藤原家の氏神、天児屋命の巻
さて、前回は山辺の道の終点で。春日大社のお話でした。春日大社に行ったのは、原付旅では無いのですが、東大寺、二月堂でのお水取り(修二会)の時に私だけ参拝しています。何で一緒に来て別行動?そのお話はまた別の機会に…。
藤原家の氏神、天児屋命の巻
さてさて、藤原家の氏神「天児屋命(あまのこやねのみこと)のお話です♪
古事記の天岩戸のお話、覚えていますか?アマテラスの弟のスサノウが高天原で大暴れ、その責任を自分の事と思って岩戸の奥にお隠れになり、世の中が闇に包まれてしまった。困った神様が相談をして、再びアマテラスに出てきていただく作戦を立てました。
その1!ナガナキドリを鳴せ朝が来たことを知らせる作戦
その2!ドンチャン騒ぎ!ウズメが神楽を踊り、コヤネは祝詞を捧げました。「アマテラス様よりも美しい神様が現れた!めでたい!めでたい!」岩戸の前に鏡と勾玉を用意し、外の様子が気になったアマテラスが外を覗こうとした瞬間!力自慢のタヂカラオが岩戸をこじ開け、フトタマが注連縄(しめなわ)で穴を封印!こうして地上に太陽が戻りましたとさ。
そうです♪この時に祝詞を読み上げた神様こそ、天児屋命(あまのこやねのみこと)!
彼の血筋か後に蘇我入鹿暗殺し、藤原京、平城京、平安京と繁栄させていく中臣鎌足(なかとみのかまたり)!藤原家のご先祖さまなのです♪
藤原家にとって、ご先祖さまをお祀りする春日大社はとても大切な神社ってわけですね。
同時に天皇を護衛する武士の始まりとも言えるんじゃないですかね。当時の敵は、人だけじゃなく、目に見えない疫病や気候変動などによる飢饉などもあったでしょう。そんなよくわからない者たちを「いない」と言う意味の「おぬ」から転じ都を脅かす「鬼」の存在!それらから都を守る戦闘集団「藤原氏」
漫画「鬼滅の刃」で鬼を殺せるのは日輪刀での首の切断、日光を浴びせる、そして藤の毒!きっとここにつながっているんでしょうね。
祝詞を唱えたって事で言霊の神様、作戦を立てたって事で知恵の神様、藤原家の繁栄から出世の神様、色々ご利益ありそうですね!
次回は久しぶりのタイム原付旅!幼き頃の笑える話3部作!
次回 馬鹿な!若草山に豹男現る!逃げ惑う修学旅行生!の巻