あんまり日が空いてもなんなので大晦日のDynamaiteを振り返ってみます。
序盤でのオイラの注目はK-1甲子園の野杁正明。伸び悩みのHIROYA
なんか余裕で突破だろ・・・と思って見ていたら予想通りの完勝でした。
返す刀で決勝の相手、嶋田をも圧倒。自分のかたちを持ってる3年生を相手に
これだけ戦えるなら今見え隠れする問題点には目をつむれる。
なにしろまだ16だからね、ここからの伸びがどんなカーブになるか期待します。
注目された「石井慧 対 吉田秀彦」は可もなく不可もなく。
叩かれて危うくなりながらもなんとか踏ん張って持久戦にもつれこませた石井の
頑張りは認めてあげたいね。(逆に決めきれなかった吉田にはコメントきつくなる)
「魔裟斗 対 アンディ・サワー」はいつも通りの内容だったかな。魔裟斗の左足
に対するサワーのローがどれだけ効くか・・・まずはそこを見てたんだけど、ワン
マッチじゃ動きを抑えるまでには至らなかった様子。ジャッジもやっぱり魔裟斗
寄りだし終盤で(フラッシュとは言え)ダウンしてるようじゃ勝ち目はゼロだったね。
これで魔裟斗も引退ですか・・・そんなに元気があるならペトロシアンと一戦
まじえてからでもいいのにな。
「青木真也 対 廣田瑞人」
お互いベルト巻いたチャンピオン同士による対抗戦の大将戦。それもご丁寧に
4勝4敗で迎えちゃったもんだから自然と殺気立ちます。
かなり狙った風味に腰の後ろから右手をまわし廣田の右手首を左から渡した
青木の姿(↑)を見て「あぁ、これはまずいよ・・・」って思ったんだけど、そこから
ホントに最後までやらせちゃった。(-_-;)
他の試合では恐ろしく早めに止めたりしてたのに・・・この試合にかぎっては
誰も止めない。本人がギブアップしないのはわかるけど、セコンドが止めても
いいしレフリーが止めるタイミングも結構あったように見えた。
この対戦が決まるまでの経緯もあって青木の中のマグマがあそこで爆発した
わけなんだけど、オイラは怒れる青木に「無理もないな」と同情的。
もちろん試合後の行為自体はほめられたものじゃないけど、大人の事情に
巻き込まれた上で大将としての重圧の中で戦い結果を出した。実際強かった
のは青木だしね・・・責めを負うのが彼だけだとしたらあまりに気の毒だ。
それにしてもTBSの格闘技中継は残念なこと多いね。そもそも無理なことへ
挑戦してるってことなのかもしれないけど、あれだけ執拗に煽りのVや過去の
勝負シーンでつないでおきながら編集が間に合わないのか、見たかった試合
がダイジェストにすらならなかったり多すぎる。「はっきりと事故になって表に
出なかったんだからそれだけでもすごいんだよ!」って現場の声が聞こえて
きそうだけど、それでももうちょっとなんとかならないものかと言いたいよ。
廣田・・・早く腕を治して復帰しろよな。