バレンティーノ・ロッシがオランダGPで2年8ヶ月ぶりの優勝を決めました。
ここに至ってのロッシは「脚元がパンとすればまだG1を勝つ力がある・・・」と言われ
ながらもそのまま勝てずに齢を重ねてしまった競走馬とでも例えたらいいかな。
ドゥカティと離れヤマハに復帰してからもロッシ本来の走りは取り戻せてなかったん
だけど、この日の彼は最初から最後まで力強い走りを見せてくれた。
スタートを決めて好位付けすると序盤からプッシュ。集団がバラける前に戦いを仕掛け
まずはブラドルのインを差して3番手に浮上。
ペースの早いレプソルの2台を追ううちに自分にアドバンテージがあることを確認。
そしてマルケスのインを差していよいよトップを狙いに行く・・・
ロッシがブレーキングでアドバンテージを持ってる・・・昔だったら当たり前のことだった
けど、ペドロサを攻め立て抜き去った姿を見て「あぁ、とうとう見つけたんだな」と勝負
できるセッティングになってることが理解できた。
そこからのロッシの走りはかっこいいの一語ですよ。20周にわたって一度も下がる
ことなく攻めに攻めた。
ブレーキングを改善出来たことで彼らしいコーナーへの進入や切り返しが随所に
見られたし、そこがクリアになったことで平均速度を上げた流れるようなラップが
可能になった。(ロッシの闘争心・・・ちっとも衰えてない)
すべてを振り切って会心の勝利。
勝ちましたよ・・・
ホントに勝ちましたよ・・・
バイクにキス。
表彰台にキス。
ロッシには表彰台の真ん中が似合う。(王者の帰還)
今日バイクで走ってるときもロッシの強いレースっぷりが思い浮かんでなんだかすごく
嬉しかったよ。アッセンの観客の盛り上がりなんか見ててもやっぱりロッシが勝つと
みんなが喜ぶんだよね。
二週間後のドイツGPも楽しみになってきちゃったなぁ・・・ロッシ、また頼むぜ!(^-^)v
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