DM研究所 8コストタップトリガーのコストを踏み倒せ!相手にカードを引かせるな!残虐非道“アモン・ザ・ロック”
事「はい、カードゲーム事務局です。」
池「お世話になります。DMのカードについての質問ですが、よろしいですか?」
事「はいどうぞ。」
池「最新、24弾のカードに、『自分のマナゾーンのタップされていないカードを8枚タップして以下のTT能力を使ってもよい。』というカードがありますね?」
事「ええと・・タップトリガー能力?何ですか?」
池「各色にあると思いますが。例えば【デプス・ノーブル】とか。」
デプス・ノーブル
水文明 クリーチャー サイバー・ウイルス
2マナ パワー1000 ベリーレア
このクリーチャーで攻撃するかわりに、このクリーチャーと自分のマナゾーンのタップされていないカードを8枚タップして、次のTT能力を使ってもよい。
TT-水以外の文明をひとつ選び、自分の山札の上から2枚を表向きにする。その中から、選んだ文明のカードを手札に加え、残りのカードを好きな順序で山札の一番下に戻す。
事「ええと・・・はい、ありますね。」
池「これらの能力は、【サーベルフィーリ】でコピーできますね?」
事「何ですか?何と言うカードです?」
池「【サーベルフィーリ】です。」
事「少しお待ち下さい。・・・・・はい、【サーベルフィーリ】ですね。」
聖騎士サーベルフィーリ
光 クリーチャー レインボー・ファントム
コスト5 パワー4000
■このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップしてバトルゾーンにあるクリーチャー1体のタップ能力を使ってもよい。
池「これは、タップトリガーをコピーするカードですよね?」
事「はい。」
池「【デプス・ノーブル】のカードに書かれているのは“タップトリガー”のマークですから、これはタップトリガー能力ですね?」
事「はい。」
池「では、【サーベルフィーリ】でコピーできますか?」
事「はい、出来ます。」
池「その場合、【サーベルフィーリ】はマナゾーンのカード8枚をタップしなくても能力を使えると思うのですが可能ですか?」
事「・・・何故でしょうか?」
池「24弾のタップトリガーカードのテキストは、
『“このクリーチャーは”マナゾーンのカードを8枚タップしたら、以下のタップ能力を使っても良い』
なので、タップトリガー能力自体は持っていますが、
『自分自身が使うには条件がいる』
という物です。
つまり、上のテキストと下の“タップトリガー能力”のテキストは独立しています。
【サーベルフィーリ】は、
『バトルゾーンにあるタップトリガー能力を使っても良い』
なので、上のテキストとは関係ないと思うのですが。」
事「なるほど、少しお待ち下さい。」
20秒後
事「お待たせしました。はい、できます!」
池「そうですか。ありがとうございました。」
以上、7月某日の僕とDM事務局様との会話でした。
ちょっと意外性のありすぎる質問だったらしく、ちょっと待ちましたが、保留されずにキチンと答えて頂けました。やはりルール上問題はなかったようです。
・・・しかし実は、今までに僕が事務局さんに聞いた「特殊なコンボ」は、何度か後から出来なくなっているので、今回も場合によっては後から「出来ない」となるかも知れません。
そういった不安も抱えつつ、このコンボを使ったデッキをひとつ、ご紹介したいと思います。
(この、「8コスト踏み倒しタップトリガー」のコンボ、実は今の所それほど強烈ではありません。
24弾に入っている「8コストタップトリガー」に、強力なモノがそれほど無いからです。
しかしもしも25弾に再び、『マナゾーンのカード8枚をタップして』のタップトリガーシリーズが入り、その中に実戦レベルのものがあったら・・・もしかしてこのテクニック、化けるか?!とか思ってます。
さあて、ドキドキだぜ。いろんな意味で25弾が楽しみだ!)
極神編タップトリガーデッキ“8コスト踏み倒しフィーリ”または、“アモン・ザ・ロックМkⅠ”
3×メタルサターン
4×聖騎士サーベルフィーリ
2×バリアント・スパーク
2×シャイニング・ディフェンス
3×デプス・ノーブル
3×マリン・フラワー
1×アストラル・リーフ
1×アストラル・メデューサ
1×サイバーブレイン
1×アクアン
2×ブレイン・チャージャー
2×エンドブリンガー・ドラグーン
4×バイスフレイム・ドラグーン
3×ダークヒドラ
1×スケルトン・バイス
2×デーモンハンド
3×イモータルブレード
2×魔流星アモン・ベルス
「8コスト踏み倒しコンボ」のパーツは【デプス・ノーブル】だけではありません。さらに強烈なものがひとつ!
バイスフレイム・ドラグーン
闇文明 クリーチャー ティラノ・ドレイク
3マナ パワー2000 アンコモン
このクリーチャーで攻撃するかわりに、このクリーチャーと自分のマナゾーンのタップされていないカードを8枚タップして、次のTT能力を使ってもよい。
TT-相手の手札を見て、その中から1枚選び、捨てさせる。
コイツは、酷い。
前述したコンボだけではありません。
怪しいカードが入ってきましたよ。うへへへへ。
【魔流星アモン・ベルス】
ベリーレア 水/闇文明 9マナ
進化クリーチャー:フェニックス/グランド・デビル パワー9000
マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。
進化V-自分の水のクリーチャー1体と自分の闇のクリーチャー1体を重ねた上に置く。
相手は、カードを引いたとき、そのカードを見せる。その後、自分の手札を2枚捨ててもよい。そうした場合、相手はそのカードを捨てる。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
簡単に言うと、相手がドローしたとき引いたカードを見せてもらい、気に食わなかったらこっちが手札2枚捨てると、そのカードを捨てさせる事が出来る進化獣です。
相手の手札1枚に対してこちらは2枚。損してますが、「これはヤバイ」というドローだけ止めれば良いわけですし、少なくとも引いたカードを見ることは出来ます。
で・・・このデッキではコヤツ、強烈な“ロック”(相手の行動に鍵をかけるような戦術を現すTCG用語)をかけてくれます。
前述した【デプス・ノーブル】と【サーベルフィーリ】のコンボやその他でドローを増やすため、【アモン・ベルス】の能力を使う為の手札が潤沢にあります。
また、捨てたカードを【ダークヒドラ】で回収できると、さらに余裕。毎ターン相手のドローを“ロック”する事も不可能ではありません。
全体的にクリーチャーのサイズが小さい事と、タップトリガーの最大の弱点、
「タップすると相手に殴られるので、一方的に相手クリーチャーにバトルで負ける」
という問題点は、【イモータル・ブレード】1枚で全て解決しています。
全員スレイヤーになるので、遠慮なくどんどん相打ちしてやりましょう。むしろ相手を【バリアント・スパーク】でタップしてでも。
全ては【ダークヒドラ】で再利用できます。
基本戦術はこう。
①小型を出して【イモータル・ブレード】を出して相打ちで守る。
②【アストラル・リーフ】【アクアン】などでドローを稼ぐ。【ブレイン・チャージャー】でのマナ加速も重視。
③【サーベルフィーリ】を悪用(笑)し、ドローと手札破壊で相手との枚数差を広げる。盤面は【イモータル・ブレード】による相打ちが行われているから、枚数の多いほうが勝つ。(クリーチャー戦において。)
④そのまま数で押し切って勝つか、【アモン・ベルス】を出す。【アモン・ベルス】による“ロック”を掛け、どうでも良いカードだけドローさせて、最終的に数で押し切る。
○各カード解説
■メタルサターン
【サーベルフィーリ】がレインボーファントムなので、【ダークヒドラ】が入る以上ブロッカーはコイツです。
軽いので、【イモータルブレード】での相打ちにもベスト。
■聖騎士サーベルフィーリ
主役。
とは言え、24弾を見渡してもらうとおわかりでしょうが、コピーしたくなるタップトリガー能力はせいぜい【デプス・ノーブル】と【バイスフレイムドラグーン】ぐらいです。
やはり歴代の“サーベルフィーリデッキ”では、【アドミラル・クイーン】のタップトリガーコピーが一番美しいシナジーでしたね。
■バリアント・スパーク
【イモータルブレード】か入っているならコイツの出番。また、ドローに【ブレインチャージャー】を採用しているので、メタモーフ発動も簡単です。
■マリン・フラワー
【デプス・ノーブル】が居るのでブロッカーはこれ。【ヒドラ】で回収できます。
■アストラル・リーフ
【デプス・ノーブル】【マリン・フラワー】ときたら、殿堂カードのコレが入らない理由はありません。相変わらずうっかり2ターン目に出ると、違うゲームみたいです。
■アストラル・メデューサ
1枚刺しですが、充分良いドローカードとなってくれます。すぐ破壊されるかも知れませんが、逆に言うと相手にとって「破壊しなければならないカード」です。
■ブレイン・チャージャー
【アモン・ベルス】などと言う重いカードを出す以上、多少のマナ加速は必要です。
■エンドブリンガー・ドラグーン
【アモン・ベルス】を出すために必要な闇の軽量クリーチャー・・・出来れば3マナ以下、そして【ヒド】が居る以上、【バイスフレイム】と同種族であること・・・以上を考えるとこのカードがベスト。
オマケに、【バリアント・スパーク】と超絶相性良し!相手がどんな化け物でも、一方的に勝つことが出来ます。
憶えておきたいミニ知識!
タップしているクリーチャーに【エンドブリンガードラグーン】がアタックすると、相手は即座に破壊されます。
バトルが発生しません。
よって何と・・・・ブロッカーが居ても、守ることが出来ないのです!!
「バトルが発生しそうになるためブロック宣言は出来るが、【エンドプリンガー】の『バトルは発生しない』というテキストのため、ブロックしてのバトルも発生せず、そのままブロッカーもタップするだけで終了する」
のだそうです。
■バイスフレイム・ドラグーン
タップトリガーで相手の手札を見て、1枚捨てさせる。
本来なら、8マナタップしてのこの効果が、【サーベルフィーリ】で踏み倒せます。うひょー強烈!
■ダークヒドラ
DMで闇を使う上での必須カード。
■デーモンハンド
ほとんど全て相打ちできるはなので、どうで良いクリーチャーに使わず、ずっと握っておくべきカードです。
【ミスト・リエス】【ダークヒドラ】等のシステムクリーチャーに使うべきでしょう。
■イモータルブレード
場のクリーチャー全てをスレイヤーにしてしまう脅威のクロスギア。
タップトリガーを使用してタップした所を狙われても、少なくとも相打ちできます。
■魔流星アモン・ベルス
悪戯カード。主役ではなくあくまで味付けなので、勝つためには拘らないように!
・・・・とは言っても出したくなるのが人情です。確かに出すと、達しそうになる(何が)ほどカッコイイのですが!!
【ラストル】ととんでもなく相性が良いのですが、それはまた別のデッキで。
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