朝5時起床。
本日、10月28日はヴァンガード第四弾、虚影神蝕の発売日。
我がカードキングダム秋葉原駅前店(Twitter)、溝の口店(Twitter)、蒲田店(Twitter)は朝7時オープンだ。
さて、僕も秋葉原に行くか。
6時30分、秋葉原に到着。
店の前に行列が出来ている。これは予想通り・・・なんだけど、何だこの人数!
僕が来た時点で、80人突破状態。寒い中、本当にありがたい・・・さっそく持ってきたホッカイロを皆さんに配る。
「おはようございます!」
「朝からありがとうございます!」
とか声をかけながらホッカイロを手渡す。
「あ!池っち店長だ!」
「本当に居たんだ・・・」
そりゃ実在のクリーチャーですよ。私は。
6時40分。
三階売り場に上がる。スタッフは落ち着いて作業を進めており、用意も万端。
流石に、ヴァンガード発売日イベントも四回目となり、みんな自信に満ちた仕事ぶりだ。頼もしい限り。
実際問題、これだけのお客様が一度に居らっしゃると、いつもの仕事とは、作業内容もノウハウも、全く違ってくる。
普通にしていると、お客様にすげー時間を取らせてしまうのだ。
これは僕達も体験してみないと、わからない事だった。最初は結構、お客様も不自由だったと思う・・・
だから失敗から学んで、こういう時はいつもと違うオペレーションで対応するようにした。
今回は、買取レジを販売レジに切り替えるだけでなく、秘密兵器“ハンディスキャナー型POSレジ”を投入!
これを店長が装備することで、通常の倍の速度でお客様に対応することが出来るのだッ!
実質、レジが三台になったので、お客様にも、スムーズにお買い物頂けるはず。
6時50分。
再度行列の整理。開店前の行列は130人を突破!
こりゃー最高記録やわ。ヴァンガード人気は、第四弾にしてさらに上昇気味って事か・・・!
7時、開店!
お客様が順次店内に入っていらっしゃる。
ボックス、パックのみ購入のお客様はAとBのレジに。
シングルカードもご購入のお客様はCのレジへ。
2つの列に別れて、実にすんなりとお買い物頂けている。良かった!このパターンで正解だったかな?
7時20分。
お客様には、順調にお買い物頂けている。
デュエルスペースはパック開封ゾーンと化し、他のスペースもどんどんパック開封スペースに。
7時30分。
シングルカードの売れ行きも順調。
店長の英断で、今回の初期価格はいつもより、更に安く設定したので、お客様からも
「や、安いっ!」
「マジか!」
という声が上がっている。
真っ先に無くなったカードは・・・《髑髏の魔女ネヴァン》!
さすがにスタート価格1000円は安すぎたか・・・。
次に人気だったのは、我々も「最初はトップ人気だろうな」と予想していた《漆黒の乙女マーハ》。
そして《暗黒の盾マクリール》、《ファントム・プラスター・ドラゴン》・・・
要するに“シャドウパラディン”大人気、という事だ。
これは素晴らしい!
ぶっちゃけこの弾は、RRRが3種類もあることからわかるように、“シャドウパラディン”が中心の弾。
今から見たら「シャドウパラディンが人気になるのは当たり前だろ」と言われる事かもしれないけど、ほんの数ヶ月前には“シャドウパラディン”というクラン自体が影も形も無かったのだから、ブシロードとヴァンガードのアニメは頑張って、ここ数ヶ月で、
「シャドウパラディンを使ってみたいと思って頂ける市場」
を創り上げたと言う事だ。
カードファィト!!ヴァンガード"シャドウパラディン"デッキ解説
7時50分
予定以上にお客様の流れが良好。
かといって、前の弾に比べて販売数が落ちているわけでなく・・・POSデータによると、前回の1.5倍以上の速度で売れている?!
同時に、シングルカードもすごい速度でなくなっていく。ありがたいが、これはヤバい。シングル在庫が無くなりそうだ!
なので、昼から始めようと思っていた買取り業務を、9時スタートに修正。
スタッフがさっそく、シングルの売れ行きに従って、買取表を修正する。
オープン前は、《髑髏の魔女ネヴァン》が700円買取で大サービスのつもりだったけど、それても追いつかない、1000円以上の買い取りに修正。
《漆黒の魔女マーハ》もさらに高価買取に!
8時。
デッキを組み上げたお客様が、対戦をはじめ出した。
「シャドウパラディンつ、強ええ!」
「今回は特に、使われると強さが解るカードが多いですね・・・」
とか、色々意見が出ている。
「イニグマンって、あんまりヴァンガードらしい絵じゃないなぁ」
って声が多かったので、デュエルスペースにネタ投下。
「イニグマンのイラスト書いてる“丸山浩”さんって、ウルトラマンティガとかガイアとか怪獣をデザインした人らしいぞ。
つまりイニグマンは、そういう意味でホンモノ。」
「な、なんだってーっ!」
そう聞くと、いきなりかっこ良く見えてくる不思議。
ちなみに“イニグマ”は“エニグマ”と同じ言葉で、「謎」とか「クエスチョン」の意味らしい。
つまりイニグマンは、「謎マン」。
8時30分。
お客様方に挨拶して、秋葉原店をあとにしよう・・・とする。
次々にお客様に捕まる。話しかけて頂いたり、サインを求められたり。
髭そって無かったので、写真は遠慮したいところだったが・・・まあ、しゃーない。
こういうのが続いて、店を出たのは結局9時30分。
9時30分。
秋葉原店を出る。
人だかりが出来ているので、何かな?と周りを見渡すと・・・
向かいのラジオ会館に、人工衛星(のオブジェ)が突き刺さっていた。
シュタインズゲートイベント
やっぱ秋葉原はたのしいなぁ。
夜・閉店後
さて、POSデータで、本日の結果を見てみよう。(秋葉原駅前店、単店データ)
ヴァンガードブースターパック4弾 虚影神蝕 販売数40,000パック超
ボックス数にして1,300BOX以上。前回よりかなり上。
その割に売り場に混乱が少なかったように思う。落ち着いてお買い物頂けるよう、改良したのが、結果につながったのかな。
さて、シングルカードの動向を、販売数順で見てみよう。
(枚数は、秋葉原店初日での販売枚数)
上位1~5位(各種約50枚前後)
1位 漆黒の乙女マーハ
2位 ダークメタル・ドラゴン
3位 髑髏の魔女ネヴァン
3位 暗黒の盾マクリール
5位 ファントム・ブラスター・ドラゴン
上位五種はシャドウパラディンで締められた。
やはり一番人気は、《漆黒の乙女マーハ》。
しかし《髑髏の魔女ネヴァン》《ファントムブラスター・ドラゴン》は、買取るたびに売れて、時折売り切れになっていたので、ずっと在庫が尽きていなければ、《マーハ》を上回っていた可能性は高い。
《ダークメタルドラゴン》が人気なのは、シングル価格がずば抜けて安かったのもあると思われる。
上位6~10位(各種約40枚前後)
6位 シュテルン・ブラウクリューガー
7位 アンバー・ドラゴン“黄昏”
8位 イニグマン・ウェーブ
9位 エリート怪人ギラファ
10位 ダイヤモンド・エース
ここからシャドウパラディン以外がランクイン。
ものの見事に、別クランのキーカードがバラバラに入っている。
枚数差もほとんどなし!(ほんの少しノヴァグラップラーが人気)
つまり!シャドウパラディン以外のクランは、ほぼ同じ人気だ、という事。
極端に人気の無いクランが無いってわけだ!(何か忘れてるような・・・)
すげぇなヴァンガード。こういう環境は狙ってもなかなか作れんぞ。
つまり、デュエルスペースで対戦すると、色んなクランのデッキと対戦できる可能性が高いって事だ。
上位11~(各種約30枚前後)
11位 イニグマン・ストーム
12位 邪甲将軍ギラファ
12位 グルルバウ
14位 アンバー・ドラゴン“蝕”
14位 コスモビーク
16位 パラライズ・マドンナ
17位 ブラウクリューガー
18位 コマンダーローレル
19位 ヒートネイル・サラマンダー
以下省略
《コマンダーローレル》は、ディメンジョンポリスで組むにしても、入るデッキと入らないデッキに別れるようだ。(僕は使う派)
なので、同じディメンションポリスを作る人の中でも、必要とする人としない人がいるんだろう。
《ヒートネイル・サラマンダー》は、“かげろう”の新除去カード。
カウンターブラストを消費しないで退却させられるのが強そうなんだけど、まだ皆様子見なのかな。
4弾のクランの中では、シャドウパラディンが一番人気で、“メガコロニー”“かげろう”“ノヴァグラップラー”“ディメンジョンポリス”はほとんど横並び。これは、4弾は長期にわたって人気のセットになりそうだね。
シングル販売数そのものも、前回を大きく上回った。
・・・あれ?何か忘れているような・・・・
ぬわっ!本来の主人公クランが!
光の牙ガルモール 販売数10枚
だ、誰か使ってあげて~!
以下土曜日になってからの追記
「大丈夫、《ガルモール》も、そのうちアイチ君が使ってくれる違いない・・・!」
とか思ってたら!
TVアニメ「カードファィト!!ヴァンガード」次週の予告編で、アイチがぁ!シャドウパラディン使いにぃぃいいい!!
ガルモールに未来は無いのか?!だ、誰かっ!
以下さらに追記
「ガルモールはデキる子ですよ!」
と秋葉原店店長が発奮し、ガルモールを使ったデッキ“ブリザードフォーメーション”を開発。
野試合、店舗大会で好成績を出し、アニメでもコーリンが使い始めたので、《ガルモール》も普通に動きはじめました。
発売から約三週間たっての動向
発売から少し経って、シングルの動向も変化が出てきた。
シャドウパラディンのトップ人気カードは、ブッチギリで《ファントムブラスター・ドラゴン》に。(販売数200枚超え)
《髑髏の魔女ネヴァン》は150枚超え。《漆黒の乙女マーハ》は100枚超えで、シャドウパラディンのトリプルレア三種は、順位がハッキリ出たイメージ。
他のクランのデッキも面白い動きをしている。ヴァンガードは、“メガコロニー”のように、
「何か今までにも見たことある効果だな」
とか思っても、実際に使ってみるとずいぶんとイメージが違う、というカードや、本当に試してみないと分からない、以外な強さのカードが多い。
これからも、面白いシングル動向になりそうだ。