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流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

最近、最も多い水車設計はフランシス水車です

2015年06月23日 | 再生可能エネルギー発電タービン

最近、最も多い水車設計はフランシス水車です。

というのも設計水車出力の範囲が100KW~600KWぐらいまでが弊社では多く設計しており、その出力の水力地点では30~90m程度の中程度の落差で水量も毎秒0.5トンから1トンぐらいが多いため、適切な回転数と効率から水車タイプがフランシス水車になるからです。

フランシス水車の良い点は、効率が高く、回転数も速い方であり、流量変動に対しても効率の低下が少なくなるように設計可能で、全体が頑丈で羽根も耐久性があり長く使えるなどです。

ただ羽根の設計は難しいので設計出来る企業は限られ、弊社では全ての比速度範囲を高効率で設計できるため、最近大変フランシス水車の設計依頼が多いのだと思われます。

どんどん性能データも溜まって来ましたので、国内全ての1000KW以下フランシス水車は弊社で設計する状況になる日が近いと考えています。

 

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