Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

実態把握から具体的な指導内容を設定するまでの流れの例(流れ図)

2018年04月15日 00時24分17秒 | 日記

 新学習指導要領解説「自立活動編」は、初めて(幼稚部・小学部・中学部)として出されました。

 現行までは高等部も含まれていました。まだ出ていない高等部学習指導要領の本体が出た後、高等部の解説「総則編」、「各教科編(『流通・サービス』等の専門学科を含む)」と一緒に、「自立活動編(高等部)」が出されるのでしょうね。

 今回の自立活動編の特色として示された「実態把握から具体的な指導内容を設定するまでの流れの例(流れ図)」のことを考えると、一般就労を目指す軽度知的障害や、発達障害の生徒、高等部段階の視覚、聴覚、病弱、肢体不自由の各事例を挙げて例示すること、そして今後進められる高校での通級指導教室の内容などを特筆して記載するために分けたのかも知れません・・・(あくまで予測です・・・)。

 先週、浦和の須原屋で幼小中の総則、各教科、自立活動の解説を購入し、それを基に、12日に本校の研修会で個別の教育支援プランA,B,についての資料を作成し、自分の持ち時間、25分間で話をしました(「自立活動編の解説、159円+税です、今後十年、授業づくりの基準となります、是非目を通してください」と、折に触れしつこく言ってしまいました・・・)。

 実態把握をして結果を出したとしても、その結果から具体的な指導内容につなげることは意外に難しく、それなりの経験と知識が求められます。

 ここをどうつなげるか。今回の学習指導要領解説「自立活動編(幼稚部・小学部・中学部)」では、その流れ図が示されています。参考にしていただければと思います。

 その他、現行と新学習指導要領の新旧対照表を個人的に作成して研修会資料として配布しました。自立活動を見てみると、発達障害をカバーする内容や合理的配慮に関する裏付け、育成を目指す3つの柱等々の根拠となる文言が加筆されていいることが垣間見れます。

 そんな話を本校でお話させていただきました(畠山)。

 


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