有害紫外線の影響を受けやすく、動植物の成長は妨げられるといわれています。
そのため、漁獲高の減少や、農作物への被害など、私たちの食糧にも大きな影響が出てきます。
あと成層圏の大気の環境が変化するため、局地的に大雨になったり、
台風が大型化したりといった影響があらわれます。逆に干ばつになる地域も出てくることがあります。

このオゾン層を破壊するのがフロン等の一部の物質。
ただし、オゾン層を破壊する物質は世界的な取り決めにより規制され、
成層圏の塩素などの量は世界中でフロンの使用を減らしたとしても、
あと10年から20年くらいはオゾン層の破壊は進み、
ほぼピークとなったあと、徐々に減少すると考えられています。

http://www.fiberbit.net/user/takuoka/technomaestro_top.htm

#021「ガラスに表情を与えた男」

2005-03-30 20:16:35 | Weblog
今回のテクノマエストロは
「ガラスに表情を与えた男」インテリジェント・ウィンドウズを発明した
アフィニティ(株)の渡辺氏を紹介しています。
画像はこの窓ガラスに用いられるハイドロゲルです。

インテリジェントウィンドウは自律応答型調光ガラスとも言い
直射日光をひとりでに遮る窓ガラスです。
ガラスに太陽光が当たって温度が上昇すると、
どんどん窓ガラスが白くなって、80%の太陽光をカット、
残り20%は室内に取り込み照明のような役割を果してくれます。
本資材は、ガラスが2枚になっていて、その間に特殊な液体が入っています。
つまり、パソコンなどで用いられている「液晶」の応用なのです。
省エネガラスの方は、電圧の代わりに温度の変化で色が変わるのです。

渡辺氏はそれまで大手時計メーカーシチズンに勤めていました。
これは絶対ヒット商品になると考えると会社を辞めたった一人で開発に乗り出します。
それから12年。ついに、温度が上がると白くなるガラスが完成します。
現在価格は10万円/m2とやや高め。
住宅、オフィスビル、学校、医療施設に導入されています。
渡辺氏は言います。
「これは先端に行ったなって感じですね。
なんとなくわかるんですよ、これは抜けたなっていうか、
誰もやってない世界にちょっと入ったなと。」
技術者としてそんな領域に踏み込んでみたいものです。
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#020「味に尺度を与えた男」

2005-03-27 02:21:52 | Weblog
テクノマエストロ。
今回は味に尺度を与えた男である
九州大学大学院システム情報科学研究科の
都甲氏の紹介です。
味覚は5つの基本味である
甘味、酸味、塩味、苦味、旨味
が支配的で変わってきます。
都甲氏は5つの基本味を数値化することによって
味覚をはかる装置を開発しました。

プリンに醤油をかけるとウニの味になります。
プリンに醤油だと、ウニもプリンも卵由来だし、
舌触りも似ています。
プリンの甘さを醤油で打ち消し、塩辛くすると、
確かにウニの味に近づきそう。
ただ、安いウニにしか近づかない。
高いウニはやはりそれだけの理由があるのでしょうか。

と科学的に考えていくと二つの味は似ていて当然、
と言うことになります。
簡単にいうと味覚センサーはこういう事になりますかね。

都甲氏はこう言います。
「音楽は、本来聴覚の分野に属する文化である。
しかし、それを視覚で処理できる楽譜が普及したために、
私たちは21世紀にあってモーツアルトやベートーベンの曲を再現できる。
同様に味を再現できる機器を用いることで、
「食の楽譜」である「食譜」を創ることも夢ではない。
このような共通の言語、伝達手段の確立により、
誰にでもわかる共通の尺度をもって味を語り合える時代が来るであろう。
想像を超えた味覚文化の到来だ。」
今回はこの都甲氏を紹介です。
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#019「無限の空間を耕す男」

2005-03-23 23:27:46 | Weblog
テクノマエストロ。
今回は一つの苗木に5000ものトマトを実らせる男、
協和株式会社の野澤氏の紹介です。
この土を使わない栽培方法を水気耕栽培と言うそうで、
野澤氏の考えをハイポニカ理論と言うそうです。

従来の農業技術においては人間が植物をコントロールして
栽培をしようというのに対して、ハイポニカでは植物自体の
潜在的生命力を最大限に発揮できるような環境を与えてやることにより、
飛躍的に生産量を上げようとしています。

野澤氏の言葉です。
「種に良し悪しはない。大事なことは、まだ小さい苗の時に、
自分はどんどん生長しても必要なものは充分与えられるんだという安心感があること。
そうすれば苗は世界を信じ、疑うことなくどこまでも伸びていく。
自然は、我々の知識をはるかに超えた高いレベルの機能を持っているので、
植物自身が信じて、選択して自分の能力を存分に発揮していく。
今の世の中は科学や物質文明にリードされ、
地球が破壊されていくひとつの方向があると思う。
科学は決して絶対ではなく、多種多様なあらゆる命が互いに支えあって生かされ、
生かしあっている自然の偉大さ、すばらしさにもっと気づいて大きい修正を加え
新しい21世紀を皆の心でもってすばらしい時代にしていきたい。」

う~ん。科学の偉人ってその分野だけでなく
常にもっと広い視野で物事をとらえているんだなぁって思いました。
今回は栽培の偉人のお話です。
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#018「温暖化に立ち向かった男」

2005-03-23 00:08:23 | Weblog
今回のテクノマエストロは地球温暖化対策として
温室効果ガスである二酸化炭素をリサイクルする方法を
開発する男、地球環境産業技術研究機構の丹羽氏を紹介しています。
画像は二酸化炭素から作られたメタノールですね。
誰もが二酸化炭素排出量を減らすことだけを考える中、
むしろその排出ガスを利用する辺りにこれからの
環境対策への最適解が隠されているような気がします。

増えつづける二酸化炭素排出量。我々には何が出来るのでしょうか?
家庭で出来る二酸化炭素排出量削減ということで
みんながこれに取り組めば温室効果ガスを2.8%減少させられるそうですよ。

①冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1度低く設定する
②週2日往復8kmの車の運転をひかえる
③1日5分間のアイドリングストップを行う。
④待機電力を90%削減する
⑤シャワーを1日1分家族全員が減らす
⑥風呂の残り湯を洗濯に使いまわす
⑦ジャーの保温を止める
⑧家族が同じ部屋で団らんし、暖房と照明の利用を2割減らす
⑨買い物袋を持ち歩き、省包装の野菜などを選ぶ
⑩テレビ番組を選び、1日1時間テレビ利用を減らす

最も効果が大きいのが⑧だそうで、
年間約240kgの二酸化炭素排出削減になるそうです。
今回は地球温暖化のお話です。
http://www.fiberbit.net/user/takuoka/technomaestro_top.htm