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Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

日本史との出会い

2015年01月06日 22時14分30秒 | 日記

 高校生の時、僕は日本史にはまっていた。受験勉強よりも歴史をさかのぼる資料を図書館で読みあさっていた。そのきっかけは、高校の日本史の授業だった。

 早稲田大学卒で学生時代に応援団だった吉田先生の日本史の授業は本当に面白かった。毎回、今日はどんな話が聞けるのか、いつも期待して授業に臨んでいた。ただ受験のための「暗記」ではなく、人間が生死をかけて追い込まれたときにどのような行動をとったのかを結果としての客観的な事実に基づいて、その心理をも想像しながらドラマティックに語るその授業は、一人の人間の生きざまを垣間見るような感覚にさせ、当時、太宰文学にはまっていた自分には、創作された文学の世界とは違う、生の人間が死に物狂いで生きた世界を見せつけられたかのように、その魅力を感じたのかもしれない(文学については、創作とはいえ、その状況下におかれた際の細やかな心理描写はとても面白く興味深いのだが)。

 自分も、これまでの恩師のように、「もっと知りたい」「もっとしたい」と子どもたちが思えるような授業をしたい。小学校、中学校、高等学校、それぞれの時代に、学習指導要領に定められた教科・領域を学び、その世界を知り、興味関心を抱き、さらにそれが生涯学習へとつながっていく、国語(現代文・古典等)でもいい、社会(地理・歴史・公民等)でもいい、算数・数学でもいい、理科(化学・物理・生物等)でもいい、体育でもいい、音楽でもいい、図工・美術でもいい、技術・家庭科でもいい、何だっていい。教員にとっては1時間の授業にすぎないかもしれないが、子どもたちにとってはその1時間の授業は新しい世界を知る機会なのだと思う。授業で学ばなければ、一生涯知ることのない世界。

 障害児については、記録として残っているものとして最古のものは古事記に示されている。国つくりの物語、「蛭子」。太古の昔から変わることなく、共生している。

 吉田松陰については、司馬史観以外に、史実に基づいてまとめられているものに、一坂太郎氏の書籍が参考になります。

                                                       

畠山


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