名古屋港管理組合の招待で、ポートアイランドを巡る2時間ほどの名古屋港クルージングを楽しんだ。
集合時間に合わせ、名古屋港ガーデンふ頭に行くと岸壁には航海練習船「銀河丸」が停泊していた。
銀河丸は各商船大学や商船高専などの練習船で、総トン数6185トン、全長116.4m、9000psのディーゼルエンジンを積んだ最大速力20.5ノットの船で、定員246名(実習生180名)の船ですが、客船と違い、見た目もスマートで、実習生もあこがれそうな船です。写真をクリックすると拡大します。
丁度デッキに船員さんがいたので、撮影をお願いすると気さくに笑顔で応じてくれた。
数枚撮ってお礼を言うと挙手の礼、更に数枚撮影。
この日は快晴、真っ青な空、海も穏やか。まさにクルージング日和。
クルージングの船は「ぽーとおぶなごや」
全長34.5m、最大速度25.2ノット、総トン数158トン。
銀河丸に比べると小型だが、中はとても豪華。
招待客を乗せた船は10時に出港して、稲永ふ頭を右に見ながら進む。ふ頭の向こうにはトリトン(名港西大橋)の赤い橋脚も見える。
白い橋脚のトリトン(名港中央大橋)の下をくぐったが、間近に見上げると大きな橋脚だが、とてもスマートで美しい。
トリトンをくぐって金城ふ頭の先端にある名古屋港船舶通航情報センターを右に見ながら進む。情報センターは名古屋港に出入りする船舶の通航を監視している。空港の管制塔のような役目をしている。
この時は大きな船の出入りがなく、タグボートは一休み。
飛島ふ頭に近づくとキリンの愛称でおなじみのガントリークレーンの列。
赤白に塗り分けられた姿は力強さより優雅に見える。首を高く上げているのは休憩中。首を水平に下ろしているのが仕事中。
休憩中の3基をカメラを少し傾けて撮ると、キリンが青空に長く首を伸ばし、今まさに前足を上げようとしている。
飛島ふ頭にある中部電力西名古屋火力発電所は、浜岡原発が停止しているので、それを補うためか?ただ今リニューアル工事の真っ最中。
鍋田ふ頭の高潮防潮堤を過ぎて名古屋港から伊勢湾へ出ると真正面に中部国際空港セントレアの管制塔が見える、天気が良くて黄砂もなく見通しがよい証拠。
ポートアイランドを回ると東海市の南浜ふ頭、北浜ふ頭、見えるのは中電、東邦ガスなどのLNG基地、中電知多火力発電所。そして石油会社の石油基地。
この南浜、北浜のふ頭はとても広く、この間に名鉄常滑線の駅が寺本-朝倉-古見-長浦-日長-新舞子と6っもある。
船は今度は船舶通航情報センターを左に見ながら進むと、右手に新日鉄住友が現れる。鉄鉱石や石炭の積み下ろしに岸壁は欠かせない。
さらに進むとトヨタの自動車積み出し基地。丁度大きな運搬船が着岸していた。
運搬船の向こうに見える赤白の煙突は東レ東海工場の煙突。高架道路は伊勢湾岸道。
船は青い橋脚のトリトン(名港東大橋)を見ながら進み。
2時間ほどのクルージングを終えた。
名古屋港は岸壁や橋の上からはよく見ていたが、船上から見るのは初めてで 珍しいものにいろいろ出会えた有意義なクルージングだった。
そして名古屋港は日本一多くの貨物を扱っている、貿易額が日本一、港の陸地面積が日本一、自動車の輸出台数が日本一であることも驚きながら知った。そして名古屋港についての理解が深まった良い一日だった。写真はすべて窓越しに撮ったがガラスのかぶりもなく、船は若干揺れたがピントもしっかり合って一応満足な写真が撮れた。
今日の費用、駐車料金500円なり。
先日、東浦町の広報で募集していた山崎プロによる写真教室が於大公園で行われた。
私も於大公園管理職員のSさんに誘われて参加した。
参加人員は30名ほどだったが、一眼レフを持った、カメラに慣れた、日頃から写真を撮っているような人は数人で、他の人はほとんどカメラの扱いがままならない人達のようだ。
最初に於大公園このはな館の会議室でカメラの特性、撮影方法などについて講義を受けた。
内容は1)露出モード、2)マクロモード、3)フォーカスロックの活用、4)露出補正、5)ホワイトバランス、6)構図とアングル、7)光の使い方
の説明があった。
講義の後、このはな館前のバラ園で花の撮影実習を行った。当日は丁度雨降りで傘を差しながらの撮影だったが、花びらについた水滴が綺麗で、傘を投げ出して濡れながら熱心に撮っている人も何人かいた。
撮影の後は会議室でプロジェクターを使って各人の写真についてプロの講評があったが、皆さん構図、背景のボカシなどとてもうまい。(事前講義のたまもの)
日頃あまりカメラを扱っていない人とは思えない出来だ。また想像もしなかった着眼点、被写体もあり驚いた。
皆さんが撮った写真の掲載は出来ないので、当日私が撮った写真を掲載します。
写真をクリックすると拡大します。
雨の日は花びらについた雨粒が綺麗だ。また光の陰影に悩むこともなかった。
先日八橋かきつばた園へ出掛けた。このかきつばた園は無量寿寺の敷地内にあり、敷地4000余坪の庭園内の1300坪の池一面に3万本ほどのかきつばたが咲きそろい、丁度見頃を迎えていた。写真をクリックすると拡大します。
開いた花はアヤメや花菖蒲によく似ているが、花びらの中心に白い線が入っているのがかきつばたの特徴。
八橋のかきつばた園は平安時代の歌人、在原業平が「かきつばた」の5文字を句頭に入れて歌を詠んだといわれる伊勢物語の昔から広く知られるかきつばたの名勝地です。
からころも きつつなれにし つましあれば
はるばるきぬる たびをしぞおもう
ぎっしり植えられた花の、少しあいた隙間では、池のみなもにかきつばたが影を落としている。
満開の花の見ごろをテレビカメラも狙っています。
女性カメラマン??もスマートフォンで撮影。
かきつばたまつりが5月26日まで行われているので、見頃はまだしばらく続くだろう。
於大の方の縁で姉妹都市を結んでいる新城市で「長篠合戦のぼりまつり」が行われたので、町仕立てのバスで見学に行った。写真をクリックすると拡大します。
天候は生憎の雨で、小降りになることもあったが、ほとんど一日中降り続く中での催しだったが、合戦行列をはじめ、居合道、よさこい踊り、火縄銃の砲術など熱心に行われた。
長篠城は城主が奥平貞昌が守る徳川方の城だが、これを15000の武田軍が攻め、落城寸前に鳥居強右衛門などの働きで織田、徳川軍の援軍が参戦し、かの有名な織田鉄砲隊三段構えの攻撃でさしもの武田軍も敗退し、その後武田軍は衰退した因縁の長篠合戦です。
まつりは朝6時から行われていたが、私たちは10時半ごろに着いたので式典に向かう武者行列から見学した。
のぼりまつりだけあってのぼりの数も多く、艶やかだ。
式典のあと、最初に鳳来中部小学校の生徒による長篠合戦の歌が披露されたが、雨の中、可愛そうなほどびしょ濡れになって、それでも元気に合唱を聞かせてくれた。
居合道の儀式では中村流抜刀の達人が台に据えられた茣蓙の束の据物切りを披露。雨の中だが気合のこもった技を見せてくれた。
続いて若者たちのよさこいおどり。雨のため足元の悪いなか、濡れた衣装でそれでも軽快に舞、踊った。
一人の女性が大きく手を広げた様は、たまたま後ろの上に掲げられた忠義の武将鳥居強右衛門の貼り付けの絵と相まって長篠合戦の勝利の雄叫びをあげているようだ。
雨の中の写真撮影は対象に動きがあるだけに大変苦労する。
撮影に適した場所の最前列には、大会関係のカメラやテレビの三脚が並んでおり、視界に制限がある。右手でカメらを持ちながらシャッターを押し、左手は傘を持ってその手でズームを調整する。チャンス!と思う瞬間、隣の人の傘でこちらの傘が押され、カメラがあらぬ方向を向く。ピンボケ、手振れ、方向違い、なかなか思うような写真が撮れない。
そのうち火縄銃砲術隊が入場してきた。幸いこの頃には雨もほとんど上がり、傘が要らなくなり、カメラの確保も十分にできる。
鉄砲隊員はかぶっていた笠や、陣羽織を脱いで銃に火薬を詰め、火縄に火をつけ発砲の準備。
発砲が始まった。
とどろく轟音に驚く女性。
ところがこの頃からまた雨がひどくなり、火縄の消えるものも出るほど。それでも何とか発砲は続けられるが、カメラに写るのは発砲した後の煙ばかり。
なかなかタイミングよく火炎が撮れない。雨はやまないが傘をさすのをやめて、カメラにタオルをかけて一発必中で狙うが、なかなか!
それでも何とか数枚撮れた。
発砲の瞬間顔の横では火の粉が飛んでいる。
銃口から飛び出す火炎はすさまじい。
20分ほど続いた砲術隊の妙技が終わる頃には土砂降りの雨になった、その中で
の勝どきの雄叫び。
その後の妙技は中止のものが出るほどの大雨になり、私たちは予定を繰り上げて帰路についたが、初めてのいろいろな妙技に堪能した一日でした。