双流星キリン・レガシー
パワー12000 5マナ
自然/水/火 フェニックス/進化
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V-自分の多色クリーチャー2体の上に置く。
メテオバーン-自分の進化ではない多色クリーチャーを召喚した時、自分の山札を見る。その中から、墓地に置いたクリーチャーと同じ名前のクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
W・ブレイカー
<!-- キリンレガシーデッキ -->
前回までのあらすじ。
「ついに出現した銀河戦艦キリン・レガシー!!人類とおっさん達の希望を乗せて、今、宇宙へと旅立った途端撃沈されたっっ!!」
~銀河戦艦キリンレガシーのうた~歌いやすくしたバージョン
作詞:いけっち店長
曲: 魂の赴くままに
バーン!バーン!メテオバーン!
バーン!バーン!メテオバーン!
コロコロに~載ってなかった最後のスーパーレア~
遅れてきた分玄人好みさ~
同期の奴等(sレア)が派手すぎて シングル価格も最低限
子供も「イラネ」とトレード要員 使ってみたけどまた微妙~
だけど強いぜマナに置いたら~~
今だ!進化・ボルテーーーッック!!
ドッギュワァァアアアン!(効果音)
セリフ
「キリンさんって・・どうして優しい目をしているの?」
「それはね・・・みんなの夢を、守るためさ!」(答えになってない)
メテオ!メテオでバンバンババン
バーン!バーンでババンバババン♪
「喰らえ!ユニバース、シュゥゥーートォッ!!」
「ぐわあっ!やられた!でもそれ、キリンじゃなくてユニバースで勝って・・・」
「悪の栄えた試しは無いっっ!!」
銀河戦艦~♪銀河戦艦~♪
キッリーン、レ~ガ~シィィィ~~♪
ジャジャン!!
(節は“俺はグレートマジンガー”“日本ブレイク工業社歌”“銀河旋風ブライガー”等を適度に混ぜると歌えるような気がします。心に水木のアニキを降臨させよう!)
注・上記のテーマソングがなんのこっちゃわからん人は、以前の日記「ネット上の粋なお遊び・DMデッキバトンに参戦! 」
から、各サイトを回ってみてください。(暇なお方)
チームオヤジが負けたことによる「罰ゲーム」は、近日やらせていただきます。この記事書いてるのが福岡帰りの旅の途中なんで、今はちょっとできないんです。すいません。
さーて、本題。
26弾が発売してすぐ、僕のもとへ
「キリン・レガシーを使ったデッキを紹介してほしい」
というご要望が沢山来ました。
せっかく当たったスーパーレアだから、何とかして使いたい。能力も面白そう・・・ってな具合でしょうな。
でも、以前、コメント欄にも書きましたが、僕は【双流星キリン・レガシー】を強いカードだとは思っていません。むしろ、とんでもなく弱いカードだと分析しています。
ただ、他に無い能力を持っているので、面白いカードではありますね。
しかし中には、
「強いですよキリンレガシー!マジで大会レベル!」
といったご意見も寄せられていました。
・・・・と言うか、そういったご意見が多かったのですよ。実は!
さすがにもう今は、【キリン】が強い、というご意見は来なくなりましたが、せっかくですから「何ゆえキリンレガシーは弱いカードなのか?!」をご説明しておきたいと思います。(キリンいじめ)
■(まともな)大会で生き残れない理由
○進化元が維持できない。
【ダークヒドラ】で【竜神ヘビィ】がぐるぐる・・・とか、ネクロガーディアンデッキ等の除去カードのひしめく大会上位の環境で、
「二体の進化元を維持する」
ことも難しければ、そもそも【キリン】を出した後、メテオバーンを有効に使い切るまで【キリン】本体が生き残れるかどうかも運任せ。
○遅い。
速攻相手には出している猶予もほとんど無く、メテオバーンして有効な
「場に出したとき効果のあるレインボーカード」
を進化元として使う事を考えると(そうでなければメテオバーンの意味が無い)、進化元も5マナ域(【ウィンドアックス】等)の、とんでもなく重いデッキになってしまいます。
○夢のあるコンボもあるが他の手段が・・・
「【タイムチェンジャー】で【ザールベルグ】等を仕込んで・・・・」
というアイディアも、わざわざ【キリンレガシー】を使わなくてももっと確実で、しかも早い方法が幾らでもあります。
結論するに、強いデッキを作ることを考えて判断するならば・・・・
「存在意義が、見当たらぬ!!」 (By散様)
とまで言い切れるのが、【キリン・レガシー】というカードであると言えるでしょう。
■ しかしそれでも、使ってみたいという貴方へ!
そんな訳で、「強い!」という方には「頑張って下さい」としかお答えできなかった僕ですが、
「面白そうなカードだから、何とか有効利用したテーマデッキを組めませんか?」
というご要望にはお答えしたい、と思いました。
そこで僕は、
「冷静に考えて、勝利に直結しない能力」
である【キリン・レガシー】を、
「それを使う意義があるデッキ」
にするため、
「これが決まったら、勝てる!」
というコンボ・デッキとして組み上げることにしました。
なので、「普通の、キリンデッキ」ではありません。(そういうのも作れますが、面白みも意外性もなく、単なる「そこそこ戦えるデッキ」にしかならないと思います。)
一撃必殺コンボデッキ“究極銀河・キリンユニバース”
4×雷鳴の守護者ミスト・リエス
3×究極銀河ユニバース
1×サイバーブレイン
2×解体人形ジェニー
2×デーモンハンド
3×地獄スクラッパー
3×母なる紋章
2×母なる大地
4×霊王機エル・カイオウ
3×電脳聖者タージマル
2×猛菌恐皇ビューティシャン
3×腐敗無頼トリプルマウス
3×戦攻竜騎ドルボラン
2×永遠のジャック・バルディ
3×双竜星キリン・レガシー
最終的にどうするか、は動画でご確認いただくとして、基本的な動かし方をご説明。
■手札破壊後してから【ミスト・リエス】を出そう!
軽コストのレインボーブロッカーを出しておき、適度に【母なる大地】【母なる紋章】でマナゾーンのカードと入れ替えます。
各クリーチャーの「場に出たときの効果」で場と相手の手札をコントロールしていきましょう。
ドローを【ミスト・リエス】に頼るデッキの基本的プレイングですが、必ず手札破壊を仕掛けるか、相手の手札に除去カードが無いことを確認してから【ミスト・リエス】を召還します。
無策のまま【ミスト】を出しても、必ず除去されると考えて間違いありません。そしてそのプレイミスは、そのまま敗北につながります。
○解体人形ジェニー
もっとも確実な手札破壊。これで相手手札を確認してからなら、【ミスト】を安心して出せます。
○霊王機エル・カイオウ 電脳聖者タージマル 猛菌恐皇ビューティシャン
序盤を支えてくれる軽コストブロッカー。また、【ミスト】でドローするデッキである限り、コストの軽いクリーチャーは多めに必要です。
○腐敗無頼トリプルマウス
【母なる】等で4ターン目に召還可能。メテオバーンで出てきても強力です。
○戦攻竜騎ドルボラン
【キリン・レガシー】のデッキにはとにかくお勧めの一品。とりあえずマナに置いておいて、7マナになったら【母】で場に出しましょう。
その後、【キリン・レガシー】の進化元に使うと、メテオバーンでもう一度効果が利用できます。
○永遠のジャック・バルディ
対、速攻デッキの切り札。これから良く見るカードとなるでしょう。
水系速攻デッキを最強デッキの一角としていた【パシフィック・チャンピオン】も、このカードの出現で大きく株を下げましたね。
このデッキを見せると多くの人に、
「あれ?何で【青銅の鎧】が入ってないの?」
とか聞かれます。
入っていて当たり前、のカードの多くが抜けていると、違和感を感じる方も多いみたいですね。(そういった固定観念が身につき始めると、要注意だと思います。)
実はこのデッキ、製作にほぼ半月をかけています。(デッキとしては弱いのに)
その過程で、色々と新しい計算が生まれ、組み立てられていきました。(主に5色デッキを組む際のマナバランス)
おかげで、
「レインボーカードを多く使ったデッキの作り方」
が自分の中でかなり鍛え上げられました。出来上がったこのデッキ自体は大して強くないのですが、その点は今後に生かせると思います。
○【青銅の鎧】は最後に抜けました。
レインボーカードではないうえ、最初しか出番が無いからです。
また、マナ加速はあったほうが良いが、決して「必須」ではないとの結論に至りました。
○コンボ・デッキなので、【ジェニー】は必須。
【スケルトン・バイス】【ロスト・ソウル】などで「アドバンテージを取る」よりも、
「相手の手札を見て、危険なカードを確実に落とす」
方が、コンボデッキにとっては必要な事です。(MTGでいう“カウンター”のかわりがDMでは手札破壊となる。)
まずは、相手の除去カード、またはドローサポート、それが無いなら相手の手札破壊等を落とし、対応力をそぎます。
○ブロッカーが多い理由
色々なデッキとの対戦の結果、速攻系に対しては何とか戦えるレベルに持っていけそうでした。(コンボデッキの宿命で、除去系デッキには逆立ちしても勝てません。)
また、このデッキは基本的に
「一度も攻撃せずに勝つ」
ので、アタッカーが必要ありません。
と言うか、出しても仕事がありません。
なので、優先的にブロッカーを選んでいます。
○【母なる紋章】【母なる大地】が微妙な枚数なのはなぜか
色マナの数のバランス、後はプレイしてみての調整結果です。
【大地】【紋章】でレインボークリーチャーを出しても、【キリン】のメテオバーンが発動しないので、【紋章】を入れるスペースがあったら、一体でも多くのレインボークリーチャーを入れたいのですが、【ユニバース】【キリン】ともに、【紋章】で出す事ができるので、この枚数は必要でした。
■改造するなら
ズバリ!!ミもフタもありませんが
【究極銀河ユニバース】をあきらめ、【ドルボラン】や【ザーディア】がメテオバーンで出てくるデッキ
にすると、今以上にかなり場をコントロールできるようになります。(があああん)
しかし、そう。それなら【キリン・レガシー】なんて入れないで、
普通に【青銅】→【スカイソード】や【ウィンドアックス】と繋いで
【ストリーミング・チューター】でドローし
【母なる】で【ドルボラン】【ザーディア】を出してれば良いのです。
これもまた、【レガシー】の存在意義の無さの証明。
しかし、強さのみ追い求めるのが、カードゲームではありません。
【ユニバース】で勝つ、という
「ちょっと変わった勝ち方」
を狙ったり、普通と違うデッキの組み方をしてみてこそ、
「強くは無いけど、面白いカード」
が輝くのではないでしょうか。
【双竜聖キリン・レガシー】は、色々な事を教えてくれるカードだと思います。